このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

環境省選定「かおり風景100選」
2001年(平成13年)、環境省では、豊かなかおりとその源となる自然や文化・生活を一体として将来に残し、伝えていくため、‘かおり風景’を広く募集し、かおり環境として特に優れたもの100地点を「かおり風景100選」として選定。
岡山県では、<吉備丘陵の白桃>と<新庄村 毛無山ブナとカタクリの花(毛無山)>が選定されている。

【吉備丘陵の白桃】
■所在地
 岡山市一宮地区
 倉敷市玉島地区
 赤磐市鴨前・西中地区

■かおりの源
 桃の花

■季節
 春

岡山県における「もも」の栽培は明治の初めに始まり、以後、品種改良を重ね、今日に至っている。「もも」は岡山県を代表する果物のひとつ。桃の花は「県の花」に制定。
 
岡山市一宮山崎地域の桃畑

 
今回、訪問(2012.4.13)したのは、平津小学校から県道上芳賀一宮線を少し北に行った一宮山崎地域の桃畑(赤い四角形で囲まれた一帯)

新池に立つ清水白桃顕彰碑

【清水白桃】
夏の味覚といえば何といっても桃。桃の中でも清水白桃(収穫時期7月25日〜8月10日)は最も美味で、舌にとけこむような味です。昭和7年に一宮地区内ここ清水で発見され、現在は岡山県を代表する桃となっています。この桃は、青い実の時より一つ一つ袋掛けをし、あたかも我が子を育てるように慈しみ白肌に仕上げます。当地の桃がおいしく香気が高く、色つやも冴え、日持ちがよいのは、肥培管理の良さと温暖で日照の多い瀬戸内海沿岸特有の気候や花崗岩の崩壊土の多いことなど、自然の恵みと、桃が一宮地区内に導入されてから百有余年の間に培われた栽培技術によるものです。    (現地説明板より)

 
なだらかな丘に一面、広大な桃畑が広がる

 
 
傾斜地による栽培が行なわれ、山が桃の花でおおわれている北部丘陵地


玉島に咲く桃の花は、玉島北中学校の北に広がる。緑の四角形一帯。このあたりは平地にも多くの桃の花が咲いている。訪問日:2012・4・13

ピンク一色に染まる山陽自動車道高架下。後方に玉島北中学校が見える

 
桃色に染まるダイナミックな眺望が広がる

 
 
鴨前(かもさき)、西中地域はシーズンになると約2000本の「桃の花」が咲き乱れる


山陽団地の北側、赤丸辺りの所が、鴨前・西中地域。「山陽団地西5蕃」バス停下車すぐ。訪問日:2012・4・14


「もも」が確実に実をつけるように、毛ばたきで桃の花に花粉を付けていく授粉作業
 
ピンクのじゅうたんを敷き詰めた春景。中央奥の大きな桃は、ガスタンクを桃色に塗装したもので、シンボルとして親しまれている

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