このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

▲下津井町並み保存地区(岡山県の町並み保存地区/昭和61年指定)〜下津井は瀬戸内海に面する歴史の古い町で、奈良・平安時代の記録にも記されています。江戸時代の初めには備前藩の出城として、背後の山にあった小城を改修して下津井城が築かれました。その後、この城は一国一城令で廃城となりましたが、往時を物語る石塁等は今でも残っており、岡山県指定史跡となっています。下津井が本格的な港町として栄えたのは江戸時代中期以降からで、北前船や御座船等で大いに賑わいました。また、四国への渡海港としても金毘羅参りの人々等でも賑わいました。今でも当時の商家やニシン蔵跡などが残され、漁師町の雰囲気もよく残っています。これらの建物は、本瓦葺で漆喰壁やなまこ壁とし、窓には虫籠窓や格子戸を備えており、歴史的な景観をとどめています。
[むかし下津井回船問屋所在地/利用案内] 倉敷市下津井1丁目  入館料=無料 開館時間=9:00〜17:00 休館日=火曜日

<未来に残したい漁業漁村の歴史文化財百選>

むかし下津井回船問屋

※未来に残したい漁業漁村の歴史文化財百選とは、水産庁が2006年(平成18年)に発表した、未来に残したい漁村の施設の百選

▲「むかし下津井回船問屋」母屋外観〜今に残る回船問屋の建物を当時に近いかたちで復元した、休憩所や食事処などがある多目的な施設。もともと江戸時代に金融業と倉庫業を営んでいた住宅を明治初期に回船問屋高松屋が取得し、商家として使われていた。

▲下津井漁港(旧下津井湊)〜前方に見えるのは、下津井瀬戸大橋と鷲羽山。

▲下津井港と祇園神社(中央の小高い丘)

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▲母屋1階〜1階には、店の間、座敷、茶の間、台所などそれぞれに当時のたたずまいを再現している。また、2階には、主として江戸時代以降に、下津井の暮らしや商いで使われていた用具や北前船ゆかりの品々を展示している。

▲むかし下津井回船問屋周辺図〜下津井は児島半島の最南端に位置し、「西国の喉首」と言われた瀬戸内海航路の要衝であった。
(交通の案内)JR瀬戸大橋線/児島駅下車  バス/下電バス下津井行き 下津井漁港前下車徒歩1分   タクシー/10分

▲下津井名物「干しダコ」〜むかし下津井回船問屋の隣の店で販売している干しダコ
▲「蔵さろん」〜右側道路後方が下津井漁港となり、駐車場がある。

▲鷲羽山から下津井瀬戸大橋越しに望む下津井町並み

▲中庭

▲母屋1階〜ここを通り抜けると、むかし下津井回船問屋の中庭となり、建物群が展開する。

▲母屋1階に展示の北前船

▲母屋1階に飾られた雛人形

▲母屋1階

▲母屋〜ここが、むかし下津井回船問屋建物群への入口。

▲駐車場

▲なまこ壁で覆われたむかし下津井回船問屋の「蔵さろん」〜左奥の建物が、むかし下津井回船問屋「母屋」。

▲むかし下津井回船問屋「母屋」と周辺の町並み

▼むかし下津井回船問屋<建物内部>

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