Takamura planning

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台湾/台北 (2003.8.2〜6)


 会社の出張で台湾に行ってきました。これが人生の中で初の海外旅行となりました。仕事というより観光が楽しみでしたが、もちろんそんな時間はありませんでしたね(笑)。だから仕事が終わった夜、危険もかえりみず台北の街中をホテルにあったちゃちい地図を頼りに徒歩でウロウロ観光してきました。文字も日本の漢字に似ているので迷うこともありませんでした。おかげで足先から出血・・・。いい思い出になりましたけどね(汗)。
 しかし、台湾の料理はおいしいと聞いていたんですが、現地の案内人に連れていかれたところが屋台などが並ぶ地元の人しかいかないようなお店に行き、料理を食べたんですが酷い!の一言。骨があろうがなかろうがぶつ切りの料理が並ぶし、店員さんの態度は悪いし・・・。もっとちゃんとしたところで食べれば美味しいんでしょうけどね。コーラも何か薬臭いんですよ。病院の手術室で飲んでいる味でした(泣)。あ、タピオカにははまりましたョ(笑)。
 そんな感じで、観光している時間はありませんでしたが機会があればまた行ってみたいですね。


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<台北警察所>

 さて、まず『台北警察所』ですが看板見えますか?そう、ちょうど台湾に行った時が「SARS」という病気が台湾で猛威を振るっていた時だったのです。日本と台湾との航空機路線も1日1便まで減らされて、まさに世界から台湾が隔離されつつある時期でした。飛行機の中でも変な誓約書(?)を書かされるし、空港はサーモグラフィーなどが設置してあり物々しい雰囲気でしたね。
 ま、初めての海外で危機感というより期待感の方が強かったですけどね(笑)


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<台北警察原チャリ>

 その『台北警察所』の前には警察官が乗るであろう原チャリが置いてありました。日本でもおなじみSUZUKI製です。ナンバープレートにご注目。「SUZUKI」の上には「台鈴機車」と書かれています。つまり「台湾SUZUKIの車」という意味なのでしょうか。また、原チャリの側面には「台北市政府警察局 巡遍車」と書いてあります。荷台には赤と青のパトランプが。そういえば日本のパトカーってランプが赤でアメリカのパトカーってランプが青ですよね。台湾は中間をとったということなんでしょうか?


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<行天宮>

 台北の街中で大通りに挟まれるように存在しているのが、この『行天宮』です。この『行天宮』は1967年に落成、商売の神様である「關聖帝君」を祀ったお寺だそうです。夜にも関わらず門は開いており、すんなり入れましたね。大きくはありませんが建物自体は非常に美しく、装飾も素晴らしいものでした。日本のお寺とは雰囲気がガラリと変わりますね。


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<孔子廟その1>

 台北の街中からちょっと外れたところに『孔子廟』があります。儒教の祖として日本でも有名な孔子を神格化し、廟にお祀りする習慣が中国にはあります。台湾には『孔子廟』が2つあり、台北と台南にそれぞれあります。台北は特に有名で台北市直轄の上に政府公認で祭事が開催される程らしいです。
 もう夜中だったので門の中には入れませんでしたが結構広かったです。お昼とかだとにぎわうんでしょうね。


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<孔子廟その2>

 『孔子廟』の歴史は1875年までさかのぼります。当時莫大な費用をかけて建設が開始され、1884年に完成しましたが同年、日清戦争が勃発。台北は日本の占領地となり、孔子廟を始め記念碑や備品のほとんどが破壊されたそうです。こんな話を聞くと淋しいですね・・・。
 しかし、1920年から孔子廟復興の動きが市民の間に広がり、中国大陸から寺院建築家を招聘。1939年に現在の孔子廟が完成したそうです。
 写真にあるように門にもいろいろな種類があります。装飾もそれぞれあり、見ていて楽しかったですね。


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<孔子廟その3>

 『孔子廟』の南側に面した外壁に「萬仞宮牆」の四文字が大きく書かれています。これは論語の「夫子之牆數仞,不得其門而入,不見宗廟之美,百官之富,得其門者或寡矣」からとられており、意味は「学問を収めるのに近道は無い、真面目に学ぶのみ」だそうです。さすが孔子にまつわるだけありますね。それだけに孔子廟内で勉強をすると合格するというジンクスがあるようで受験前は真剣な顔をした学生達でいっぱいになるそうです。
 確かに孔子のお膝元で勉学に励めれば結果が出そうな気がしますね。


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<大龍恫保安宮>

 『大龍恫保安宮』は『孔子廟』のすぐ隣にあります。"保安宮"と聞くと「警察官や保安官」が関係あるのかと思うでしょうが、まったく関係なく"医療と長寿の神様「保生大帝」"が祭られています。1742年の創建されました。『孔子廟』に隣接しているせいか、知名度はかなりのものみたいですね。


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<大龍恫保安宮 中央扉>

 その『大龍恫保安宮』ですがこちらも『孔子廟』に負けないほどの装飾が飾られています。写真は中央の扉に書いてあった絵ですが他の扉が全て模様が違います(全部載せると膨大な写真の数になりますので中央扉のみを載せています)。
 でもこの絵を見ると三国志に出てくる関羽と張飛に見えませんか?何か関係あるのかしら?


