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花図鑑 芍 薬(シャクヤク)

シャクヤク(芍薬)は、茎先に大型の花を一輪咲かせるボタン科ボタン属の耐寒性多年草(宿根草)です。
花弁は10枚程が多く、葉は複葉で互生します。
花後には3〜5個の袋果からなる実を付けます。
言葉では、「シャクヤク」は良く聞きますが、どんな花かと聞かれると答えられない人も多いかも?

シャクヤクは、北朝鮮、中国東北地方、蒙古、シベリア地方原産で、
古くに中国から薬用として日本に渡来したと言われています。
すでに、室町時代には栽培されたという記録が残っていて、
これにより同科同属のボタンより先に渡来したことがわかります

「立てば、シャクヤク、座れば、ボタン(牡丹)、 歩く姿はユリ(百合)の花」
皆さんも一度は聞いた事があると思いますが

【立てば芍薬】とは
芍薬(しゃくやく)は、すらりと伸びた茎の先端に美しい花を咲かせます。
フランスではしなやかで爽やかな香りのするワインを、「芍薬のような香り」と言うそうです。
姿も香りも、まさにすらっとした美しい女性を表した言葉です。

学名のPaeonia(パエオニア、ペオニア)は、
ギリシャ神話の”医の神”「Paeon」(ペオン)の名に由来するそうで、
「Paeon 」は、オリンポス山から取ってきたシャクヤクの根によって、
黄泉(よみ)の国王「プルートー」の傷を治した。と言う伝説が残っていて、
シャクヤクは死者の国の王の病も治すほどの万能薬ということで
漢方薬の中でも極めて重要な植物の一つとされていたそうです。

そんなシャクヤクは渡来した時は、「エビスクスリ」と呼ばれていたそうです。
エビスは唐の国を表し、唐から来た薬という訳です。
和名シャクヤクは、漢名の「芍薬」をそのまま音読みにした
為ですね。


一般名:シャクヤク(芍薬)
学名:Paeonia lactiflora
別名:エビスグサ(夷草)、エビスグスリ(夷薬)、カオヨグサ(貌佳草)
分類名:ボタン科ボタン属
原産地:中国北部〜朝鮮北部
草丈:50〜90cm 開花期:5〜6月 花色:桃・白・黄・赤 花径:10〜15cm

花言葉
内気、はじらい、はにかみ、恥ずかしさ

写真はまめとの花紀行で撮りためた写真集です。

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福岡県福岡市 「舞鶴公園 シャクヤク園」まめ2才1ケ月 2010年5月17日  記事№128

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福岡県福岡市 「舞鶴公園 シャクヤク園」まめ2才1ケ月 2010年5月17日  記事№128

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福岡県福岡市 「舞鶴公園 シャクヤク園」まめ2才1ケ月 2010年5月17日  記事№128

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福岡県福岡市 「舞鶴公園 シャクヤク園」まめ2才1ケ月 2010年5月17日  記事№128

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福岡県福岡市 「舞鶴公園 シャクヤク園」まめ2才1ケ月 2010年5月17日  記事№128



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