Takamura planning

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

F101 / Tyrell 019 FORD (1990年)

Tyrell 019 FORD 左側面Tyrell 019 FORD 右側面

<ボディ>

 筆者が今日までモータースポーツファンを続けてきた中で一番思い出に残るレーシングカーは何?と聞かれたら迷わずこの「Tyrell 019 FORD」を上げるだろう。初めてレースを見たのが1990年。その時一番最初に覚えたのが「アイルトン・セナ」でもなく「アラン・プロスト」でもなく「中嶋悟」だった。その「中嶋悟」が乗っていたマシンが「Tyrell 019 FORD」である。
 そのマシンは他のマシンとはあきらかに違うデザインをしていた。ノーズは持ち上がりそこからガルウィングのようなフロントウィングがあった。そしてシンプルなマシンカラーに見なれた日本企業の名前。車の「く」も知らなかった筆者にとっては本当の意味での「F1」だった。このマシンがなかったらモータースポーツファンになっていなかったといっても決して過言ではないだろう。
 ボディは特に気を使っていない。フロントウィングは通常ノーズとつながっているのだが実車と同様に内側の部分をカットしている。またリアウィングの翼端版はキットだと変なテーパーが切られているので改めて作り直している。 タイヤはやはりゴムのほうがいいだろうということで付けてみたが乾燥して表面が割れてきてしまった。(泣)


F101 左側面F101 右側面

<シャーシ>

 前記でも書いた通り、「中嶋悟」ファンとなったときタミヤからこの「Tyrell 019 FORD」がRCで発売になった。当時高校生だった筆者にとってどうしても欲しかったがお金がなく夢に思っていたその時、兄が誕生日にプレゼントとして買ってきてくれた。それからというもの今日までドップリRCにはまっている。今でも筆者はRCをしているといった感じはなく、少なくてもRCをしている間は「中嶋悟」である。だから今でも「納豆走法」を忠実に守り、どうしても「中嶋悟」を表彰台に立たせたい。この気持ちは今でも変わらない。まさしく筆者にRCの楽しさを教えてくれた1台である。
 この「F101」はRCのF1ブームを築いた名シャーシである。機構が単純なだけにセッティングの差が出にくく腕の占める割合が大きかった。それだけに腕を磨くには非常によかった。筆者もどれだけ走り込んだか判らないほどに走り込んでいる。この後、ロールを考えて設計されたシャーシを組み込んだ「F102」、そしてフルモデルチェンジといっていいほどの大改革を受けた「F103」シャーシとその血は受け継がれていった。F1の人気下火に伴いRCのF1もツーリングカーの台頭によりどんどん人気は沈火していったが最近、また復活の兆しを見せている。


<主な戦績>

日程レース名クラス予選順位決勝順位
1995.2.19丸隆屋シリーズ第1戦F16位6位

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