18きっぷで行く関西・四国・北陸の旅
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▼種類:鉄道(18きっぷ)

▼期間:05.01.13〜17

▼総乗車距離:2204.1km

▼天候:1・2日目晴れ 3日目曇り時々雨 4・5日目雪
 
 
突然決まった今回の旅。
とはいえ、青春18きっぷの発売期間が既に終了しており、駅での購入が不能な為、金券屋にて購入。
残り4回分で5,500円と、なかなか割安な価格で購入できた。

次に、取り敢えず西へ向かうべく、その日の晩のムーンライトながら号の指定席の状況を伺う。喫煙席のみ残っており、逢えなく予約。

その晩、出発し今回は平塚駅よりムーンライトながら号に乗車。→

5年半ぶりのこの列車、毎度の事であるが指定席券を持っていない乗客が小田原前より乗車してきて適当に着席している悲しい点が目立つ。

小田原からはデッキ、通路まで乗客で埋まり、西へ向けて出発した。
平塚駅からムーンライトながら号乗車(この写真は大きくなりません)
長浜駅にて419系 特に予定を組んでいなかった為、迷いつつも米原から北陸本線へ向かった。長浜からは419系にて木ノ本、敦賀方面へ向かう。
だんだんと雪が深くなってきた。新疋田という駅で下車をしてみる。周囲を山に囲まれた小さな駅である。駅前には国道161号線・西近江路が通っており、鉄道よりも若干賑わっていた。

この新疋田駅では、通過する上り列車は真ん中の線路を通るらしく、普通列車よりもはるかに数の多い特急列車が通過していく。

新疋田駅を行くサンダーバード号。→
新疋田駅を行くサンダーバード号
湖西線の銀世界を行く貨物列車 近江塩津駅からは湖西線にて南下。マキノあたりでは美しい一面の銀世界が広がっていた。従ってまた途中下車。

←マキノ高原を背にEF81貨物列車が行く。

静かな時間を過ごし、京都へ向けて南下を再開。
新快速で一気に大阪へ。ここから大阪環状線で寺田町駅へ向かう。この寺田町駅では、駅前に吉野家があり、鉄道で大阪へ来るとなぜか毎回ここの吉野家で牛丼を食べていた。しかし今回は牛焼肉丼となった。

食後、寺田町から天王寺、大和路線にて王寺で乗り換え、奈良へ向かう。

工事中であったが、初めての奈良駅。→

ここで何をするわけでもなく、今度は奈良線にて京都へ向かう。

初めての奈良線は思った以上に閑散としており、乗車したみやこ路快速はかつての新快速の221系電車であった。役目を終えた221系がいまや関西の隅々まで活躍の場を広めていた。
奈良駅
京都タワー 1時間程で、久々の京都駅に到着し、下車。

←すぐに目に付くのが、この京都タワー。

この後、大阪の友人と会う事になっていたので、早々と大阪駅へ向かう。
待っている間、懐かしい緑色の103系を見る事が出来た。→

首都圏ではあまり見る機会も減ってきた103系であるが、関西では大規模なリニューアルをしたりと、まだまだ活躍が期待できそうである。

大阪でのしばしの食事の後、尼崎の健康ランドへ向かい、就寝。
奈良線の103系
明石城 翌朝、健康ランドを出たのは9時。日本標準時の明石で下車し、明石公園を散策。明石城を含め広大な公園では、静かな時間が流れていた。

←整備が行き渡ったきれいな明石公園。
どうしようか迷いながも、更に西進してみる事に。

最高速度130km/hで走る新快速にて姫路を目指す。→

姫路からは山陽本線で岡山を目指す。岡山県に入るとだんだんと雨もあがって晴れ間が見えてきた。駅数は少ないものの、なかなか時間がかかる。
新快速
瀬戸大橋からの眺め 岡山からマリンライナーに乗って初めての四国へ上陸。瀬戸内海を望む瀬戸大橋からは美しい瀬戸内の島々が並んでいた。また、名物の渦潮も見る事ができた。

←マリンライナーより瀬戸内を望む
高松駅に到着。

四国を代表する特急列車は、意外に短い編成であった。→
いしづち号
高松駅 ←高松駅。

天井の高い広々とした空間の駅で、四国を代表する駅としての風格はまだまだ保っている様。ここでも早々と四国を後にし、乗ってきたマリンライナーでトンボ帰りとなった。
かつての東海道・山陽新幹線の顔を見てみたく、新幹線ホームに足を運んでみた。慌しく列車が発着し、やはり日本の大動脈といった感じ。

そして、運良く0系同士が並んだ。→

かつてひかり号として活躍していたのが信じられない光景であるが、元祖・新幹線であるその顔はやはり温かみがある。
0系
出発を待つ銀河号 その後は赤穂線にて姫路へ向かった。夜間故車窓は無く、次回は昼間訪れてみようと思う。再び新快速に乗車して大阪へ向かう。

←10番線では寝台急行の銀河号が静かに出発を待っていた。

乗客こそほとんどいなかったが、このまま末永く走ってもらいたいものである。
この晩も尼崎の健康ランドへ足を運び、就寝となった。
翌朝、今度は7時前に出発。
大阪から東進。草津を過ぎると多少残雪が現れ、米原から北陸本線を北上する。余呉湖付近からはやはり積雪が目立つ。

ひたすら普通列車で金沢・富山を目指す。何本もの特急列車に追い抜かれ、ようやく富山駅に到着する。名物のますの寿司を購入し、富山からは419系で直江津を目指す。北陸本線で最もお気に入りの区間である。

直江津からは信越本線で長野へ。一気に積雪が増え、元の状態がどうだったのか全くわからないほどの猛烈な積雪であった。

長野駅は気温マイナス2度程。→

篠ノ井線を南下し、途中の姨捨付近では美しい夜景を見る事が出来る。松本を通り過ぎ、村井駅で下車し、この晩もまた健康ランドで宿泊。
長野駅前
有明駅。ラッセル車登場 雪の舞う朝、村井駅から旅の再開。
この日は大糸線を訪れる。穂高行き、有明行きとやや不効率に足を進めたが、そのおかげで有明駅ではラッセル車と行き違いをした。

仕事を終えて松本に帰るのか、車体には雪が付着していた。

←有明駅にてラッセル車と行き違い。
信濃大町、青木湖と進むにつれ、どんどん積雪が進む。

もうすぐ終点の南小谷駅に付く頃には、大好きな国道148号線と姫川と並走する。こんな豪雪地帯であるが、日本海と内陸をつなぐ重要な道路である。

国道・姫川と並走。→
千国付近・国道148号線と姫川と並走
中土駅に進入するキハ52 更に進む。南小谷駅の次は、以前何度か駅舎宿泊(野宿)をした思い出深い、中土駅である。ここにて下車。

ここまで積雪状態の中土駅は初めてで、駅前では雪下ろしの光景も見られた。駅舎の屋根にもものすごい積雪で、潰れてしまわないか心配な程。

1時間程滞在し、帰りの列車は、国鉄色に戻ったキハ52が登場。
南小谷駅に戻り、あとはひたすら列車を乗り継ぎ、帰宅の途となった。 南小谷駅

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