Takamura planning

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

Marlboro McLaren HONDA MP4/7 (1992年)

MP4/7 左側面MP4/7 右側面

<マシン>

 1991年、MP4/6でアイルトン・セナがワールドチャンピオンを獲ったもののドライバーに依存した部分が大きくシャーシデザインはライバルに比べ遅れていることは明らかだった。そこでマクラ-レンはシャーシデザインを一新し、ハイテクを導入してライバルとの差を埋めようとした。それがこのMP4/7である。
 しかし、出来あがりが遅かったこともあり、十分なテストを出来ないまま実戦投入をするのは難しいとして開幕2戦は前年度改良版のMP4/6Bで戦ったがウィリアムズにまったく太刀打ちできず、第3戦ブラジルGPに急遽投入された。そして第5戦モナコGPはまさに「死闘」ともいうべき戦いがアイルトン・セナとウィリアムズのナイジェル・マンセルとの間で行われた。筆者も長い間F1を見続けてきたがゴールまで寝なかったモナコGPは初めてである(笑)。結局ウィリアムズに歯が立たないままシーズンは終了した。またHONDAの第2期最後のマシンとなったのである。
 各チームともシーズン始めにニューマシンの発表会を行うがMP4/7が発表になったとき筆者は、『何て美しいマシンだろう』と心底思った。MP4/6よりもスリムになりノーズ横までマルボロレッドが入っているのが何より新鮮だった。筆者のなかでは名車の1つである。


MP4/7 左側面MP4/7 右側面

<制作>

 キットはタミヤの1/20 F1シリーズを使用している。タミヤだけあってキットの合わせもよく初心者でも簡単に作ることができる。白はモデラーズから出ている「スーパーホワイト」、赤の部分は同じくモデラーズより出ている「マルボロレッド」を使用している。クリアーコートも塗っているがあまり艶がでていない(笑)。
 シャーシ自体も特にこれといったことは何もしていないが、カウルにサイドのエアアウトレットを付けたらシャーシとの合わせに失敗し、カウルを被せた際にシャーシとの間に隙間が出来てしまった(笑)。またこの時からリアウィングが一体化し、それに合わせてデカールも作られた。タミヤとしては気を遣ってくれたのだろうが筆者にとって結構迷惑だった。


模型紹介一覧へ

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください