Takamura planning

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中国/天津〜北京 (2008.10.16〜20)


 突然中国に行ってきました(笑)。もともと会社の上司が中国天津に赴任している事もあり、上司を頼って会社の別の上司と2人で天津〜中国へ行ってきました。
 ところが予定していた旅行日直前に仕事が立て込んで夜遅く帰る日が続き、旅行の準備をし始めたのはなんと旅行当日夜中!バタバタな4泊5日の旅行の開始です。
 まず1日目は名古屋のセントレア空港から天津入り、天津の町並み拝見です。


ボーイング737-700

<ボーイング737-700>

 さて、初の中部国際空港です。非常に広くて綺麗でした。名鉄の駅と連結しているのがいいですね。空港内に大きな荷物を持ったまますんなりと入れます。2階は昔ながらの日本家屋のようになっており、その中にいろいろな店舗があります。早速日本土産として昔懐かし駄菓子を購入しました。
 展望デッキも非常に広く、見やすいですがやはり柵が邪魔でしたね〜。それが残念でした。入場がタダなのはいいですね。  写真のボーイング737-700で中国入りです。翼先のカナードは知らぬ間にこんなにでかくなっていたんですね。このカナードにより翼端の空気の流れを整え空気抵抗をなくす事で燃費を稼いでいます。健気な企業努力が垣間見えます。

機内食

<機内食>

 天津までのフライトは約3時間。途中機内食が出ました。機内食は久しぶりだなぁ・・・と思いつつ見ると思ったよりも豪勢でした。味も申し分なかったです。ま、でも筆者にとっては"軽食"でしたけど(汗)。
 しかし機内はガランガランでしたね〜。"竹内まりあ"のチャンネルを聞きながら3席陣取って座っていましたョ。あ、太っていたからじゃないですからね。間違いなきよう(爆)

ルネッサンスホテル外観

<ルネッサンスホテル外観>

 さて、しばらくお世話になる"ルネッサンスホテル"です。もともと三ツ星ホテルで2つ候補があったんですが、ちょうど日本でブーム?の芸人、髭男爵の「ルネッサ〜ンス」にあやかってこのホテルにしました(爆)。空港からちょうど1時間程かかります。

ルネッサンスホテル室内

<ルネッサンスホテル室内>

 そのルネッサンスホテル室内です。ほんとはダブルが良かったんですが、ツインしか空いていないとの事で、ツインになりました。ものすごくモダンな室内でした。
 トイレもバスルームと兼用なんですが、トイレには何故か電話が。後で聞いてみると中国の下水環境まだ整っていないところが多く、トイレットペーパーを流すと詰まる可能性があるそうです。その時に電話するのかしら?でもしたくないわなぁ。自分で何とかするだろな(爆)。
 あと気になったのはエレベーターですね。このホテルも非常に高く、筆者が泊まった場所でさえ27階でした。もちろんエレベータでの移動になりますが、このエレベーターが揺れる揺れる。何度このまま閉じ込められてしまうんではないかと気が気ではありませんでしたョ(汗)。日本のエレベーターの技術力を改めて知らされたのでありました。

元

<元>

 中国の通貨、"元"です。右から"1元""5元""10元""100元"になり、ほとんどはこの札を使用します。コインでのやり取りはほとんどありません(下に"角"という通貨はあるのはあるんですが今回の生活ではまったく目にする事がありませんでした)。
 当時で"1元"は日本円で約"15円"ぐらいでしたね。6万円を"元"にしたら"3993元"ぐらいになりました。100元が札として一番上になり、また1元まで全て札ですから、40枚くらいの札束になりました(汗)。思わず写真をパチリと(爆)。でもレートはホテルよりも空港の方が高かったです。

りんご飴?

<りんご飴?>

 さて、さっそくいくらかの元を持って天津の町に繰り出しました。街はあちこちでクラクションが鳴っており非常に騒がしい街と感じましたね。右側通行で右折は信号関係なくいつでもOKという道路事情ですから車が止まる事がありません。筆者も何度も引かれかけました(汗)。
 なんとかかんとか天津にある伊勢丹から買い物通り、【赤峰道】に入っていきます。途中の出店には写真のおやつ?がたくさん売られているので身振り手振りで何とかゲット、早速食べてみると甘いやらすっぱいやら。さらに中には種が入っており、「ガリッ」と。痛いのなんの(号泣)。どうやら小さいりんごを串刺しにし、水飴がまわりに施されているようで。筆者はすっぱいのがダメなのでお世辞にも美味しいとは言えませんでした(泣)。でも一緒に買った中国人の女性はバリバリ食べていたけど、あれは種も食べているんだろうか・・・。

フライドポテト?

<フライドポテト?>

 もう一つ、フライドポテトらしきものがあったので、お口直しに買いました。確かにポテトだったんですが、"パリッ"といった感じではなく"シトッ"としており、さらに激辛でした。筆者は辛いのがダメなのでお世辞にも美味しいとは言えませんでした(泣)。やはり日本人と中国人ではちょっと味覚が違うのだろうか・・・。先が思いやられます。

電気自転車?

<電気自転車?>

 今回、中国旅行するにあたって一番驚いたのが、この自転車?でした。筆者のイメージでは中国人が漕ぎ漕ぎする自転車で多く走っているイメージでしたが、むしろ普通の自転車は少なく、多くはこの電気自転車?でした。何故こんなスクーター風のデザインなのか理解に苦しみますが、意味を満たさないようなリアサスペンションや車に使われているドラムブレーキなどがついており、正直欲しいです(爆)。日本じゃ売っていないのかしら?
 でも街中を走る小さいバスやこの電気自転車もそうですが電気で動いています。意外に環境に配慮している・・・のかな?

家?

<家?>

 メインストリートからちょっとそれると面白い建物がありました。写真をよーく見てください。何と壁から建屋まで全てが陶器で出来ています。奇抜な中国人の発想力には驚かされます。思わず写真をパチリと。
 しかし夏は暑く冬は寒いだろうなぁ・・・。これ(爆)。地震が来たら真っ先に倒壊しそうですが・・・。

小龍包

<小龍包>

 夜は天津の上司と待ち合わせして高級な中国料理店に連れて行ってもらいました。と言っても日本で飲み会に行ったぐらいの金額ですが。いくつか頼んだ料理の中でやはり本場の小龍包は美味しかったですね。写真の通り、箸で皮を開けると中から肉汁が・・・。今見てもよだれが出てきます。じゅる。


中国/天津 (2008.10.17) 古文化街


 さて、2日目は天津市内観光です。タクシーに乗って、昨日教わったなんちゃって中国語を駆使しつつ、今日は【古文化街】からショッピングストリート?に入っていきます。


像

<像>

 天津の町の中には像がいくつもあちこちに見られます。確かに見事な作りなんですが、日本と違うのはその像について題名や説明がないんですよね〜。だから何を表しているのか分かりません(汗)。この像も10体ほどあり、それで1つの作品なのでしょうが何を意味しているか分かりませんでした。人民解放軍かしら?
 でもこの像の感じ、何か有名な絵に近い気がしたのは私だけでしょうか・・・。

戦車

<戦車>

 像の近くには写真の戦車があります。残念ながら何の戦車か筆者には分かりませんが、これも「ドンッ!」と街中に置いてあるだけでした。うーん、解説が欲しい・・・。中国人は戦車の周りの柵を乗り越え写真を取っていましたね〜。ここら辺が日本人とちょっと違うところかな?
 ちなみに後ろに見えるのが【古文化街】になります。

古文化街

<古文化街>

 天津の街の一角に清代の建築を模した街並みがあります。京都の祇園のような街並みを残すイメージですかね。1986年に市政府により大規模な修復を受けており、もの凄く綺麗な街並みです。
 でも筆者が一番最初に見た時は『横浜中華街?』と思いましたけど(爆)。

古文化街内

<古文化街内>

 さて、古文化街の中に入るとこのような昔ながらの街が並び、店舗を見るだけでも1日十分に楽しめます。特に看板?のような旗の吊るし方が三国志を思い出させますね。
 お土産屋さんは食事物もさる事ながら、壺や箸が多かったです。意外なのはチャイナドレスのお店が少なかったですね。筆者はチャイナドレスフェチなだけにちょっと残念でした(泣)。さらに面白かったのが【クレヨンしんちゃん】のお土産が多かった事。うーん。日本のマンガは偉大だ。

天后宮(天津民俗博物館)

<天后宮(天津民俗博物館)>

 さて、この古文化街内にある「天后宮」。ここは元代泰定3年(1326年)に創建されたもので、天津に現存する最も古い建築といわれているそうです。「先有天后宮・后有天津城(先に天后宮が建てられ、のちに天津の街ができた)」と言われるように天后宮は街のシンボルの一つとなっています。
 この「天后宮」は「海の女神=天后」を祀ったもの。女神の由来は、たびたび海難に遭った船や漁民を助けた宋代の人、福建の『林默』を奉ることによるものだそうで、天后宮は東向きに建っており海河に面しているのは、河を下ってくる船からの祈りを受けるためだそうです。そういえば河に向かって建っていました。

外門

<外門>

 さて、その古文化街の中にはこのような門がいくつかあります。でも門という機能ははたしておらず、"そこにあるだけ"ですが。でもこういう門を見ると中国だなぁ・・・と思いますね。

ショッピングストリート

<ショッピングストリート? その1>

 古文化街を出て、ちょっと歩くとパラソルが立ち並ぶショッピングストリート・・・というよりは雑貨市場にたどり着きます。中には6畳ほどのスペースのお店がいくつも立ち並び、特にカバンや衣類系が多かったですね。怪しげな商品もあり、【Calvan Klein】が【Calvan Kloin】には爆笑しました。
 一緒に行った知人は3足3元(日本円で45円!)という恐ろしい靴下をお土産に買っていました。大丈夫なのか?それ(汗)。

ショッピングストリート

<ショッピングストリート? その2>

 さらに奥に行くと、中国人が使う本場のショッピングストリートがあります。大きな建物の中や中庭にいくつも店があるのですが、通路や道路まで商品が溢れかえっており、まったく整理されていません。また建屋や道路も舗装されておらず、イメージとしては内戦があった痛んだ建屋の中で商売しているような感じといえば分かるでしょうか。
 店員は常に何かを食べており、そのゴミは平気で外に投げ捨てています。店側もレジは使用せず、札を常に手で握り締めてそこからお金の出し入れを直接します。買う方も財布を持ち歩かずポケットからクシャクシャの札を出していました。うーん、何か上手く説明できませんが凄かったです。


中国/北京 (2008.10.18) 故宮


 さて、3日目は北京へ移動、故宮観光です。ニュースでは天安門広場とよく聞きますがそのような有名な場所に行けるのは楽しみで、さらに世界遺産に初めて訪れるので楽しみです。
 さらに中国の新幹線にも乗れるとあって楽しさ倍増です。


切符売り場

<切符売り場>

 天津駅から新幹線に乗るために切符売り場に並んでいる状態です。駅のあちこちに切符売り場があるんですが、何故か写真の2個しか稼動しておらず、大行列になっています。それに重ねて切符の買い方が解らないので他人が切符を買うのをみんなが覗き込んでいるのも大行列になっている原因なんでしょうね。話によると北京オリンピックの時に急激に近代化されたようで、中国人がそれにまだ戸惑いを感じているのだろうとの事でした。

切符

<切符>

 やっと切符が買えました。ほとんどの切符が売り切れで、何とか二等座を確保できました。二等座が結構上等な席なせいもあるのでしょうが、切符はそんなに安くなかったですね。

天津駅入り口

<天津駅入り口>

 さて、切符を買って天津駅改札に入ろうとすると新幹線なのに何故か警察官?に身体調査と身分証明書(パスポート)を見せる必要があります。うーん。めんどくさい・・・。
 エスカレータを登っていよいよホーム入りです。電光改札盤なんかは日本と一緒ですね。ただ中央の広告が、何故かウィンドウズの起動画面になったりしていました(笑)。いいのか?それで。

天津駅ホーム

<切符売り場>

 いよいよ電車が来たというので、ワクワクしながらホームにエスカレータで下りていくと閑散とした光景が。もの凄い無機質な感じがしましたね。日本みたく売店や自販機がありませんでした。もしかして売店や自販機がホームにあるのは日本だけなのか!?

