Takamura planning

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TOYOTA CELICA GT-FOUR(ST165) (1990年)

TOYOTA CELICA GT-FOUR(ST165)


 東京、お台場にTOYOTA自動車博物館「MEGA WEB」があり、モータースポーツ博をやるというので行ってきました。
 この車は筆者が見たかった車の一台です。WRC(世界ラリー選手権)に出場し、C.サインツのドライブによって日本車で初めてドライバーズチャンピオンをもたらした歴史に残る車です。筆者も1990年からモータースポーツに興味を持ち始めていろいろな雑誌を見ましたが、その中で泥だらけになって走るこの車は強烈なかっこよさを筆者に与えました。今でも乗りたい市販者の一台です。今でも色あせない斬新なデザインは名車と言うに相応しいと思います。
 なお、写真の車はサファリの帝王と言われたB・ワルデガルドがサファリラリーで優勝した時の車です。余談ですが映画「私をスキーにつれてって」に出てきた車としても有名ですね(笑)
 さらに余談ですが筆者が初めてツーリングカーのラジコンを買ったのもタミヤから発売されていたこの「CELICA GT-FOUR」でした。懐かしいなぁ。


TOYOTA CELICA GT-FOUR(ST165)

<ライトポット>

 当時サファリといえば、砂ぼこりや泥、暗闇の中での走行など過酷な条件で行われるサバイバルラリーでした。その為、フロントにアニマルガードを取り付けたり、ライトを通常より多く取り付けたりする必要がありました。よって他のラリーと比べ写真のように重装備になるわけです。ヘッドライトを含めるとライトは全部で8個ですからね。トラック並のバッテリーを積んでいるんでしょうね。


TOYOTA CELICA GT-FOUR(ST165)

<ウォッシャー>

 サファリラリーは道無き道を走るサバイバルラリーなので河越えなどするとライトは必然的に泥だらけになります。ライトが使えないのは非常に危険なので泥だらけになったライトの汚れをどうやって落とすのかずっと疑問でした。まさかいちいち降りて拭くのだろうか?と思っていましたが実車を見てやっとわかりました。写真のようにアニマルガード裏をパイプがはしっており、ライト前にある黒い丸い部分から水が出てくる仕組みになっているわけです。なるほど、要はライト用にウォッシャーがあるのだな、そういえばベンツにも付いていたっけ。と妙に関心。近くで実車を見ないと判らないことはあるんですね。


TOYOTA CELICA GT-FOUR(ST165)

<ウォッシャー出口>

 で、そのライト用ウォッシャーパイプは向かって右側のヘッドライト下から出ていました。でも右側からしか出ていないなら反対側のライトに水が届くころには水圧が落ちて右側に比べ左側はあまりきれいにならないような気がしませんか?


TOYOTA CELICA GT-FOUR(ST165)

<後ろ>

 後ろからみたショットです。何か違和感を感じませんか?そう、異様に車高が高いのです。こうすることによってロードクリアランスを保って悪路走破性を上げているわけです。まさに道無き道を行くサファリならではのセッティングといえるでしょう。定規を持っていって測れば良かったなぁ(笑)



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