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<圓山大飯店>

 台北で一番有名なホテルじゃないでしょうか。高速に乗っていても街中からみてももの凄く目立ちます。写真は夜なので解りにくいかもしれませんが実に見事な建物です。1952年に建築されてから外交などで各国の賓客を招待するような有名はホテルです。別名は「龍宮」とも呼ばれているそうで、建築デザインに、20万以上の龍の彫刻があるそうです。凄いですね。今度台湾に行く事があればここに泊まりたいですね。ご飯も美味しそう・・・じゅる。


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 台北の空港はかなり大きく、中をバスで移動するんですがその空港に近い所に航空博物館があります。出発まで時間があったので見に行く事にしました。
 結構敷地も大きく、日本にはない飛行機がたくさんありましたね〜。思わず一緒にいた知人を無視して一人はしゃいでいました。
 その中の一つがこの『F100A』です。別名「スターセイバー」。アメリカ合衆国のノースアメリカン社で開発された実は世界初の実用超音速機なんです。アメリカ空軍で1954〜1971年まで使用されました。この『F100A』は初期量産型で203機が製造されました。機首下に20mm機銃2門を備えています。
 民國47年の「八二三」砲戦の期間に中國空軍として参加したみたいです。看板にはそれっぽいことが書いてあります(汗)。


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 『F-86』はアメリカ合衆国の航空機メーカーノースアメリカン社が開発したジェット戦闘機で、別名は「セイバー(Sabre)」といいます。日本でも使われていました。この『F-86』は朝鮮戦争で中国軍のMiG-15と米空軍のF-86とがを朝鮮半島上空にて史上初の後退翼ジェット戦闘機同士の空中戦を繰り広げたことでも有名です。その時、『F-86』の損失が78機に対して「MiG-15」が800機以上の損失を出したというのだからいかに優秀な戦闘機であるか実証できた訳です。その中で『F-86F』というのはエンジンをJ47-GE-27(推力 2.7t)に強化し、「6-3翼」を導入した型で「6-3翼」とは、主翼の前縁を6インチ、翼端を3インチ延長し、前縁スラットを廃止、境界翼としたものです。
 看板には民國43年12月1日に配属され、民國60年4月3日に退役したと書いてありました・・・たぶん。


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 『T-33』は、アメリカ合衆国のロッキード社が1943年に開発した練習機。別名「シューティングスター(Shooting Star、流星)」と呼ばれていました。65,000機以上が1948年から1959年にかけて製造され、世界30カ国以上で練習機として使われた実績からいかに優秀な機体であったか想像できますね。
 看板には民國42年4月に配属され、民國78年に退役するまで1,335人のパイロットを育てたと書いてありました・・・たぶん。


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 『F-5』は、ノースロップ社が1950年代に開発したアメリカ合衆国の戦闘機です。別名は「フリーダム・ファイター」。経済性や発展途上国において初のジェット戦闘機としての利便性に加え高価な戦闘機に勝るとも劣らない抜群の機動性でアジア・アフリカなどで大量に使われました。『F-5A』は初期型になります。
 看板には民國47年3月に配属され、民國76年10月に退役したと書いてありました・・・たぶん。


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 『F-101』、別名「ヴードゥー (Voodoo)」は米国マクドネル社が開発した双発の超音速戦闘機です。この『RF-101A』というのは写真偵察型でノーズの部分がカメラになっています。
 看板には中華民國空軍に民國48年10月に配属され、民國62年7月までの服役したと書いてあります・・・たぶん。


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 『F-104』は、ロッキード社で開発されたアメリカ初のマッハ2級のジェット戦闘機です。別名は「スターファイター(Starfighter)」。初飛行は1954年2月になります。この戦闘機は独特の形状をしていて細い胴体に、短い矩形の主翼がついており、インテイクは胴体脇にショックコーンとともについていて、排出口は胴体末端にあります。尾翼はT字尾翼となっています。『F-104A』は初期生産型として153機が生産されました。日本でも『F-104J』という形で航空自衛隊が使用していました。
 看板には民國49年に配属され、民國77年までの28年間服役したと書いてあります・・・たぶん。


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