Takamura planning

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TOYOTA TRUENO AE86(頭文字D撮影車)

TOYOTA TRUENO AE86(頭文字D撮影車)


<大阪オートメッセ (2006.2.10)>

 実写版「頭文字(頭文字D)」が映画公開された記念?なのかたぶん撮影に使われたであろうTRUENOが展示されていました。
 実車の解説ですがちょっとでも車に興味がある人なら「トレノ」の名前は聞いたことがあるのではないか?という位に有名な車です。4A-Gエンジンは1600ccDOHCで手頃なパワー&FRで走り屋たちの人気車でした。プロドライバーの"ドリキン"こと土屋圭一は走り屋時代からこの車に乗っており、今でもこの車を所有しています。また兄弟車でレビンがありますがフロントフェイスが違うだけで中身はまったく一緒です。ちなみに型番はAE86といい、通の人は「ハチロク」と呼びます。また別の呼び名として写真を見てもわかるように白・黒のカラーリングから通の人は「パンダ・トレノ」といいます。是非使ってみてくださいネ(笑)。
 ボンネットが黒いのはスチールのボンネットからカーボンになっているからです。カーボンにするとスチールに比べかなりの軽量化をすることができます。ちなみに写真の車のボンネットを見てみましたが、カーボンというより黒いだけだったような・・・(苦笑)
 ・・・で写真の「ハチロク」は何かというと大ヒットマンガ「頭文字(イニシャル)D」に出てくる主人公、藤原拓海がこの「ハチロク」に乗り、神業とも言えるドライビングで最新のスポーツカーとライバルをバッタバッタと倒していくというお話です。あまりに勝ちすぎなのではないか?という話はありますが(爆)。そのマンガの実写版が2005年に映画公開されました。この「トレノ」はその映画に出演したと思われます・・・たぶん(苦笑)。余談ですがこの「トレノ」はマンガの中でいう第2期バージョンアップ車と思われます(筆者調べ)。バージョンアップ履歴は下記になります。

 第1期 Gr.A用(AE101 5バルブ Tom'sチューニング)エンジン積み替え ※コミック第11巻参照
 第2期 フロント中心の軽量化に着手、ボンネットをカーボン化     ※コミック第20巻参照
 第3期 足回りのリニューアル、タイヤサイズ・ローターのサイズアップ
      リアハッチの軽量化、FPR化とウィンドウをアクリルに変更   ※コミック第32巻参照

 ちなみに右サイドにある「藤原とうふ店(自家用)」とあるのは主人公の家が豆腐屋でその自家用車ということでついています。左サイドには付いていません。


TOYOTA TRUENO AE86(頭文字D撮影車)

<運転席>

 何も知らない人が見ると「普通」の運転席なのですがよく見るとドリンクホルダーに紙コップがありますよね?通の人はこれを見ると涙モノな訳です。
 何かというとマンガの中で主人公の藤原拓海が豆腐の配達をするのに豆腐が崩れないようにこの紙コップに水を入れて走る訳です。紙コップの中で水をまわすようにドリフトすると加重移動ができているらしいのです。自動車パーツ販売店で紙コップを含めた「頭文字Dグッズ」があったので筆者も試しました(←試したんかい!)・・・が周辺が水びだしで掃除するのが大変でした(爆)。皆さんもマンガと現実の世界を混同しないようにしましょう。


TOYOTA TRUENO AE86(頭文字D撮影車)

<タコメーター>

 何も知らない人が見ると「あれ?へんなメーターがある」と思うかもしれませんが筆者が一番感動した「頭文字D」のアイテムはこれでした。
 前文で述べているように第1期のバージョンアップの時に高回転型の4A-Gエンジンに載せ変えている訳ですが通常のタコメータは8000回転までしか目盛がない中でこのエンジンは11000回転がパワーバンドになる為、タコメータの目盛が足りず、追加でタコメータを付けている訳です。この徹底した小アイテムがいいですね。


TOYOTA TRUENO AE86(頭文字D撮影車)

<タイヤ>

 タイヤです。ハチロクにワタナベホイールは常識ですからね。そこはわかるんですがTOYOタイヤのTRAMPIOを装着しているのは意外でしたね。てっきりYOKOHAMAを着けていると思ったんですが。ちなみにサイズは185/60R14でした。よくわからないけど凄いですなぁ。



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