新幹線

<新幹線>

 さあ!これが中国の新幹線です!!・・・あれ?ん〜、どっかで見たような気が・・・。あ、日本のN700系にそっくり・・・でもないのか?といった新幹線です。日本が技術協力したそうで似通ってしまったんでしょうね。でも外も中もまさに日本の新幹線そっくりでした。

座席

<座席>

 新幹線に座ってみると、座席の横に二つのボタンが。何だろ?と思って押してみると背もたれがバタンと倒れこみました(驚)。もう一個のボタンを押すと背もたれが元に戻りました。ははーん、つまり背もたれの調整用ですか。ここが日本の新幹線と違いましたね。

人民大会堂

<人民大会堂>

 北京駅からタクシーで故宮に向かいます。とにかく正面から故宮の入り口となる天安門までかなり歩きます。その途中には毛沢東のミイラが祭られている?【毛主席記念堂】とか、写真の100元札の裏に書かれている【人民大会堂】とか有名な建屋が続きます。

天安門

<天安門>

 やっと着きました。天安門。その広さと美しさ、大きさにビックリです。【天安門】と【天安門広場】とは道路を挟んでいますが、道路を挟んでみても【天安門】の大きさがわかります。もう実際に見た感動でテンションはアゲアゲです!
 近くに行くと、毛沢東の肖像画の大きさにまたビックリです。そして、【天安門】から入る入り口はいくつかあり、行った時は一つしか空いてなく閉まっている入り口には警官?が立っていました。その警官が人形?と思うほど微動だにしません。気温としては心地よい汗をかく程度だったんですが、汗をかく事もなく立っていました。あの辛抱強さに尊敬の念をいだきました。

故宮(紫禁城)

<故宮(紫禁城)>

 天安門をくぐってからが地獄の観光です。なんせ広大な土地に建設されているのです。何せ北京故宮南北の長さ961m、東西の幅753m、面積は約725000。つまり正面の天安門から紫禁城の裏の正門に当たる神武門まで1kmある事になります。その間いくつかの門をくぐるのに何度も階段を上り下りしなくてはならず、また見学にあちこち移動するため、かなりの体力を必要とします。まともに全部を見学しようとすると1日は最低かかります。
 読者の方が行かれる機会があればくれぐれも【覚悟】と【運動靴】と【時間】は準備しておいてください(爆)。
 でも本当に壮大でした。まるで映画『ラスト・エンペラー』の世界でしたね。感動しました。

乾清宮

<乾清宮>

 さて、その故宮(紫禁城)の【乾清門】の建屋の中に【乾清宮】という皇帝と皇后の居住地であった場所があります。中央が玉座で周りは金きらきんでした。夏はこの玉座に皇帝が座って左右にでかい孔雀の羽?のような団扇を持った女性が一生懸命扇いでいたんでしょうね。
 でも玉座だけあって凄い人だかりでしたね〜。この写真を撮るのも一苦労でしたョ。

消化用バケツ

<消化用バケツ>

 故宮のところどころにこのような釜があります。これは話によると消化用の水を蓄えておく為のいわば"消化用バケツ"という事ですね。
 でもここからバケツリレーをするんだろうか?釜がかなり高いので水を救うのが大変だと思うのですが・・・。

石の彫刻

<石の彫刻>

 中国で何が凄いっていうと、その1つに"石の彫刻"が上げられると思います。それぞれの建物に向かう階段の中央には石の彫刻があり、見事な迫力ある龍が数多く彫られています。それぞれが特徴を持っているのでじっくり見て見るのもいいですね。

屋根の装飾

<屋根の装飾>

 故宮の屋根角には装飾が施されています。先頭には鳥に人が乗って、その後ろは狛犬?や孔雀?や馬?がランダムに並びます。その後ろはたぶん龍の頭でしょうね。全部の建屋に施されていましたが、人と龍との間に入る像の数はまちまちでした。何か意味はあるんでしょうね。

獅子(狛犬)

<獅子(狛犬)>

 さて、この故宮にもいました。"狛犬"。でもちょっと違う?日本の狛犬に比べ豪華絢爛、キンキラキンでした(笑)。カッコも日本とは大きく違い、日本のはまさに"犬"なのに対し、中国では"獅子"でしたね。また何故か右足にはサッカーボールが。違うのか?これ?

