このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
NISSAN R92CP (1992年)
でかいです(笑)。HIDライトとかだともう少し小さいんでしょうが。もちろんヘッドライトカバーはポリカですね。でもそのポリカにネジを入れる穴が三箇所。なんでしょうね。コレ。こんなところにカナードでも付けるんでしょうかねぇ?でもそれしか考えられないよなぁ。
今回、写真を撮っていて一番「へぇ〜」と思った部分ですね。エアロダイナミクスを考える中でタイヤによって発生する乱流(乱れた空気)をいかに車の外に出して、綺麗な空気のみをリアウィングに当てるか・・・という考え方で大多数は車の横に乱流を排出し、リアウイングに行く空気の妨げにならないようにデザインするんですがこの「NISSAN R92CP」はちょっと考え方が違うようですね。
それともう一つ面白いのがこのフタ?とも言うんでしょうか。角度が変えられるんですねぇ。よくよく見ると奥に一本のネジがあって手前に何箇所か穴が開いています。このネジの場所を指定することによってフタ?の角度が変えられるんですね。それでフロントタイヤからの乱流の排出量を変えているのでしょう・・・。でも意味あるのかしら?
それとこれは1モデラーとして言っておきたいんですがカバー?の切り口が汚すぎ!何?このギザギザ。「ガッカリだよ!」(←桜○やっくん風に)
そのタイヤフェンダーの部分に小さなバックミラーがあります。ほんとに小さいんですよ。これで後ろから来る車が見えるのかしら?俗にいうバックミラーの死角が増えて怖い気がするんですが。だって例えば鈴鹿であればピットから出るときに左からストレートを爆走してくる車がいるわけだしねェ。でもF1なども小さいからいいのか、別に。
ちなみにこの位置のバックミラーは左側のみで右にはついていません。
・・・では右側のバックミラーはどこにあるのか?。実は写真のように右ドア上の所についているのです。この「NISSAN R92CP」は右ハンドルなので左バックミラーが前に、右バックミラーが手前にあったほうが見やすいんですかね。確かに車を運転していると左のバックミラーは前にあったほうが見やすいですが右バックミラーが右手前、それもちょい上にあるっていうのはどうなんだろ?しかもデカイですしねぇ。うーん。
デカイです。車幅分ある訳ですからかなりのもんですね。ボディ左右でウィングをネジ止めしていますが空気のダウンフォースが大きいんでしょうね、さらに真ん中の支柱でウィングを支えています。注目すべきはウィングのフラップのネジ止め場所。角度をつけられる穴はいくつかありますが、よく目を凝らしてみてみると今止めている手前にもう一つフラップの角度をつけられる穴があいています。・・・ということはフラップにも幅が長いのと短いのがあって、それぞれ使い分けていた・・・ということになるんでしょうか。
これからもセッティングってシビアなものだとわかりますね。このわずかな違いがドライバーはわかるのかしら?
後ろから見ています。何とも言えない存在感がありますね。このショットからいかに車高が低く、ディフューザーが大きいかわかりますね。ちなみにディフューザーの上についている横長のライトみたいのはブレーキランプです。ナイロンバンドでとまっています(笑)。
ところでみなさん、不思議なことに気づきませんか?そう、マフラーがないのです。では何処に?・・・そう、マシン横にマフラーが付いているんですねェ。解りましたか?え?知っている?ごめんちゃい・・・。
さて、そのディフューザーですがF1ほど複雑な形をしていません。ディフューザーとはマシン下に入った空気を一気に抜く(流速を早める)ことによってダウンフォースを得る部分です。俗にいう「ベンチュリー効果」というものです。その中にあるのはリアのダブルウィッシュボーンサスペンションのロアアームですね。その上にある茶色の部分はドライブシャフトの付け根部分です。
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