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Mclaren Mercedes MP4/17D (2003年)
さて、ピット内です。ちょうどマシンがバラバラだったので写真に撮ろうとしたんですが筆者のいるグランドスタンドからだと光学10倍ズームでもよく見えなかったのでさらにデジタルズームを使うとこんな感じで撮れました。うーん、やっぱりデジタルズームはつらいですねぇ。そろそろ変え時かなぁ。
マシンですが従来タイヤが付く部分にヘンチクリンなホイールがついています。これはマシンのアライメントやFIAのレギュレーションにマシンが沿っているかを確認する時に使います。
しかし、マシンに乗っているメカニックとその近くにいるメカニックがこっちを見ていますが筆者を見ているんでしょうか?「何かでかい奴がこっちを見ているぜ」「ばーか、あれはでかいんじゃなくてデブっていうんだよ」「ははは・・・」。・・・何か腹が立ってきたな。
さあ、決勝前です。マシンがグリッドについた直後ですね。左上でヘルメットをかぶっているのがライコネンです。そしてその横をウィリアムズのマシンFW25に乗って通過しているのがモントーヤです。こう2台並ぶとマシンの形状の違いが解りますね。で、Mclarenのマシンの隣を通り過ぎるモントーヤをMclarenスタッフが「お前あっち!」と言っているのが判ります。ぶつけられたくないですもんね(笑)
フォーメーションラップ前はこのようにメカニックがよってたかってマシンの最終調整をします。この写真で「へー」と思ったのがあります。判ります?・・・そう、Mclarenのタイヤウォーマーです。これは何かというとF1のタイヤはグリッドについていると表面が冷えてしまい、もっともおいしいグリップを得る温度になるのに時間がかかるのです。だからグリッドについている間、このタイヤウォーマーでスタートギリギリまで温めておいていざスタートのときに一番おいしいグリップが得られるようにしている訳です。
で、そのタイヤですがホイールのイラストが書いてありますね。ふーんと言ってしまえばそれまでなんですが一見無駄と思えるこんなことまでこだわっているのがなんか嬉しくありません?
ちなみに左上で白いシャツを着ているのがライコネンです。
レース中のピットストップです。写真をみれば解りますが沢山のクルーがいますね。タイヤ交換1個に付き3人(タイヤを付ける人、タイヤを外す人、ホイールネジを付ける人)でF1はタイヤが4つなのでタイヤ交換だけで12人。それにタイヤ交換しやすいようにマシンを前後でジャッキアップする人が2人。さらに給油するチューブを持っている人が2人、計16人がピットに入ってきたマシンに群がり約6秒ぐちゃぐちゃやったあとマシンがピットから飛び出していく・・・。まさに職人芸でしたね。暇な方は写真で何人いるか数えてみてください。でもMclarenのクルーのヘルメットは「スターウォーズ」の「ダースベーダー」そっくりなんだよね。バイクヘルメット用に販売してくれないかな?
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