壁画

<壁画>

 こういった歴史ある建物には天井の模様にこそ、特徴があります。故宮の場合は龍でした。中国は龍の絵はよく見ますが、よくよく見ると指が5本なんです。日本の龍の場合はだいたいが指が3本なの知っていました?そういったところを見るのも楽しいですよね。
 ちなみに国民的アニメの『ドラゴンボール』に出てくる龍、『シェンロン』も3本指でした。

警察官

<警察官>

 故宮内を巡視する警察官にあいました。凄いです。見てください。歩調も全て揃っての行進です。見ていて気持ちいいですね。こうやって規律がとれていると。今回の中国旅行で感動した1シーンでした。

景山

<景山>

 故宮巡りもいよいよ終盤、最後の【神武門】を過ぎると前に【景山】が見えます。2元(=約30円)払って、中に入ると登山口に人だかりが。何でも1944年に李自成軍が北京を包囲、3月19日に北京は陥落した時、一人【景山】に逃げた崇禎帝は首をつって自殺した場所がそのまま残っていました。
 人ごみを掻き分けつつ景山の頂上(写真中央)に息も絶え絶えで向かうと、そこにはまさに"絶景"が広がっていました。

故宮全景

<故宮全景>

 景山の頂上まで行くと、故宮の全景が眼下に広がります。それはまさに絶景であり、一瞬言葉を失うほどに感動しました。また当日は雲ひとつない青空の下で、ちょうど日暮れどきの環境がさらに幻想的に見せます。是非、読者の皆様も機会があれば自分の目で確認してみてください。写真だけでは表しきれない素晴らしい絶景が見れる事間違いないです!

路線バス

<路線バス その1>

 故宮の感動も冷めやらぬままに、帰途について本日宿泊する予定のホテルに向かう途中、面白いものを見つけました。それは"路線バス"。
 写真をよーく見てください。ん?バスの上に2本の触覚が?これは何だ!?

路線バス

<路線バス その2>

 2本の触覚を拡大してみました。よくよく見ると道路の上には電線が。ははーん、俗にいう"路面電車"と同じなのですね。この2本の触覚が砲等のようにクルクルまわって、電線から電気を供給されているのでしょうね。でもレールではなくあくまでバスですので道路を自由に行き来できるんですが大丈夫なんだろうか?
 ちなみに北京の中心街ではこの2本の触覚は折りたたまれていました。ということはある時は"電気"で、あるときは"ガソリン"で走るって事なんでしょうな。
 なお、故宮周辺ではタクシーを捕まえられない(禁止されている?)のでバスか徒歩での移動になります。故宮散策の後で足がフラフラの状態でタクシー捕まえられないのは結構キツイです(>_<)。

屋台

<屋台>

 さて、ホテルで1段落して北京市内に夜の食事に繰り出しました。ほどなく歩くと、そこには怪しげだけれど人ごみの多い屋台が並んでしました。ちょっと覗いてみると、そこには!恐ろしげなものが!!

サソリ

<サ、サ、サ、サソリ!?>

 その屋台の中には"サソリ"が!また"玉虫"ようなものもありました。さすが中国。もうグウの音も出ません。もの珍しさに写真を撮る人が多かったですね(筆者もその一人)。その場ではとても食べれませんでしたが、今考えたら話のネタに食べてもよかったかなぁ・・・とちょっと思ったりもしますが(苦笑)。

ヒトデ

<ヒ、ヒ、ヒ、ヒトデ!?>

 また、別の屋台では"ヒトデ"が!さすが中国。もうグウの音も出ません。"ヒトデ"を咥えて走っていった金髪の外国人が忘れられません・・・。その場ではとても食べれませんでしたが、今考えたら話のネタに食べてもよかったかなぁ・・・とちょっと思ったりもしますが(苦笑)。
 ちなみに有名?な"臭豆腐"に関してはあまりの匂いのキツさに5m以内に近寄れませんでした(>_<)。あれは近所迷惑だな。


中国/北京 (2008.10.19) 万里の長城


 さて、4日目は北京からドライバー付きの車を調達、万里の長城へ向けて行く事になりました。先日の故宮と一緒で、また世界遺産が見れる事に気分はハイテンションです。


コンセント

<コンセント>

 北京のホテル内にあったコンセントです。ちゃんと110Vと220Vの2種類があります。ちなみに日本は100V、中国は220Vです。日本のコンセントがそのまま使えるのは助かりますね。
 でも220Vってとても危ないような気が・・・。日本では200V以上を扱う時は研修は必要です(汗)。

