このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

中央線廃線(定光寺)の初回見学日:2008.11
記事掲載日:2009.5

中央線廃線跡見学会の参加方法
 JR中央本線は名古屋から塩尻を経由して新宿までを結ぶ路線ですが、開通当初のルートの多くは線形改良などにより廃線となって、各地で廃線跡を見ることができます。ただし、廃線後は手入れがされていないため、山や藪のなかに埋もれてしまっているようで、春日井から多治見間についても廃線跡は木々や土砂に埋もれていた状態だったそうです。
 しかし廃線となったルート建設には、建設当時の最先端技術も使われているため、春日井から多治見の廃線跡を保存しようと一部の方々(現在のNPO法人愛岐トンネル群保存再生委員会)が活動を進めて、序々に廃線跡の保存・廃線ルートの遊歩道化が進んでいるそうです。
 この遊歩道は現在のところ年に2回(春と秋)に一般公開をされていて、応募者の中から抽選で選ばれた人が見学できるようになっています。(2009年春は5月のゴールデンウィーク中、事前登録なく自由参加できたそうです。)詳しくは末尾のホームページ(リンク)を参照してください。

【参考】名古屋から定光寺:480円(JRホームページ等で確認してください)

文字サイズは中又は小にしてください。

《下草がきれいに刈られていて、綺麗です》

中央線廃線跡(見学会):多治見

中央線廃線跡見学会会場のアクセス【地図はこのページ末尾】
 見学会会場は毎回異なるようですが、我が家が参加した2008年の秋は定光寺駅の東側から県境までの区間でした。JR中央線定光寺駅を下車して、川沿いの道を東に進むと受付があり、その先の険しい道を登ると散策路となっています。駐車場はなく、原則JR利用となります。

中央線廃線跡
 若干険しい山道を登ると中央線の廃線跡に出ます。もちろん線路は外されてしまっていますが、敷石はまだ残っていて、ここが線路であったことがよく分かります。川沿いなので、日差しもあって、散策にはちょうど良い感じです。
 しばらく行くと昔のトンネルがあります。この日は何本かのトンネルがあるコースでしたが、レンガ積みでなかなか味のある感じがしました。最後には長いトンネルがあり、電気設備がないので中は真っ暗です。懐中電灯が必需品であることが納得できます。何人かの方は懐中電灯を持ってきていなかったようですが、かなり恐かったのでは。(そういう意味では暗いのが苦手なお子さんは要注意ですね。)
 この日は桜も咲いていて、途中お弁当を食べて、本当に気持ちよく散策できました。
 アクセスが厳しいですが、観光地化することは十分に可能だろうなと感じました。

住所愛知県春日井市玉野町1660(定光寺駅住所)
アクセス本文を参照
最寄駅:定光寺駅(JR中央線)
入場料無料(H20年現在)
利用可能時間イベント開催時のみ
(年2回程度)
駐車場なし
その他 愛岐トンネル群保存再生委員会ホームページ

その他
 山道を歩くので、ベビーカーは不可だと思ったほうがいいです。廃線跡を見るということで、やはりある程度の年齢になってからのほうが意味も解っていいとおもいます。オムツ替えなども当然ないです。
 鉄道に興味がある方ならそれなりに楽しめるのでは。年に数回しかないイベントなので、また、この周辺は風景がよいので、特別な散策としては、なかなか良いと思います。

《トンネル跡》

《トンネル跡 中は真っ暗です》

《途中の広場で休憩》

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