このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 
日本の歴史公園百選《かもがた町屋公園》
 
備中鴨方藩の中心地、旧鴨方往来沿いによみがえる「浅口市かもがた町屋公園」
「かもがた町屋公園」正門入口の両脇には、江戸時代に築造された二棟(伝承館と交流館)の町屋(商家)が建ち並ぶ。
<かもがた町屋公園ご案内>
 この辺りは、江戸時代岡山藩の支藩鴨方藩の中心地であったところで、公園の前を東西に結ぶ「旧鴨方往来」は、当時の藩の政治、経済はもとより、文化人の交流に欠かせない重要な街道でした。

 本園は、この往来沿いに並ぶ江戸時代に築造された二棟の町屋をはじめ、蔵、井戸、土塀、庭園等を修復した史跡保存ゾーンと、四季折々の植物が楽しめる伝統植物園や芝生広場、展望台等のある景観ゾーンからなる面積6,600平方メートルの歴史公園です。「鴨方に過ぎたるものが三つある 拙斎、索我、宮の石橋」と昔からうたわれた里謡にあるように、近くには江戸中期の儒者西山拙斎や画家田中索我ゆかりの史跡や歴史の古い寺社、陣屋跡、鴨山城跡などがありこの公園を中心にゆっくりと散策することができます。

 本市では、この町屋公園が歴史的建築物の保存のみならず、当時西山拙斎を中心とした文化人の交流や、子弟教育発祥の由緒ある地であることを鑑みて、次代を担う青少年の育成、市民の人づくりの拠点として、教育・文化事業に広く活用されることを祈念しています。浅口市
(文と案内図は現地解説板より)

伝承館(岡山県指定重要文化財 旧高戸家住宅 平成10年3月指定) 

西側から見た伝承館
江戸前期の町屋を細部にわたり修復し、当時の建築技術を見学できる建物博物館。発見された棟札から、貞享4年(1687)に修理をした県下で最も古い貴重な町屋。 


交流館
棟札から延享5年(1748)に建てられたもので、分家の母屋。和風喫茶、土産物の展示、販売コーナーがある。2階は、郷土資料などの展示室となっている。


伝統植物園(樹木部分)
伝統植物園では、四季折々の伝統植物を楽しむことができ、頂上には、展望台があり、この辺りは景観ゾーンとなっている。

史跡ゾーン
「かもがた町屋公園」正門入口(前方の中央)周辺を望む。正門左が交流館、右が伝承館となる。

ふれあいの館(西倉)
伝承館の北側にある土蔵。棟札から、安政3年(1856)に建てられた土蔵。2階建てとなっており、ギャラリーとして使用している。


史跡ゾーンにある郷土の館
交流館の北側にある土蔵。建築年代は不明。1階は歴史や文化・観光等をパネルやビデオで紹介している。2階は事務所。

所在地:浅口市鴨方町鴨方
交通:JR鴨方駅より北約2Km。山陽自動車道 鴨方ICより南約1Km。


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