万里の長城

<万里の長城>

 北京から一日タクシーを借りて、万里の長城の中でもポピュラーな観光地、【八達嶺】を目指して八達嶺高速道路を通って出発です。
 高速道路を通って2時間程度でしょうか。高速道路から万里の長城が見え始めます。山に沿って万里の長城が連なる姿はまさに圧巻です。ここからテンションが上がりまくりです。
 でも駐車場についてからが長かった。何せ中国人は道を簡単には譲りません(笑)。だから入り口の1車線に扇状に車が集まってきて、隣にベンツが来てもcm単位でのせめぎ合いを繰り返します。何度か当たったと思いましたョ(汗)。交互に入れたほうが逆に混まないんですけどね・・・。

ロープウェイ

<ロープウェイ>

 というわけで、やっとこさ駐車場につきました。いよいよ【万里の長城】へ登山を始める訳ですが、とても徒歩で登れるような傾斜ではないので、文明の力を借りてロープウェイで頂上を目指します(笑)。もちろん徒歩で登る事も出来ますので体力に自信のある方は挑戦してみては?
 しかし、このロープウェイが揺れる、揺れる。風のせいもあるでしょうが、このロープウェイもほとんどがアクリルなので足元も見えて高所恐怖症の方は辛いかも。筆者も笑顔は作っていたものの、口元は引きつっていたと思います(笑)。

入り口

<入り口>

 ロープウェイで万里の頂上には着きましたが、まだそこは頂上ではなく、写真の入り口を通って階段を登ってさらに上を目指します。
 ところがこの入り口が狭い、狭い。大人1人が通れる幅しかなく、"そこを通って上に行きたい群衆"と"頂上に行って帰る群衆"とがすれ違いで通れない状態になっています。ここで譲らないのが中国人、ギュウギュウになってしまいには怒号が飛び交っていました。係員が交通誘導すればいいのに。そこらへんが気が利かないですね(怒)。筆者も日本最強言語の関西弁で対抗してきました(苦笑)。

柵

<柵>

 さて、何とか小さい入り口から上に上がるとそこには更なる絶景が。ここから頂上へは徒歩で登って上がりますが、写真を見てわかるでしょうか?傾斜がバカにならないほどキツイです。高所な所なのもあるでしょうが、息がすぐ途切れ途切れになります。
 読者の皆様、もし万里の頂上に行かれる場合はくれぐれもヒールやブーツで行ってはダメですョ(笑)。

万里の頂上の頂上

<万里の頂上の頂上>

 やっとこさ万里の頂上の頂上に付きました。そのから見た景色はまさに世界遺産といっていいほどの絶景でしたね。写真を見て判るようにとにかくずっと城壁が連なっています。頂上には監視台?があるんですが、そこに触るといい事があるらしくみんな触っていました。もちろん筆者も触ってきましたョ。
 さて、読者の皆様は写真を見て、"おや?"と思いませんか?・・・そう、城壁の右側には凸凹の柵があるのに対し、左側は何もないですよね。これは何故かというと、もともと北の異民族(例えばチンギス・ハーンが作った国、"元"など)の進入を防ぐ為にこの城壁が作られたので、異民族から攻め入られる側だけ凸凹の柵があり、そこから弓などで迎え撃つんでしょうね。うーん、なるほど。
 ちなみに別の場所では万里の頂上を切り崩して、その石をお土産として販売しているそうです。生活の為なんでしょうがちょっと寂しいですね・・・。

万里の頂上の帰り その1

<万里の頂上の帰り その1>

 さて、絶景を十分堪能した後、帰ろうと思ったらこの傾斜です(汗)。非常に怖いです。ちなみに中央の人だかりは頂上に登る時に通った頂上への入り口です。もうこんな人だかりになっています。

万里の頂上の帰り その2

<万里の頂上の帰り その2>

 あまりに傾斜が厳しいので、万里の頂上の通路の両端には手すりがあります。下がツルツルの石板なので観光客は手すりを使って降りていきます。その時のみんなが通る跡が凹んでいるのがわかりますか?
 何度もいいますが、必ず運動靴と動きやすい服装で万里の頂上には行きましょう。

鳥の巣

<鳥の巣>

 さて、万里の頂上からタクシーで北京に帰る途中、ちょっと遠回りして【鳥の巣】を見にいきました。そう、2008年北京オリンピックの開会式が開催されたことで有名になった建物です。ちらっとしか見えませんでしたが北京オリンピックが終わった直後という事もあり、何か感動しましたね。
 ちなみに北京オリンピック後は国家体育館としてスポーツもさることながらコンサートなどにも使われるそうです。

