Takamura planning

<ボディ>

　来期(1998年)ティレルよりF1デビューを控えた高木虎之介選手は日本でフォーミュラニッポンに参戦する傍らF1のコースに慣れる為、ヨーロッパのPORSCHE CUPに参戦するというタイトなスケジュールをこなしていた。このボディはタミヤより限定で発売されたPORSCHE CUPに参戦した時の高木虎之介選手の愛車「PIAA　PORSCHE　911」である。
　ボディの改造点といえばリアウィングのネジ止めのところをポリパテで埋めて継ぎ目を消しているところである。

<シャーシ>

　もう語ることは何も無い程の名車である。ラジコンをやっている人なら誰でも１度は走らせているはずである。もちろん筆者もラジコンを語る上で外せない１台であることは間違いない。
　最初は「TA01」という形でオフロードマシンをただツーリングカーにしたようなものだった。しかしその後「TA02」というマシンバランスを見直したシャーシが発売になり、操縦性、整備性などが格段に上がり、ツーリングカーブームを起こすきっかけとなった。その後、ショートホイールとなった「TA02SW」、ワイドトレッドになった「TA02W」、FFシャーシの「FF01」など多々のバリエーションを生み出した。
　写真ではダブルデッキの「TA02SW」になっているが筆者はこのシャーシで走らせたことはなく、ひたすら「TA02」でレースに出場していた。何故「TA02SW」になっているのかといえばただ単に「PIAA　PORSCHE　911」のボディを載せたかっただけである。(笑)