このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
冬 の 北 海 道 大 満 喫 (1/4) | |
この章で撮影した、鉄道写真「北から去るもの」はこちらです。 | |
>1(出発〜道南)< > 2(道南〜道北) 3(道東〜道央) 4(道央〜帰着) | |
2006年3月18日、JRでダイヤ改正が行われた。 一般向けとしては、「のぞみ」号の大増発等がウリの様であった。 しかし、今回の目玉は「出雲」の廃止。正統派ブルトレの消滅。 全国が「出雲」に目を向ける中、一人「日本海」と「利尻」他を求め渡道。 | |
今回は奮発して「北海道フリーパス・グリーン車用」を購入。 しかしその分、北海道までは青春18きっぷによる地道な北上となった。 始発電車で最寄り駅を出発しひたすら北上。 普通電車はグリーン車付きの新型電車になっておりスピードが速い。 境界感の強い黒磯駅には8:30頃到着。→ | |
仙台駅には昼頃到着。ここで昼食をとる事に。 ←駅構内ではお土産屋が盛んだった。 Suicaで「伊達の牛たん」が買える時代…。 | |
17時頃、やっと盛岡駅に到達。→ 外では小雪が舞っており、首都圏と比べると段々と寒くなってきた。 この先は食べたり買ったりする時間が無いので、駅構内で食料を購入。 | |
←花輪線・大館行きに乗車。 東北本線の盛岡〜八戸間は、東北新幹線・八戸開業によってJRではなくなってしまった。 よって青春18きっぷは使えず、別途2,930円も運賃が掛かってしまう。 その為花輪線に乗車するが、これでも好摩までの630円は別途である。 盛岡駅の隅っこ、IGRいわて銀河鉄道専用乗り場から乗車する。 | |
盛岡周辺まではほとんど雪は残っていなかったが、段々と残雪が増す。 湯瀬温泉のあたりまで来てみれば、もう雪国である。→ 盛岡から大館までの3時間、窓からの隙間風に耐えつつ進む。 | |
やっと大館駅に到着。寒い。 ←大館駅のホームでは「ハチ公神社」があった。 旅行者の安全と、JRの無事故を祈念して設置されたそうな。 | |
弘前行きの列車を待つ間、青森行きの「いなほ」が先発。→ 奥羽本線は電化区間であるが、気動車列車も運行されている。 次の大館発・弘前行きは気動車列車だった。 | |
弘前を経てようやく青森駅に到着。18時間の長旅であった。 ←青森駅では札幌行き「はまなす」が出迎えてくれた。 さっそく乗車と行きたいがこれには乗らない。 北海道までは、安いフェリーで渡る。 駅を出て青森港へと急いだ。 | |
事前に調べた結果、駅から港までは徒歩15分位と踏んでいた。 しかし一向に「フェリーのりば」といった案内が見当たらない。 時折凍った路面に足を取られそうになりながらも先を急ぐ。→ 人気も車気も無く、気温も低く風も強い。 こんなところを重い荷物を背負っててくてく歩いていくのが身に凍みる。 | |
汗をかきつつやっと港に到着。結局30分近く掛かっていた。 急いで手続きを済ませ、待機。 しかしまったく人気が無い。順番を待つトラックが数台いるのみ。 ←船は既に口を開けて待っている。 | |
以前利用した秋田〜苫小牧の新日本海フェリーに比べると船も小さい。 一般客はタラップから乗るかと思ったが、車両甲板から直接乗船。→ | |
←函館までのおよそ4時間は、この2等客室で過ごす。 それにしても人気が無い。 結局、2室ある2等客室は乗客は自分を含めた2名。 1人1部屋といった状態で出航し、津軽海峡へ出ると船は大きく揺れる。 ウトウトしながら、気が付くとそろそろ函館港へ到着するところだった。 | |
外へ出るがとてつもなく寒い。そして吹雪である。 青森港ではタクシー乗り場があったが、函館港は何も無い。困る。 函館駅までは5km位あり、歩く事はやや困難…。 少し歩くと、青函フェリーの事務所があった。離れ過ぎである。 係員にタクシーを呼んでもらい、タクシーで函館駅へ向かった。 そして出発から24時間。やっと函館駅に到着。→ | |
←函館駅前は白く雪化粧していた。 前日までは雪もすっかり無くなり、このまま春…だったそうな。 しかしながら、一晩にして一気に冬へ逆戻りとの事。 3月中旬と言えど、北の大地はまだまだ寒い。 | |
駅に入ると、「カシオペア」の案内を発見。→ この時間帯にブルートレインがある事などすっかり忘れていた。 撮影する他ない。 駅員に撮影の旨を伝えると、そのまま通してくれた。 | |
←「カシオペア」入線。 夢を見ている人、起きている人、ホームに出る人と様々。 後ろ側では、ディーゼル機関車の連結作業中。 | |
札幌側へ進む途中、「北斗星」も到着。両者が顔を揃えた。→ まるで美白パックをしているかの様な「北斗星」が印象的。 そして「カシオペア」と「北斗星」は札幌へ向けて出発。 ここでの撮影はひとまず終え、駅前でレンタカーを借りておく。 やっと荷物から開放され、朝市で朝食を摂る。 | |
←朝食から豪勢に海鮮丼(みそ汁付・1,575円)。 早朝5時であった為、食事が出来る店はここしか見つからなかった。 丼左上にあるのは、ルイベというサンマの刺身を凍らせたもの。 なぜわざわざルイベと言い直すのかわからないが、そういう事らしい。 カチカチに凍っておりサンマの食感が残念ながら無い。 しかしカニやエビもおいしく満足の行く朝食となった。 | |
食を終え、早速大阪からやって来る「日本海」をどこで迎えようか、江差線沿線を回ってみるが天候は雪が振っており時折吹雪いてくる。 雪が降っているので陽光の向きはあまり気にしなくてすむ。 適当な場所を見つけ、「日本海」を待つがやって来ない。 結局貨物列車もやって来ず、特急列車だけが過ぎて行く。→ 結局「日本海」は70分程遅れていた様であった。 | |
その後も適当に移動するもあまり収穫が無かった。 この日は残念ながら赤いED79の貨物列車は見る事は無かった。 ←江差線の普通列車や特急を適当に撮影する事に。 大阪行きの「日本海」は数分遅れだったが既に暗い…。 撮るには撮ったものの、ヘッドライトをまともに浴びて失敗気味に。 その後すぐに函館市内の健康ランドへ向かい、早々床に就いた。 | |
翌朝、起きると盛大な積雪になっているが天気は良さそう。 健康ランドをチェックアウトし、再び江差線沿線へ向かう。 とはいえ、時折急激に曇って雪が舞ったりと気まぐれだった。 晴れた時の津軽海峡。→ | |
前日にも一応回っていたが、改めて知内を訪問。 ←知内町の標識は「はつかり」のイラスト入り。 「はつかり」と言えば東北本線の親分特急である。 青函トンネル開通後は、快速「海峡」と共に走っていた事を思い出す。 | |
ところで、今回函館で借りたレンタカーはコレ。→ メーカーでやっているレンタカーと比べてアタリは正直少ない。 タイヤはブリジストン・ブリザックでかなりの好グリップ。 今更ながら、ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤの違いに驚いた。 | |
←知内駅近くでは雪の中工事をされていた。大変なご苦労である。 知内駅は道の駅「しりうち」の一部といった感じで、入口は目立たない。 時折、北島三郎の曲が流れる。 町内に点在する看板も、よく見るとサブちゃんをモチーフにしている。 | |
この日も遅れたりしないだろうかと思ったが、「日本海」は定刻。→ 日差しもあって良かった。が、それにしても短い…。 | |
この後は赤いED79の貨物列車を狙って沿線を再びさ迷った。 ←海を背景に写そうと雪の斜面を登る。 一見何でも無さそうだが登るには結構苦労した。 右側の木に片足を乗せてしっかりと幹を掴んでいないと滑落してしまう。 何とか撮影するも変な体勢ですっかり疲れてしまった。 斜面を降りた後、雪で隠れていたドブに右足が盛大にはまった。 ドブには雪解け水が流れており、一瞬にして右足が凍り付いてしまった。 | |
そして江差・海峡線での撮影は終了とし、函館駅へ向かう。 レンタカーを返却し、函館駅へ。 ここから、「北海道フリーパス」で盛大に鉄道の旅を満喫。 最初は「北斗」19号。→ こちらは130km/h対応車両だった。 |
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