玉川温泉・青森の旅
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▼種類:自動車

▼期間:04.11.24〜27

▼総走行距離:1,806km

▼天候:1・2日目くもり 3・4日目晴れ

▼有料道路:関越自動車道・月夜野IC〜湯沢IC(1,500円)、北陸自動車道・三条燕IC〜新潟西IC(400円)、みちのく有料道路(500円)、東北自動車道・滝沢IC〜盛岡南IC・白河IC〜矢板IC(700円)

▼備考:全行程において特に渋滞も無く、通行に支障をきたすような障害も無かった。
行程地図
 
国道17号線を北上。熊谷バイパスは近年非常に整備が進んでおり、深夜ともなれば高速道路の様に走る事が出来る。が、上武道路以北は思うようには進まず、関越自動車道の月夜野ICから高速道路に入る。

湯沢ICから再び国道17号線を北上する。朝霧が思ったより濃く、ヘッドライトを点灯しつつ先を進む。

日本道路公団他では、現在通行料金の割引実験を実施しており、今回は該当区間をなるべく利用するように行程を組んでみた。

北陸自動車道の三条燕ICから新潟西ICまで半額で通行し、新新バイパスから国道7号線を進み、村上からは国道345号線を北上。

有名な「笹川流れ」はこの国道沿いにある。→

下海府と上海府に分けられ、かつての北国街道の難所のひとつである。
笹川流れ
日本海沿岸を行く「いなほ」号 笹川流れを過ぎると、視界が開けて日本海を存分に眺める事が出来る。砂浜も点在し、車を停める事が出来る場所もある。

←海沿いを北上する特急いなほ号。
勝木付近で国道7号線・羽州浜街道と合流する。やはり一桁国道。いままでの道を比べると格段に走りやすい。

五十川(いらがわ)付近で既に夕焼けのような光景が広がっていた。→

秋田県に入り、本荘からは国道105号線・刈和野街道を東進する。最初の数キロは105/107/108号線の3つの国道が重複している珍しい区間でもある。


大曲で一夜を明かす事に。大曲健康ランドにて宿泊。小規模でこじんまりとした施設であったが、仮眠室は一人一台のベッドが備えてあり、就寝の点においては比較的良好であった。
五十川付近の夕焼け
「こまち」号 夜が明けると青空半分暗雲半分といった朝であった。国道105号線から国道46号線・角館街道を更に西へ。

←田沢湖付近を行く「こまち」号。このまま東京へ行ける事が不思議である。
田沢湖から国道341号線を北上。こちらも快適な道路である。秋扇湖、宝仙湖のふたつの湖に沿って行く。

新玉川大橋を過ぎると玉川ダム。→

宝仙湖を過ぎるとだんだんと急カーブが増え、山の中へ入っていく。このあたりはもう既に冬の気配で、葉は熊笹以外に無い。いくつかの洞門をパスしながら標高を稼いでいくと、玉川温泉の案内がある。
国道341号線・新玉川大橋
玉川温泉・そよ風 ←玉川温泉・そよ風にて入浴。

2004年5月に開業したばかりの新しい温泉施設である。非常に強い酸性の為、入浴に際しての注意事項が多く、それを守らないと返って逆効果となってしまうのもここの温泉の特徴である。

浴室内は総木造で、心地よい。露天風呂に浸かっていると、雪が降り始めた。
玉川温泉以北は更に標高が高い。田沢湖町と鹿角市の境界には湿原がある。年間を通して雪が多いため、植物が育たず湿原となっているようである。

鹿角市に入ってすぐにある大場谷地湿原。→
大場谷地湿原
国道282号線・秋田/青森県境 鹿角市からは国道282号線・津軽街道を北上。あまりスムーズには流れない国道であった。青森県との県境が近づくに連れ、交通量が少なくかなり山深く、勾配やカーブもきつい。

←秋田/青森県境。

碇ヶ関からは再び国道7号線・羽州街道を進む。弘前市をショートカット出来る主要地方道13号線・津軽よされラインを進む。左には岩木山が見える。
国道7号線に沿ってJR奥羽本線も並行する。ぼちぼち日も暮れそうな頃、奥羽本線普通列車が過ぎていった。

奥羽本線の701系電車。→

青森市からは国道7号線の青森環状バイパスを東進し、こちらでも割引実験中であるみちのく道路に入り、八戸向けてショートカットする。
奥羽本線の701系電車
新八温泉(健康ランド) ←今晩は八戸の健康ランド・新八温泉にて宿泊。

こちらは大曲に比べて大きかったが、館内の構造が多少複雑であった。仮眠室は一人一人に簡単な仕切り板がある程度で、多少寝にくかったが、風呂は天然温泉である。塩系の為、けっこうしょっぱい。
翌朝、雲ひとつない晴天が広がっていた。魚が食べられる店を探したが、いまいち見つからず、街に戻って給油を済ますと、近くには車庫があった。

今や青森を代表するふたつの特急列車が並んでいた。→
出区を待つ「白鳥」号と「つがる」号
「スーパー白鳥」号 ←手前の線路では「スーパー白鳥」が高速で走り過ぎて行った。

上の485系電車の「白鳥」と組む「スーパー白鳥」はJR北海道の車両である。夏に北海道からの帰りに乗車したが、静粛性の高い車両であった。
八戸から少し北へ行くと、十和田湖からの奥入瀬川がある。そこでは鮭の魚道があったりして、鮭が勢いよく遡って行った。

こちらは「つがる」号。八戸から弘前まで行く特急である。→
「つがる」号
「はやて」号・この付近はトンネルだらけである。 八戸からひたすら国道4号線陸羽街道を南下。盛岡以北は交通量が少なめであるが、遅い車が先頭にたったりするとなかなか進まない。

←「はやて」号もトンネルだらけである。
盛岡が近づくと右には岩手山が見えてくる。→

山頂付近は既に雪があり、やはり冬を感じる。美しい裾野は富士山を連想させる。

滝沢IC近くのラーメン屋で腹ごしらえをし、またまた割引実験中の東北道・滝沢ICから盛岡南ICまで利用。同ICからは国道4号線へは行かず、主要地方道と広域農道にて一ノ関付近まで行く事に。

これが交通量が少なく、大変快適である。盛岡より90分で中尊寺付近まで到達し、そこからはひたすら国道4号線を南下である。仙台付近はさすがに交通量が多かったがそれも白石まで。白石からはかなり速いペースで流れ、あっというまに福島である。この日は福島の親戚宅にて宿泊。
岩手山
柿がたくさん…このあたりはまだ"秋"か。 非常に風の強い夜が明けても、なお、風が強い。東北本線の列車は風の為に遅れていた。

←福島あたりはまだ晩秋の雰囲気。柿の木が目立った。新幹線の車窓には映るのか…。
455系電車もまだまだ活躍。→

白河まで来ると、風もようやくおさまってきた。東北本線の線路に近づいてみると、このあたりでも455系電車を見る事が出来た。

白河ICから矢板ICまでも割引実験中である。無論、利用し、矢板からはまた国道4号線と、宇都宮からは新4号バイパスを利用し、長い長い1,800kmの旅も終了である。
白河付近でも455系が活躍。

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