Takamura planning

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

F201 / McLaren Mercedes-Benz MP4/13 (1998年)

左側面右側面

<ボディ>

 やっと出来ました。「Ferrari F2001」「Willams FW25」まで出たところでピタッとバリエーションが止まってしまったので、他に何かないかと探したところ、F103用の「McLaren MP4/13」が限定であったので半ば強引にF201に載せることにしました。
 「McLaren MP4/13」といえば「McLaren MP4/6」以来、実に7年ぶりにミカ・ハッキネンにドライバーチャンピオンを獲らせたマシンです。当時、最高のエアロダイナミストであったエイドリアン・ニューウィーとウィリアムズから獲得、そのニューウィー効果が出たF1マシンです。開幕戦なんか他のマシンに比べ1ラップ1秒早いという信じられない実力を見せつけました。途中ハラハラすることもありましたが鈴鹿でチャンピオンを決めることが出来たのです。
 まずフロントウィングですがこれもボディに付属していたものを使っています。本体側の支柱部分を2/3ほど切断すれば恐ろしいほどピッタリはまります。
 ボディはフロントウィングに差し込むようにして付けるボディなのでそれに合わせてボディを被せるとリアがまったく足らなくなります(F201の方がF103よりホイールベースが長い)。これは目をつぶりましょう(苦笑)。写真のアングルでは解りにくいですが上から見るとカッコ悪すぎです。またリアサスペンションがプッシュロッドですのでボディの中に納まりません。カッコ悪くなる事を理解しつつ、リアサスペンションがボディの中に入るようにボディをカットしていきましょう。ドライバーの部分もフロントサスペンションに当たるのでボディをカットする必要があります。
 リアウィングは付け根の部分がF103とF201で違うのでリアウィングのパーツはF201用を使っています。もともと「McLaren MP4/13」のボディがタバコの宣伝の制限からドイツ仕様になっています。ドイツといえばF1屈指の高速サーキットですからウィングは小さく、かつ抵抗にならないように寝かしています。そのウィングが付いているわけですからリアウィングに貼るステッカーもF201のリアウィングのフラップより小さい為、フラップの部分に必要以上の隙間が空いているわけです(笑)。
 しかし、何より嬉しかったのは「1」のステッカーが入っていたことですね。ハッキネンがチャンピオンを鈴鹿で決めた時、ゼッケン「8」の上に「1」を貼って記念撮影をしています。これを再現させようとしたんですが考えてみたら「West」のステッカーを作らないといけないですね・・・。ま、時間みてやってみます。
 というわけでこんな感じに仕上がりました。カッコいいでしょ?失敗談としてボディの黒の部分、実は「ガンメタ」での塗装を指定されていましたが、筆者の思い込みで「黒」に塗装してしまいました(汗)。解らないですよね!



F201


<シャーシ>

 F1シリーズが新時代に突入です。4独サス、プッシュロッドサスペンション、ダブルウィュシュボーン。そそられる機能満載です。
 発表当初は欲しかったけれども踏ん切りがつきませんでした。何故ならF1は4駆ではないからです。しかし、よくよく考えてみるとTA04で愛用しているNSXだって4駆ではなくMRだしねぇ。というわけで買ってしまいました。すいません、M・Iさん。
 さて、組み立てですがF1とは思えぬ程の部品数と手間がかかりました。ツーリングカーならスペースがあるのですがF1ボディに収めようとするといろいろ考えなければなりません。気を付けた点を下記に書き出しておきます。

(1)ステアリング
 ステアリング部分はボディでいうとノーズ部分にあたるのできちんと稼動するか、ボディに収まるか確認しながら組み立てましょう。筆者の場合はサーボからB1部品に繋がるE10部品がフロントギアボックスに干渉してしまうのでフロントギアボックスを削っています。
 また、サーボセイバを取り付ける際はアッパーデッキと干渉しないか確認しましょう。筆者はハイトルクサーボセイバを普通に取りつけると干渉してしまうため角を削り落としています。

(2)ダンパー(フロント)
 今までのダンパーはスプリングのストッパーとピロボールが別部品だったのにF201は取り付け方法の関係上一体型になっています。ということはスプリングを交換しようとするとダンパー下側を全部取らなくてはなりません。ダンパーシャフトを傷つけてはいけないのは常識ですからフロントダンパーを組み立てようとするとスプリングの隙間からロッドをペンチで抑え、さらにスプリングストッパーを取り付けなければならないという曲芸を強いられます。先の細いペンチなどを用意しておくといいかもしれません。

(3)モータ
 モータの取り付け自体は問題ないのですがタミヤGP参加を目的にしているなら車検時にモータを取り外せるように配慮しなければなりません。アンプとモータを接続するコードは少し余裕を持たしておいたほうがいいでしょう。

(4)メカ搭載
 前にも書きましたがスペースに余裕がないので小型アンプ、小型受信機は絶対に必要です。受信機搭載に関してはすぐにクリスタルを交換出来るよう考えて配置しましょう。アンプも必要最低限のコード長さにしたほうがいいのでF201専用と考えたほうがいいと思います。例えばバッテリーコードなどは長いとボディからはみ出てしまいトラブルの原因となります。筆者もバッテリーコードはアンプから1cmくらいの長さしかありません。
 また問題となるのはサーボから受信機へと伸びるコードをいかに上手くまとめるか、ここが腕の見せ所です。ちなみにアッパーデッキに結合してしまうとボールデフを整備する際、手間になるのでご注意を。

<セッティング>

 セッティングは筆者はあまりわからないので三浦選手のセッティングを真似しています。車高は基本的に前後5mmを基本としていますが説明書のままのプッシュロッドの長さにしてしまうと前6mmと後4mmとなってしまうのでフロントのプルロッドは22.0mm、後ろは19.0mmにしています。スプリングはフロントがソフト、リアがミディアムです。
 また以外に車高によってトー角の変化が大きいです。実際に走らす状態にしてトー角のセッティングをしましょう(バッテリーを外して台座の上に置くとかなりトーインになる)。ちなみに筆者はフロントが0度、リアが3度です。
 あとスケール感を大事にする筆者としてはフロントロアアームにつけるプレートを外しています。当たり前ですよね!

<走行>

 まだシェイクダウンしたばかりなのでセッティングはこれからという感じはありますがファーストインプレッションは「思ったより速く、車重を感じさせず、それでいてキビキビ走り、安定感がない」といった感じでした(笑)。前後ボールデフのせいかコーナー中にアクセルを抜くとアンダーが顔を出します。ということは常にトラクションをかけつつアクセルで曲げるイメージがベストみたいですね。それに気付いたときには予選が終わってたけど(笑)。
 でもウィッシュボーンなのですぐ折れたりするかなと思っていたけど以外に頑丈です。タイヤも1種類しかないし腕勝負みたいなところがあっていいですよ!みなさんもやってF1クラスを盛り上げよう!


<マシン詳細>

ボディMcLaren Mercedes-Benz MP4/13
シャーシF201
サーボKO FEC PS-713
アンプKO KSC-1000FR
受信機KO KR-301F
モータースポーツチューン
全装備重量1410g(RC2400SP搭載時)

<主な戦績>

日程レース名クラス予選順位決勝順位
2003.6.1タミヤグランプリin大阪F16位3位
2003.10.19第12回タミヤGP全日本選手権 大阪大会F114位20位

ラジコン紹介一覧へ

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください