このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
第6回 りんごじゃむサーキットRC5時間耐久・ダート大会(2002.7.28)
毎年この季節になると長野県斑尾高原にあるペンション『りんごじゃむ』で5時間耐久レースが開催されます。今年は大学の先輩達と助っ人Sを呼んで総勢5名で『TMC with 中嶋企画』を結成、レースへの参戦になりました。
事前のテストもないままぶっつけ本番、はてさてどうなることやら。
5時間となるともちろんバッテリーの交換が必要になります。1本20分走るとして5時間ですから単純計算で15回交換が必要になります。ドライバーも交代で変わる為、誰でも早くバッテリーを交換できる必要があります。1周約12〜13秒コースですからバッテリー交換に時間がかかってしまうと簡単に1周差がついてしまうのでスピードと的確さが求められます。また必要に応じてモーターを強制的に冷やすコールドスプレーをかける人がつきます。1人〜2人の作業になります。
よってみんな熱心に練習中です。そこを撮ったのですがS君、なんでそんなにカメラ目線なの?
今回参戦するマシンはタミヤの『TB01』になります。540モーターに耐久力のあるTG10のアルミサスを組んでいます。もちろんダンパーは大容量のアルミダンパーが付いており、バッテリーの通常はピンで止まっているものをナイロンバンドにすることによって交換しやすくしています。
ボディはスバル・インプレッサWRC2001でフロント裏にはボディが割れにくいようにメッシュが貼ってあります。
さて、耐久レースの始まりです。5時間のうち1ヒート目が2時間半、途中お昼休憩を挟んで2ヒート目が2時間半の計5時間で競います。お昼休憩中はマシンを主催者に預ける為、整備ができませんのでお昼を食べつつバッテリーを充電しつつチームメイトと2ヒート目の作戦を練るのがまた楽しいですね。
写真手前のスバル・インプレッサWRC2001がチームのマシンです。奥にフォーカスが見えますが、こうみるとWRCみたいですね!
写真が耐久レース中に充電しているバッテリーとその充電器の山です。青い筒がバッテリーですね。先ほども言いましたが5時間走りきるにはバッテリーが15本は最低必要なんですが、もちろんそれだけでは不安なので予備も考えると20本あれば安心できます。"使った後また充電すればいいのではないか?"と思われるかもしれませんがバッテリーはニッカドバッテリーといって一度使用した後、すぐに充電するとバッテリーの寿命を著しく損ねるばかりか本来の性能が発揮できません。それなのでどうしても本数が必要になるわけです。
ちなみにちゃんと"充電したもの""使用し終わったもの"を分けておかないとこんがらがってしまい、チームの中で「これ使った?」「これ充電し終わっている?」などの疑問符が飛び交います(笑)
5時間走り終わったマシンです。見た目変わらないように見えますが、途中モーターが熱くなりすぎて焼きつきを起こし載せ換えを行っています。どうも『TB01』はモーターを縦に積んでおりバスタブシャーシと相まって熱がこもりやすいんでしょうね。また実はフロントの足回りは見るも無残な姿になっています。左下側のフロントサスペンションのキングピン、色がピンクになっています(笑)。
何にせよよく5時間も走ってくれました。
結果は6位完走でした。ちょうど6周年ということで1位よりも豪華商品でした。5時間耐久レースというと長いように感じますがあっという間でしたね。途中いろいろあってそのドタバタがまた楽しかったです。またリベンジをしたいものです。何にせよ皆さんお疲れ様でした。
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