Takamura planning

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

TA03R / PIAA NSX GT2 LeMans (1995年)

PIAA NSX GT2 LeMans 左側面PIAA NSX GT2 LeMans 右側面

<ボディ>

 このNSXは1996ルマン24h、GT2クラスに中嶋企画が参戦するために作られたマシンである。監督はもちろん中嶋悟、ドライバーに黒澤琢弥、田中哲也、佐藤浩二という渋い(笑)面々であった。しかし、予備予選時にトラブルが出てしまい結局タイムを出すことが出来ずに予備予選落ちし、ルマンに出場することが叶わなかった幻のマシンである。去年、チーム国光が同クラスで優勝をしているだけに筆者の期待もかなり大きかった。それだけに今でも残念で仕方がない。
 ボディはサードパーティ(メーカーは忘れた)から出ている「NSX GT2」を使用している。ステッカーも同様である。ボディはサイズが190mm対応の為、かなりフェンダーがはみ出ているのがお判り頂けると思う。リアウィングは鈴鹿シェイクダウン仕様にする為に翼端版を制作中である。ホイールは「PIAA アコード JTCC」のホイールをセミグロスブラックで塗っている。


TA03R 左側面TA03R 右側面

<シャーシ>

 「TA02」から?年、待望のニューシャーシが出るというので期待していたらその予想をいい意味で見事に裏切ってくれたのが「TA03」である。最初の登場はいきなりダブルデッキにフロントモーターという画期的なレイアウトでのデビューとなった。もちろん筆者は早々に買って走らせたが、その安定性はまさしく優等生そのもの。まだオプションが出ていなかっただけに走りはちょっと重かったものの将来性を感じる1台であった。
 そしてまた、ものの見事に筆者の期待は裏切られる。シャーシーレイアウトを変えることによりフロントモーターの「TA03F」、フロントモーター・ショートホイールの「TA03FS」、ミッドシップモーターの「TA03R」、ミッドシップモーター・ショートホイールの「TA03RS」といった4種類ものシャーシーを発表したのだ。中でも人気があったのは「TA03RS」で、「ポルシェ911 GT1」ボディとの相性もよく一次期このセットじゃないとレースには勝てないと言われるほどだった。今だから「TA04」に主役の座を明け渡しているがフロントモーターにこだわる根強いファンも多く、まだまだ現役である。
 筆者はNSXボディを積む為に「TA03R」としている。しかし、この「TA03R」でレースに参戦したことがなく、そのまま「TA04」へと移行してしまった。


<主な戦績>

日程レース名クラス予選順位決勝順位
1996.7.14TMサーキットMRQ第4戦ノーマル1位1位
1996.10.20TMサーキットMRQ第7戦ノーマル2位1位
1996.11.24TMサーキットMRQ第8戦ノーマル2位7位
1997.1.19TMサーキットMRQ第10戦ノーマル8位13位

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