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LANCIA DELTA HF インテグラーレ (1992年)
パッと見て意外だったのがエンジンが意外に前にあるんですよ。今のWRCではいかにセンターに低く積むかがマシンデザインのテーマの1つになっているんですけど、この時代はまだそういった概念はなかったみたいですね。それも不思議なんですが運転席側にあるエアインテークっぽいのはなんでしょう?うーん。
ちなみにグループAのエンジンは、規定で300PSに決まっていて、その規定に合わす為φ38リストラクターを付けていましたが、もしこれを外すと、この2リッター4気筒DOHC16Vターボ・ユニットは、ベンチテストで最大出力430PS、トルク80kg-m以上を記録していたそうです。
「LANCIA S4」といい、この「LANCIA DELTA HF インテグラーレ」といい、怪物を作るのがLANCIAはお好きなようで(笑)
「LANCIA DELTA HF インテグラーレ」の運転席です。意外とスッキリしていますよね。驚いたのはメータがデジタルなんです。市販者では味のあるアナログなんですけどね。アナログの方がいいよなぁ。今その方が見やすいと思うんですけど。でも今のレーシングカーはF1でもそうですがみんなデジタルになっていますね。いいのかなぁ・・・?
ちなみにこの席にはD.AURIOLが座っていました。
助手席にあるコンピュータです。コ・ドライバー(ナビゲーター)はレッキ帳(ペースノート)とコンピュータを照らし合わせ、現在の位置を確認しながら次のコーナーのカーブのキツさなどをドライバーに教えます。だからドライバーとコ・ドライバーの間には絶対的な信頼関係がないとWRCで勝つことは出来ないわけです。ちなみにこの席にはB・OCCLLTが座っていました。
でPOWER UNITのボックスがあり、そのブラックボックスに配線のステッカーが貼ってありますが、これが逆に貼ってあります。たぶん最初は正しく貼ってあったんでしょうが「これ逆じゃねぇ?」という話が出て逆に貼りなおしたんでしょう。一度はがした後がありますね(笑)。こういった取って付けた感じが筆者は好きです。
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