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MAZDA 787B (1991年)
Cカーはデザインの自由度が高く、デザイナーの癖が見え隠れします。『787B』は非常にオーソドックスなデザインですがこの横のライン(処理)は筆者は非常に好きですね。分かりやすくて(笑)。
上の穴はラジエーターにつながっており、下の穴はオイルクーラーにつながっています。
左サイドをリア側から見るとこうなります。複雑な形状をしていますね。フロントタイヤ後ろに空気を抜くからの流れてきた空気を上と下に効率よく分割しているのが見て分かると思います。ちなみにナンバー前に黒い出っ張りがありますが、これは夜間走行の時にナンバーを確認しやすいように照らすライトですね。
その左サイドにあるオイルクーラーです。前から入った空気がそのままオイルクーラーを通って抜けていくようになっています。写真では見にくいですが内壁は緩やかなカーブを描いています。外壁にはアルミ(ステンレス?)のL字フラップが付いています。外側を流れる空気とオイルクーラーを流れてくる空気とを明確に別けたかったのでしょうね。
右リアサイドにはオイルクーラーではなくマフラーが出ています。エンジンは縦置きなのでこのマフラー位置はロータリー独特の配置ですね。またこの右サイド、左サイドと形状は同じですが違うのは上の穴はエンジンへのエアインテークに使われています。下の穴は・・・なんだろ?たぶんマフラー穴へ抜けていくようになっているんだろうなぁ。たぶん(汗)
さて、そのテールです。ブッサイクですね〜。テール上についているアルミ(ステンレス?)のL字フラップが突貫工事であることを物語ります。せめて色ぐらい塗ってくれればいいのに・・・。でもこんな小さな部品でドライバーは違いが解るんだろうか?
また、ディフューザーの出っ張り。スコーンと後ろがなくなっているのかと思いきやこんなのがあるなんて・・・。見たとき愕然としました。ま、よくよく見るとかっこいいんですけどね(笑)。でも効率からいって伸ばすのはともかく上側を三角形状に切るのはちょっと理解できませんね〜。うーん、うーん。何でだろ?
そのディフューザーです。こうみると非常にオーソドックスな形状をしています。中をリアサスペンションのロアアームが通っているのが解りますね。そのディフューザーの上にテールランプと方向指示器?があります。夜間も高速でレースする車は後ろに自分の車の位置を伝える手段はこのテールランプしかありません。もし後続の車がこのテールランプに気付かなかったら前車に激突、大惨事になります。その大事な役目があるテールランプがこんなに小さいなんてちょっとビックリですね。今みたくLEDも使っていないようですからあまり明るくなかったのかもしれません。
さて、リアウィングの支柱は可能な限り軽量化が施されています。また、リアウィングは1枚翼で角度調整は支柱とリアウィングとの付け根で行います。角度は3段階で行えるようですね。
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