小谷・上越・奥只見の旅 |
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▼種類:自動車
▼期間:04.09.11〜09.14
▼総走行距離:967km
▼天候:晴れ
▼有料道路:不使用
▼備考:全般に主要国道を使用。全行程において特に渋滞も無く、通行に支障をきたすような障害も無かった。 |
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国道20号線・甲州街道にて西進。甲府付近はいつも渋滞している。甲府を抜ければ、しばらくの間は笛吹川と並行する。晴れていれば南アルプスが望めるが、夏の時期はなかなか見る事は出来ない。
甲府以西は比較的カーブも緩やかで走りやすい。諏訪付近は多少走りにくいが、新しいバイパスを現在工事中である。国道20号線の最高所、塩尻峠を越えれば、国道20号線の終点。直進すれば国道19号線・中山道となり、名古屋に行ける。
右折して、19号線を長野方面へ北上。左側には北アルプスが望めるが、やはり苦しい。白馬方面へは、主に3つのルートがあるが、今回は主要地方道51号・大町明科線で大町まで行き、国道148号線・糸魚川街道を北上。
木崎の手前から、非常に整備された区間となる。→
この日は、この先の道の駅・白馬にて休む事に。 |
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翌朝、空には雲ひとつ無い快晴となっていた。
←美しい北アルプスが望め、冷たい雪解け水(川)と大糸線を交え、撮影。 |
国道148号線を北上する。西側には北アルプスの美しい山々が望める。→
小谷村に入るところあたりからは、北アルプスを望む事は難しい。 |
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北上中、助手席側の後輪のホイールカバーが外れてしまった…。かねてより懸念していたが、遂に外れてしまった…。後ろに車がいない事が幸いした。
南小谷駅から先の大糸線は、非電化区間となり、列車の本数も極端に少ない。廃線の噂も流れているが、末永く走ってもらいたいものである。
←南小谷と中土の間にて、JR西日本の大糸線、キハ52を撮影。 |
南小谷を越えると、国道148号線も、大糸線も、一挙に険しくなる。
国道148号線の現道は、左のトンネルであるが、旧道は中央の洞門である。右は、既に大糸線がトンネルの闇へ入っている。→
旧道は、JR中土駅へとつながっている為、多少の交通量はある。 |
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←中土駅。大糸線の駅は、本数の割りには交換設備や、留置線がある駅が多い。中土駅もそのひとつで、1面2線のホームと、両側に1線ずつ留置線が存在する。
以前、この駅で何度か宿泊した事があるが、 当時より何も状況は変わっていない。駅舎は、1995年の水害で流されてしまった為、新しい。駅舎内は木の香りがいい感じに漂っている。 |
少し北へ進み、今度は北小谷駅の北側の山へ入ってみた。
大糸線と、現国道148号線と、旧148号線のそれぞれの姫川を渡る橋梁が望めた。→
大糸線よりも、圧倒的に国道の方が交通の要となっている。
折りしも、今度の大糸線の列車は、国鉄色に戻ったキハ52が登場した。 |
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←今度の列車が国鉄色であった為、また中土駅へ戻り、姫川を渡るキハ52を再度撮影。
やはり、大糸線と姫川はよく似合う。 |
国道148号線は、非常に整備が整っている。しかし、それも1995年に発生し、多くの犠牲者を出してしまった水害もまた原因である。
多くのトンネルが続き、トンネルを抜けると同時に、新国界橋を渡る。→
この橋も、出来て間もない1995年の水害にて流されてしまい、2代目の橋である。新潟県への標識は、朱鷺のイラストが描かれ、凝ったものとなっている。 |
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←新国界橋の西側には、旧148号線の国界橋が高い位置に存在する。
新国界橋が下路式アーチ橋となっているのに比して、こちらは上路式アーチ橋となっている。赤い塗装が美しい。下を流れる蒲原沢が、1995年の大水害の主である。 |
新国界橋を渡るとすぐ、左に道がある。旧道への入り口である。つづら折のカーブを経て、坂を登ると旧国道148号線とぶつかる。左へ曲がると国界橋。右は、知る人ぞ知る、葛葉峠である。
左へは簡単なゲートが設けてあるが、右へは強固なゲートが設置してある。その理由は、廃道ファンなら知っているはずだ。
旧道は草が伸び放題である。→
トラック用の廃タイヤが重ねてあったりしたが、土砂対策なのか、単なる不法投棄なのかは不明である。 |
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←スノーシェルターが現れる。が、様子がおかしい。 |
道が無い。→
大規模な土砂災害によって、スノーシェルターもろとも、一切合財流されてしまったのである。廃道どころか、無道である。 |
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←少し戻り、現国道148号線の道の駅・小谷にて温泉に浸かる。
日曜日もあってか、大盛況である。レストランも併設されており、小谷産のそば粉をつかったそばが食べられる。 |
新潟県へ入り、大糸線最初の駅は、平岩駅である。
列車の時間が近かったので、平岩駅にて撮影。→
JR色の列車からは、2人の乗客が降りていた。
その後北上し、糸魚川からは国道8号線を西進する。
