このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


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福岡県太宰府市にある太宰府天満宮。

太宰府天満宮は、菅原道真(すがわらみちざね)公の御墓所の上に社殿を造営して、
その神霊を御奉祀する神社で、「学問の神」「至誠の神」として有名です。

今でこそ、全国的に有名ですが、太宰府天満宮の始まりは、今の繁栄とは程遠い、少し異質な成り立ちを持っている所でもあります。折角、千灯明の事をお伝えするのですから、太宰府天満宮成り立ちの秘話を少し書いて見る事にしますね。
この事を知ってこの神幸式大祭の千灯明を見ると少し違った角度で見れると思いますので・・・



5延喜3年(903)2月25日、道真公は、南館(榎寺)において清らかな御生涯を終えられました。
(これが、表だって言われてる事です。御存じの通り道真公は、陰謀により、京より太宰府に左遷させられたのは有名ですが、実際は左遷と言うより幽閉と言った方が的確な表現だと言われています。
南館と言えば聞こえが良いのですが、実際は幽閉された粗末な建物がある場所で、当時はお寺でも無かった場所で、大きな榎がこの場所にあり、いつのまにか地元の人に「榎寺」とか「榎社」と呼ばれる様になりました。
又、この地に左遷された時に、幼子二人、隈麿と紅姫を連れて行く事を許されたのですが、あまりにも酷い暮らしの為、道真公自身も、脚気や皮膚病に悩み、病魔に犯されていたと言われています。そんな環境の中、幼い
隈麿と紅姫は翌年、病死してしまいます。隈麿の墓は榎寺の近くの小高い丘にありますが、紅姫にいたっては、はっきりした墓は無く、榎寺境内に供養塔が現存する程度なのです。)



06その後、御遺骸を牛車に乗せて進んだところ、間もなくその牛が伏して動かなくなりました。れは、道真公の御心によるものであろうとその聖地に御遺骸を葬りました。

(道真公が亡くなって2年後の延喜5年(905)に、ここに祠廟(しびょう)を創建、延喜19年(919)に御社殿を建立しました。
何故、2年後なのでしょうか? 道真公は人が初めて神になったと言われた人なのです。
しかし、そのころ京の都では大変な事が起きてました。
道真公の没後、京では疫病や異常気象、道真公に関わりのある者の不可解な死など不吉な事が続いた為に「道真公の祟り」と恐れられた。荒ぶれる神、天神様。
これを鎮める為に919年に道真公墓所の上に社殿を立てたのが太宰府天満宮の始まりです。



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(=´▽`=)ノどうですか? 皆さんが知ってる学業の神様として有名な菅原道真公を祭った太宰府天満宮とは
随分違う印象を持ったでしよ??

さて、今回の記事の神幸式大祭とは 総勢500人の氏子たちが、平安の往時の華麗荘重な絵巻を繰り広げるお祭りで、本殿より道真公謫居の榎寺まで、衣冠、直垂などの装束で御神輿を中心に行列して進みます。御神徳を仰ぎ、御神霊を和め、五穀豊穣を神明に感謝する大祭です。
(基本は
五穀豊穣を神明に感謝するお祭りなのですが、おじさん思う訳です。本殿から幽閉されていた榎寺まで総勢500人の行列で神事を行う訳です。しかもこれを往復します。これは、どう見ても道真公の怒りを鎮める為の神事ではないかと?
又、この祭りは地元では「どんかん祭り」と言われており、太鼓や鐘を打ち鳴らして行列が進む事からだと言われています。(‾∇‾;) どう見ても、悪霊退散の行列に思えてならないのですが???
この祭りは
9月21~25日の5日間もかけて行われるのですよ!!五穀豊穣だけでここまでするものでしょうか? )

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(=´▽`=)ノさてさて、怖い話はこれ位にして、お祭り最終日の千灯明に戻りましょう。
境内の至る所に灯籠が置かれ、幻想的な雰囲気が浄闇をやさしく照らします。

(‾∇‾;) まめもどうにか写したいと努力はしたのですが・・・
┌(_ー_ ;┌ )┐ムムム・・・ 無理でした!!


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道真公=雷神様と言う事で、こんな灯籠もありましたよ!!
(‾∇‾;) まめ雷神様を真剣に見てるの図です!!

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中国の登龍門の伝説。黄河を鯉が上流に向かって登ります。龍門という伝説上の地に泳ぎ着、
そこの高く険しい瀧を、飛越えた鯉は龍になるという伝説です。

中国では、龍は王道を歩む王者の象徴です。
本殿の、欄間には緋鯉に乗る文人の彫り物がなされていると聞いた事があります。

(‾∇‾;) これを見るまで忘れてましたが・・・
これも道真公の象徴の意味なのだろうと思います。(‾‥‾a;)ぽりぽり おじさんの想像ですが???

ε= (ヽ`◇) まあ、綺麗だからいいか!!

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今回のメインの千灯明です。
心字池に巡らされたローソクに御神火がともされます。
参拝者もそれぞれの願いを込めて灯す事が出来るんですよ。
1000本のローソクに御神火が灯されていき、
水上舞台では、巫女による神楽「悠久の舞」奏上され、平安時代にタイムスリップしたような錯角に。
浄闇を照らす灯明が心字池の水に映り幽玄の世界に誘います。

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(=´▽`=)ノまめ旅行会社のPR写真見たいになっちゃった!!



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