Takamura planning

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Mclaren Mercedes MP4/12 (1997年)

Mclaren Mercedes MP4/12


<第1回 英国モータースポーツショー (2000.8.11)>

 英国のモータースポーツを紹介するというので行ってみると何と会場はホテルニューオータニの「鶴の間」「芙蓉の間」。結婚式しか来ないんじゃないかという雰囲気でジーンズ姿で行った私は間違いなく浮いた存在でした(笑)。しかし、会場にはロータス97Tや参戦が発表されたばかりのジャガーR1、ベネトンB200など筆者にとって宝の山でした(笑)
 で、この「Mclaren Mercedes MP4/12」ですが1997年長年のパートナーだった「Marlboro」のメインスポンサーを離れ、新たに「West」のメインスポンサーを加え、カラーリングも一新した初年度を走ったマシンです。1991年来低迷を続けてきたMclarenが復調の兆しを見せたマシンでもあります。デザイナーは名車Williams FW14を手がけた空力の天才、エイドリアン・ニューウェイ。ドライバーはランキング3位のデビット・クルサードとランキング5位のミカ・ハッキネンでした。
 ちなみに写真の車は形状はMP4/12ですがカラーリングは翌年1998年に走ったMP4/13のカラーリングにしてあります。またタバコの広告が禁止されているサーキットでは「West」の代わりに各ドライバーの名前「David」「Mika」となっていたり、「West」のブランドマークが入っていたりしました。


Mclaren Mercedes MP4/12

<フロント>

 当時はハイノーズの全盛期で少しでも空気を車体下に押し込んでダウンフォースを稼ごうと各チームのマシンデザイナーは躍起になっていました。そんな中、このMP4/12は写真のようにローノーズでした。これは多分ノーズを持ち上げてしまうとフロントサスペンションのロアアームを取り付ける場所を失ってしまう為、フロントロアアームが取り付くギリギリまでノーズを持ち上げたらこうなりました・・・といったデザインだと思います。しかし、ちょっと『ぼてっ』としていますよね(笑)
 でも写真向かって左側のバックミラーは何であんな傾いているんだろ?


Mclaren Mercedes MP4/12

<リアカウル>

 この当時の空力の考え方は『きれいな流れの空気は使い、悪い流れの空気は捨てる』といったまさにそんな感じのリアカウルのデザインです。フロントから流れてきた空気をリアウイング翼端版から伸びている"しきり"で『きれいな流れの空気』と『悪い流れの空気』に分けられ、『きれいな流れの空気』は"しきり"の内側を通り、そのままリアウィングに当たってダウンフォースを稼ぐ。『悪い流れの空気』は"しきり"の外に分けられサイドポンツーン上のウィングレットに当り、リアタイヤに直接当たらない為、リアタイヤに空力的な影響を及ぼさない・・・といった感じでしょうか。今ほど複雑な形状ではありませんでした。
 でもリアウイング翼端版と"しきり"が接続しているということはさぞメンテナンスしにくかったんでしょうね。


Mclaren Mercedes MP4/12

<ディフューザー>

 で、ディフューザーです。この部分はマシンの底に入った空気を抜くことによっていかに効率よくダウンフォースを得るかということで各デザイナーが一番苦心するところです。通常見られる機会はなかなかないのでこうやって写真が撮れるときはドキドキします(笑)
 しかし、こう写真を撮ってみるとディフューザーの形は意外にオーソドックスなんだなぁと思わせます。それともショーモデルだから適当なものを付けているのかも。何にせよ真実は闇の中です。ちなみにディフューザー内にある丸い部分はマフラーです。



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