天下の険、親不知にも、国道8号線の廃道、北陸本線の廃線が存在する。親不知の険しい道のりを経て、道をそれる。 |
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←もうかなり日が落ちてきてしまった、日本海の夕暮れである。
背中には北陸本線が走るが、日は雲に被われ、撮影できるか厳しくなってきていた。 |
撮影の準備中に、札幌行きトワイライトエクスプレスが過ぎて行き、とっさにシャッターを押したが、この通り暗い。→
EF81の単機も2度程登場したりしていた。 |
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←はくたか号が来る頃、ちょうど日が差したのだが、もう光も無く、まだまだ自信の無い流し撮りにかけてみたが、結果は若干トリミング。 |
続いて455系の普通列車。→
今度はトリミング無しでも問題無さそうな仕上がりだった。しかし、若干ボケている…。流し撮りはまだまだ鍛錬必須である。 |
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遂に日も暮れてしまった。
←かろうじて、北越号を流し撮り。やはりボケ気味である。
この後、国道8号線を東へ進み、道の駅・風の丘米山にて一夜を越す事とした。この道の駅は、山の上に位置し、眺望もかなり良い上に、本線から離れている為、静かで眠りにつきやすい。また、猫も住み着いている。 |
あくる日もまた天気は良かった。道の駅から少し戻り、信越本線の撮影地を探していたが、米山駅で撮影することにした。→
海が目前に広がり、青々とした美しい日本海を180度のパノラマが広がる駅である。ホーム奥には防波堤があるが、低く、車窓も良いであろう。そして、釣り人が竿を並べていた。 |
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←大阪から新潟へ走る夜行急行、きたぐに号がやって来た。もうかなり貴重となった583系での列車である。
久々の583系であったが、やはり国鉄色であろうか…。
実は、撮影地を探してうろうろしていたら、大阪行きのトワイライトエクスプレスとすれ違った…。時刻表はよく見ておくべきである。 |
485系を使った快速、くびき野号も登場した。やはり、流し撮りはまだまだ鍛錬の必要有りである。しかし、何とか思い通りの構図となった。→
この後、俯瞰撮影をしようと思い、再びうろうろ探し、良さそうなところを見つけたのだが、閉鎖されていた。今思うと、そこから歩けば良かったと思う。 |
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←旧国道8号線を進んでいると、何と信越本線の廃線跡を発見。
トンネルから海沿いになだらかにカーブしているのが廃線跡である。 |
いよいよ場所が無くなり、あえなく土手を見つけた。新潟行きの北越号が来たのだが、何と電池切れ。
電池交換の為に車に戻り、電池の交換を済ませたところで、金沢行きの北越号がもう来てしまった。
敢え無く流し撮りに掛けてみたのだが、側面は露出超過であった。→
この後、国道291号線にて新潟県の内陸へと進んでいく。 |
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小千谷から、国道17号線に入り、小出へと向かう。小出からは、国道252号線がJR只見線と並行して只見、会津若松へと続いている。
そしてもうひとつ、国道352号線が奥只見湖を経て、桧枝岐へと続いている。どちらも美しい景観を楽しめるルートであるが、今回は後者を選択。
そして、奥只見と言えば、奥只見シルバーラインである。
←シルバーラインの入口。一見有料道路の料金所の様であるが、無料である。 |
奥只見シルバーラインは、もともとは奥只見ダムを建設する為に作られた道路である。その奥只見ダムは標高187mの日本最大の重力式のダムである。
トンネルながら、勾配、急カーブと、他に例を見ないような独特なトンネルである。ダンプカーや観光バスの通行も多く、すれ違いする時にはなかなかの圧迫感がある。
トンネル内は独特な形をしており、天井中央に照明がある。道幅が広がるところを利用して、バルブ撮影をしてみた。→ |
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←もうひとつの見所、トンネル内交差点である。
奥只見湖方面へ行くには、こちらから国道352号線へ出る。ここでもバルブ撮影。。 |
国道352号線を奥只見湖岸に沿って進む。標高は上がったり下がったりで、忠実に湖岸に沿い、時に沢と道路の平面交差など、非常に変化に富んでいる。
奥只見湖を遠く望める場所も何箇所かある。→
このあたりは、もうすっかり秋であった。 |
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←湖岸区間が終わり、しばらくすると、福島県である。こちらの標識も非常に凝ったつくりとなっていた。ここからは、山の中をひたすら進む形となる。
この後、道は非常に走りやすい区間となる。そして、国道352号線を進むと、国道121号線と国道400号線との三重複区間に入る。お団子標識である。
そのまま国道121号線を南下する。途中、多少狭かったり急カーブとなる区間も存在する。 |
南下するに連れ、一部区間では非常に整備されている区間もある。ここでもバルブ撮影。→
この後、今市より国道119号線に入り、宇都宮、新4号バイパスにて一気に南下すれば、もう埼玉、東京へと帰ることが出来る。 |
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