○○ホテル

<○○ホテル>

 【鳥の巣】を見た後に、さらにタクシーを走らせていくと、途中一際高いホテルを見つけました。運転手さんに聞くと、有名なホテルらしく、あのビル・ゲイツも泊まった事があるそうです。ふーん。
 なお、建物の赤い表示の部分はスクリーンになっていて、いろいろ宣伝?されていました。凄いですね・・・でも何をイメージした形なんだろ?最上階の一番先は空中に浮いているけど大丈夫なのかしら?

新幹線

<新幹線>

 さて、タクシーで北京の駅まで送ってもらい(というか駅入り口が地下にあるので、直前まで送ってもらい、そこから無料送迎バスに乗り込む。これが万里の頂上で体力を使い果たした後だけに意外に堪える)、新幹線で天津に帰ります。
 で、いざホームに行くと、あれ?北京に来た時と形が違う・・・。これもよくよく聞いてみると、ドイツとも技術提携して新幹線を作ったのだとか。なるほど。外見も室内もヨーロッパ風な新幹線でしたね。
 でもこうして日本の"新幹線"とドイツの"新幹線"を乗り比べるといろいろ違いがあり、面白いですね。"機能性の日本"と"デザイン性のドイツ"といった感じでした。


中国/天津 (2008.10.20) 馬場道


 さて、いよいよ長く楽しかった中国旅行も5日目の最終日、今日は飛行機の時間もあるので、足を伸ばさずに天津市内の馬場道を散策してみる事にしました。


馬場道

<馬場道>

 旧租界として有名な馬場道ですが、戦前はこの馬場道を挟んで北西側にイギリス租界(1903年設置)、南東側にドイツ租界(1901年設置)があったそうです。それだけに1つの道路を挟んで建物も違う雰囲気なものとなっています。ただ、かなり建屋は痛んでいますが・・・。
 そんな中を馬車がてくてくと歩く姿はその街並みにマッチングしています。今では一般の方もこの馬車に乗れるみたいです。

駐車

<駐車>

 いやぁ、驚きました。見てください!この車間!!。筆者にはありえませんねェ。思わずパチリと写真を撮ってしまいました。しかし、どうやって車止めたんだろ?

天津濱海国際空港

<天津濱海国際空港>

 さて、いよいよ日本への帰途につきます。空港にはまだ北京オリンピックの旗が掲げてありました。ちなみに天津濱海国際空港は(てんしん・びんかい・こくさいくうこう)と読みます。空港自体は結構大きいです。

機内食

<機内食>

 日本に帰る機内でまた機内食が出ました。行きと同じように豪勢な機内食でしたね。特にカレーマニアの筆者でも美味しくいただく事ができました。やるなぁ、ANA。

さらば、中国

<さらば、中国>

 楽しかった5日間の中国旅行も終わり、機内で思い出に浸っていました。
 総括としては中国は思っていた昔のイメージとは変わって、かなり近代化されているので、安心して旅行にいけます。中国三千年の歴史は伊達ではないので、是非読者の皆さんも自分の目で、体で経験してみてはどうでしょうか。
 ただし、日本語はもちろん簡単な英語も通じませんので基本となる中国語は覚えておいた方がいいと思います。三ツ星ホテルでも英語が通じないのはビックリしましたけど(驚)。そこの準備は是非行っておいてください。また、中国人は財布を持ち歩く習慣がないので、ズボンのポケットに財布を入れていると外国人として目がつけられやすいそうです。そこは注意していきましょう。
 食事も日本の中華料理は日本人に合わせてあるようで現地の普通のレストランに行くと独特の味付けにしてあります。豆腐にオリーブオイルがかけられていたりとか(爆)。それが楽しめるかどうかで、また中国旅行の楽しみ方が変わってくるかもしれません。また、サービス等は期待しないでください。筆者が食事している横で雑巾がけとか平気でされますので、そういう行為が辛い人はちょっと難しいかもしれませんね。
 でも何にせよまた機会があれば中国に行きたいですね!また行った時は報告します!!・・・でもその前に日本で寿司を食べようっと!


その他写真館へ

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