Takamura planning

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MITSUBISHI PAJERO T2市販車改造 (2001年)

MITSUBISHI PAJERO T2市販車改造


<大阪モーターショウ(2001.11.31)>

 2002年パリ〜ダカールラリーで総合優勝したJ・クラインシュミット車が来ていました。J・クラインシュミット選手は女性であり、パリ〜ダカールラリー史上初の女性総合優勝者となりました。しかもややこやしいのはこのJ・クラインシュミットの元旦那が三菱のライバル、シュレッサーバギーを操るJ・L・シュレッサーというから驚きです。夫婦喧嘩がパリ〜ダカールラリーのワークス争いに発展?している訳です(笑)。うーん、凄い。
 レースカーはフルモデルチェンジして2年目のPAJEROです。全長は4225mm、全幅は1973mm。エンジンは6G74 V型6気筒DOHC24バルブ MIVECφ32吸気量制限装置(リストリクター)付。 排気量は3,497cc、260ps。最高速度は180kmとなっています。もちろんもっと速くは走ると思いますが(苦笑)
 ガソリンタンクの容量は470ℓ!!。筆者の車が高速で8km/ℓですから単純計算で3760km走れる訳です。東京−京都が約500kmですから7往復半!さらにガソリン代が筆者の車はハイオクなので145円(2006年5月現在)で計算すると68150円の支出!「ハイオク満タン」なんて言おうものならとんでもないことに!(爆)


MITSUBISHI PAJERO T2市販車改造

<フロントダンパー>

 フロントにはダンパーを2本装備しています。過酷なパリ〜ダカールラリーなのでジャンプなどでも対応出来るようにしているのでしょうか。右側に見える青いタンクはリザーバータンクと思われ、ダンパーの衰減力をスムーズにしています。
 ちなみにタイヤはミシュランで18/80-16でした。


MITSUBISHI PAJERO T2市販車改造

<コクピット>

 運転席です。実はこの写真、2000年パリダカ参戦仕様車ということで展示されていたPAJEROの運転席を撮ったものです(笑)。『MITSUBISHI PAJERO スーパープロダクション仕様車 (2002年)』の運転席を見比べたら全然違うのが解ると思います。
 でも2002年バージョンはタコメータがデジタルですが2001年バージョンのタコメータはアナログなんですね。F1でもそうですがアナログの方がレーシングカーっぽく見えませんか?古いかなぁ・・・(汗)


MITSUBISHI PAJERO T2市販車改造

<サイド>

 昔からパリダカ仕様のPAJEROはマフラーを両サイドから出すというスタイルをとってきました。このPAJEROもそのレイアウトを取っています。マフラー下にあるのはアンダーカウルで主にボディへの底打ちを防ぎます。ガード的な役割ですね。もしかすると空気の整流効果も狙っているのかもしれません(車体の底がガタガタだとそこでフロントから入ってきた空気が乱流してしまい空気抵抗として現れます。すると最高速度が出ないばかりか燃費も悪くなってしまう)。

MITSUBISHI PAJERO

<リア下周り>

 サスペンションはダブルウィッシュボーンで中央にデフケースがあり、そのデフケースを覆うようにフレームがあり、そのフレームにサスペンションアームが付いています。このアングルだとアッパーアームの形状がよく解りますね。でもロアアームは普通のパイプ状のアームなんですね・・・。ふーん。


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