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花図鑑 タンポポ(蒲公英) タンポポ(蒲公英)は、皆さんご存知の花ですよね。 春、黄色い花を咲かせるキク目キク科タンポポ属の多年草です。 世界中で400種程あり、日本には自生種するタンポポは総称でニホンタンポポ(日本蒲公英)と呼ばれています。 代表的なものは、カントウタンポポ(関東蒲公英)や、シロバナタンポポ(白花蒲公英)、 カンサイタンポポ(関西蒲公英)があります。 葉や根は食用や薬草、黄色の草染め染料として用いられます。 学名のタラクサクム(Taraxacum)は、ペルシャ語のタルフ・チャコーク(talkhchakok) が中世ラテン語になった言葉で「苦い野菜」という意味からきているとの事。 この関連からタンポポの根から作られた苦味剤または緩下剤を"タラクサクム剤"と呼ばれています。 洋の東西を問わず、葉や根は食用や薬草として使われてると言う事ですね。 開花後は白い冠毛が多数集まった球状のワタゲ(綿毛)となりますが、 一つひとつの冠毛に種子が付いており、(この種子は種類によって色が違うらしいです) 風で飛ばされて繁殖します。 晩秋になると葉が放射状に広がり地面にはりつく、いわゆるロゼット状で越冬します。 タンポポの名前の由来については諸説があります。 有力なのは、頭花を鼓に見立て「タン・ポンポン」と音を真似たというもの。 また、茎の両端を細く裂き水に浸けると鼓の形になるため、と言う説もある 他に、タンポポの冠毛の形が昔日本にあった「たんぽ槍」に形が似ているところか ら名づけられたとする説もあるとの事ですが、現代ではなんだかピンと来ない名前の由来ですね。 これに比べ、外国の名前の由来は分かりやすいです。 英語名 「ダンデライオン」(dandelion)です。何だかカッコイイですね。 dandelionはフランス語の「ダン・ド・リオン」(dent-de-lion)"ライオンの歯"からでていて、 タンポポの葉の縁の欠刻(ぎざぎざ)がそれに似ているところからこのように 呼ばれることになったとの事。 花では無く、葉っぱに注目する所が、いかにも米国らしいと思ってしまいます。 仏語名 正式の仏語名は「ピッサリン」(pissenlit)。 pissenlitと言うのはフランス語で"寝台に寝小便をする"と言う意味で、葉をゆでた湯が 利尿剤になるところからこのような名前になったとか。 (‾∇‾;) うーん現実的な名前の由来だこと・・・ こうして、書き並べて見ると、同じ花でも見方が変わるの面白いですよね。 さてさて、まめと写っているタンポポの写真は、欧州から帰化した セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)です。 最近では都市部で圧倒的に勢力を伸ばしています。 ニホンタンポポ(日本蒲公英)とセイヨウタンポポ(西洋蒲公英)の違いは、 セイヨウタンポポが一年中咲いており、総苞弁(花茎と黄色い頭花の間にある萼の一部)が反り返っているのに対し、 ニホンタンポポは3〜5月と開花期が短く、総苞弁は反り返っていないことです。 タンポポの花言葉は 「真心の愛」「神のお告げ」「幸福を知らせる花」「また、会う日までの約束」などなど。 ヨーロッパでは、子供がタンポポの白色の冠毛のついた実を吹いて占いをした事から、 花言葉として「いなかの神託」あるいは「幸福を知らせる花」となっていると本で読んだ事があります。 また、冠毛を一息で吹き飛ばせたら恋が成就するとも言われているんですよ。 (=´▽`=)ノ 恋のキユーピットのタンポポ。是非一度チャレンジして見ては? 一般名:タンポポ(蒲公英) 学名:Taraxacum wiggers 別名:タナ(田菜)、フチナ(縁菜)、いずれも古名 科属名:キク科タンポポ属 まめとの花紀行で撮りためた写真集です。 一般名:セイヨウタンポポ(西洋蒲公英) 写真はまめとの花紀行で撮りためた写真集です。 福岡県春日市「白水大池公園」まめ4才0ケ月 2012年4月27日 記事No.218 福岡県春日市「白水大池公園」まめ4才0ケ月 2012年4月27日 記事No.218 福岡県春日市「白水大池公園」まめ4才0ケ月 2012年4月27日 記事No.218 福岡県春日市「白水大池公園」まめ4才0ケ月 2012年4月27日 記事No.218 |
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