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Takamura planning

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

TOM's F3(ドラマ『エンジン』撮影車)

<大阪オートメッセ（2006.2.10）>

　めずらしい車が1台来ていました。フジテレビドラマ『エンジン』(2005年6月27日放送終了)に実際に使われていた車両です。
　ドラマ『エンジン』は神崎次郎(木村拓也)がプロドライバーをクビになり、実家となる児童養護施設に帰ってきますが、そこで彼を待ちうけていたのは、頑固な父(原田芳雄)や口うるさい姉(松下由樹)に加え、理想をおしつけるエリート保育師(堺　雅人)、夢見がちで意地っ張りの保母(小雪)、そして施設にいる12人の子供達でした。その中の人間模様を描きながら神崎次郎が子供達の夢を叶える為、自分の為にドライバーとしてもう一度レースに挑戦する・・・といった内容です。レースドラマというよりもヒューマンドラマに近い内容でした。モータースポーツファンには物足りなかったのでは？
　実は木村拓也がドラマで主演しているのを見るのはこれが初めてで、もっとかっこつけているのかと思いましたが自然体で好感が持てましたね。
　さて、実車ですが実際この車はレースにも参加していたそうで実際のレースシーンは実車のF3レースを使うほか、神崎次郎役にはプロドライバーの中嶋一喜(元F1ドライバー、中嶋悟の長男)が参加していたそうです。実際のマシンメンテナンスもTOM'sが担当しており撮影していたサーキットも富士スピードウェイと結構本格的だったんだなぁと関心します。ちなみに右後にある楕円形のポットはエンジンに吸気させる吸気口です。穴の大きさで吸気量を調整しています(というかレギュレーションで決まっている大きさになっている)。

<コクピット>

　この写真を見るまで筆者はF3はもっとアナログな車かと思ったのですが甘かったですねぇ。なんとハンドルには液晶モニターが！タコメータ等がないということは全てこの液晶に表示されるのでしょう。これは気づかなかったなぁ(苦笑)
　ちなみにドライバーネームにはドラマの主役である神崎次郎(Jiroh.K)の文字がありますね。

<テール>

　後ろ姿です。マシン自体は思ったより小さかったですね。サイドポットも小さいし。あの中に入るラジエータは十分な容量があるんだろうか？不安です。
　それよりも驚いたのがマフラーです。リアウィング付け根に"ニョキ"と出ています。フォーミュラで流行の"上方排気"ということなのでしょうか？にしてもこのデカイマフラーはスゴイですねぇ。配管処理をどうしているのか見たかったですね。

<ヘルメット1>

　ドラマ『エンジン』で実際に使われていたヘルメットです。もしかしたら木村拓也もこの中に頭を入れたのかしら？と思いにおいを嗅ごうとしましたがアクリルケースの中に入っていて無理でした(泣)

<ヘルメット2>

　ドラマ『エンジン』にもよく出てきた神崎次郎のトレードマークとなる"亀"です。よく神崎次郎役の木村拓也が「亀よ、亀よ、亀さんよ〜♪」と歌っていました。何故"亀"なのかは解りません(苦笑)
　その"亀"の下にあるのはAraiのGP-5Sという4輪専用のヘルメットでこれは実際に販売しています。神崎次郎になりたい方は買ってみてください。ただし2輪には使えないので注意してくださいね！

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