Takamura planning

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Mclaren Mercedes MP4/16 (2001年)

Mclaren Mercedes MP4/16


<2003年 F1第16戦 日本GP in 鈴鹿(2003.10.12)>

 行ってきました。F1日本GP。鈴鹿サーキット正面ゲートを通り、改札を越え、トンネルをくぐるとそこはまさしくF1の世界。最終ゲートを通ったすぐ左手にありました、「Mercedes-Benz」のブース。早速覗いてみるとありました、傾斜のしているステージに「Mclaren Mercedes MP4/16」が。人ごみをかき分けやっとマシン近くまでたどり着いてマジマジ見てみると「Mclaren Mercedes MP4/16」の”2003年カラーバージョン”でした。まぁ、いいんですけどね(苦笑)。早速写真をパシャパシャ撮り始めたんですがステージ上に傾斜してマシンが置いてあるので肝心なテール辺りの写真が撮れなかったのが残念でした。しかし「Mclaren」のマシンは日本ではあまり見られないので見れただけでもラッキーということにしておきましょう。
 で、この「Mclaren Mercedes MP4/16」に乗っていたドライバーはこの年のドライバーランキング2位のデビット・クルサードとランキング5位のミカ・ハッキネンでした。
 またこの「Mclaren Mercedes MP4/16」は1998、1999年のシリーズチャンピオンに輝いたミカ・ハッキネン最後のマシンになりました。ミカ・ハッキネンF1人生最後の優勝は2001年第16戦アメリカGPでした。もちろんこの「Mclaren Mercedes MP4/16」での優勝でした。そういう意味でミカ・ハッキネンのマシンを嘘でもでっち上げてほしかったなぁ。ちなみにこのマシンはデビット・クルサード用でした(泣)


Mclaren Mercedes MP4/16

<ディフレクター>

 こうやって全体を見ると昔に比べマシンがかなりスマートになった印象を受けます。どのように空気が流れるのかを追求するとこういう形になっていくんでしょうね。パッと見たときにノーズ横、サイドポンツーン前にある大きな整流版に目がいくと思います。これはノーズ側面を流れてくるきれいな空気をラジエーターに導くと同時にタイヤの回転によって引き起こされる乱流された空気をマシン外に出し、さらにノーズ下を通ってきた空気をマシン下部に導く為の仕切り板です。筆者は「ディフレクター」と呼んでいますが他に呼び名があるようです。
 各チームのデザイナーは形状や大きさなど試行錯誤していましたが(ウィリアムズは特に)Mclarenは本当にただの平面板を湾曲させているだけで、さらにとてつもなくデカイ!デザイナーのエイドリアン・ニューウェイはこの部分はあまり深く考えてなかったのかしら?


Mclaren Mercedes MP4/16

<フロントウィング翼端版>

 複雑な形状ですねぇ(笑)。この複雑な形状にも意味があって、まず「タイヤに直接空気を当てたくない」というのが前提にあるわけです。「タイヤに空気を直接当ててしまうと空気抵抗になる上、乱流を起こす原因になってマシンの空力に悪影響を及ぼします。そこでまず翼端版上についている”羽”で空気をタイヤ上に導いてやります。この”羽”も傾斜がキツイと空気抵抗になってしまいます。そしてその下、円錐を横にしたような部分はタイヤ横に空気を導く役割をしています。その円錐に沿ってきた空気は翼端版の最後にある外側に垂直に立っている板(判るかな?)に当たり、横方向に導かれる為フロントタイヤに直接空気が当たりにくい=空気抵抗が増えない訳です。うーん、なるほど。
 さらに凄いのがこの翼端版、上からみると翼断面の形をしているんですよ。そこまで空気に気を使うなら”羽”を留めているネジも丸ネジを使うんじゃなくて皿ネジを使って欲しいですよね。微々たるものだけどそういうものの積み重ねが大きな結果を導く訳だし。どうでしょう?


Mclaren Mercedes MP4/16

<リアカウル>

 この写真は解りやすいですね。ロアウィング(リアウィング下に水平に付いているフラップの事)にマシン上を流れてきた空気が当たるようリアカウルが後端に近づくにつれ下がっているのが解ります。その為、マシン後部がかなり絞り込まれエンジンやラジエーターから発生する熱がマシン外に出ずにマシン内にこもってしまい、マシントラブルを引き起こしてしまう可能性があります。その為、熱をマシン外に追い出すのがサイドポンツーン上に付いている煙突、「チムニーダクト」です。ちなみにこの手法を最初に始めたのはMclarenが最初です。無論、空力にはあまり好ましくないので少しでも影響が少ないように上からみると翼断面の形状をしています。
 こうやって一部分をみてどのように空気が流れるのかと考えるのが楽しいですね。ちなみに偉そうに書いていますが筆者の想像による部分が大半を占めるのであまり信じないようにしてください(笑)


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