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TOYOTA CELICA TWINCAM TURBO (1983年)
改めてこう写真を撮ると迫力です!サファリというとコースに外灯などはない為、このようにライトポットを沢山装着する訳です。またパイプフレームはアニマルガードと呼ばれていました。というのはケニヤは牧場で飼っている牛など家畜は放し飼いなのでコースに平気で出てくるわけです。もちろんよけきれない場合は当たるしかないので少しでもマシンへのダメージを減らすためにこの様なものをフロントに付けています。でもまぁ、相手が牛だったらこんなアニマルガードは役に立たないでしょうけどね。
近くまで行けなかった為、遠めからの写真になってしまいました。ぱっとみてまずエアコンの噴出し口に感動しました。サファリラリーの車中の室温は50度を超えるといいます。ご覧の通り、窓の開口部があれしかないので熱さ対策として風が送風される仕組みになっているのでしょう。ちなみにエアコンはないと思うので外気をどこかから取り入れているものと思われます。また、タコメータが気になります。メモリは6000rpmまでふってありますがレッドゾーンはもっと高回転部分だと思います。なんせハンドルで肝心なところが隠れて見えないもんで(笑)
で、こちらがコドライバー席です。一番目につくのはサイドブレーキですね。更に左にいくと白い玉を付けたミッションがみえます。現代のWRカーと違ってすべてがアナログチックでいいですね!また、現代のWRカーの流行である『低重心化』、『マスの集中化』がこの車には見られません(少なくてもコクピットには)。だって計器類やスイッチ類が全部ダッシュボードに付いてますもん。今のWRカーでは考えられません(笑)。まさしく古き良き時代の車という感じがします。
後ろからみたショットです。一番気になるのはウィング内に内臓されているオイルクーラー?らしきものです。同時期にデビューしている三菱スタリオンもウィング位置にオイルクーラー?をつけていました。こんなのが付いているということはウィング自体の空力効果は狙ってないんだろうな。またそのオイルクーラーよりちょっと前に付いている丸い穴は給油口です。さらに筆者が感動したのはリアウィンドウ下にウォッシャーが出る装置がありました。さらにマッドガードがタイヤ直後とリアバンパーに付いている(通常はリアタイヤ直後のみ)のがドロドロになるサファリらしい装備ですよね。
ただひとつ判らなかったのはサイドのフロントに2つ、リアに1つのエアアウトレットがあるんですがよくよくみたら塞がっていました(黒い部分はシール)。何ででしょうね?知っている方はご一報ください。
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