このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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■瀬戸内に浮かぶ花の島「真鍋島」は、別名、五里五里とも呼ばれる。この島はちょうど本州と四国の中間に位置する。本州側、笠岡より約20Km、四国側、多度津から約20Kmです。この島の瀬戸内に占める位置が潮の流れなどの条件と重なって真鍋水軍と呼ばれる集団を生んだと思われます。

■真鍋島データ
面積 1.49K㎡
周囲 7.5Km
人口 288人
世帯数 163世帯
主産業 漁業
特産品 干しまめゴーヤ(天日干し) 味付け海苔 ひじき

■交通
JR笠岡駅⇒笠岡港⇒真鍋島
JR笠岡駅から笠岡港まで徒歩5分。
笠岡港から真鍋島(31.5Km)まで、三洋汽船:普通船70分 高速船:44分

真鍋島

 ■瀬戸内の潮風が心地よく薫る島「真鍋島」は、笠岡諸島のひとつで古代から海上交通の要衝として栄え、中世の頃には真鍋水軍の根拠地となった。明治以降からは漁村として栄え、その独特の風景を今に残す町並みが続く。島を歩けば平家の流れをくむ真鍋氏の史跡や昔ながらの石積みの防波堤、また懐かしい漁村風景を見ることが出来る。

■本浦港〜玄関口にあたる本浦港は1000年の歴史を持つ港であり、港を取り囲むように集落が密集している。前方の山は、ふれあいパークなどがある真鍋島西側部分。

■真鍋島ふるさと村〜 明治時代から漁村として栄え、当時の漁村特有の家並みが軒を連ねる真鍋島は、その牧歌的な情景が評価を受け、昭和53年に岡山県のふるさと村に指定された。船板を張った家屋や石積みの防波堤などは、古くからの漁村風景を感じさせてくれる。

本浦港船着場あたりの風景〜右端の建物は、船着場待合室。笠岡から第1便の船が到着したので、運んできた品々を受け取りに来た人達の様子。

本浦港船着場〜三洋汽船(普通船・高速船)の発着場です。

路地と猫〜のどかな集落を散策すると、猫によく出会う。

石積みの防波堤〜船の飾りは、岩坪の宮ノ浦にある八幡神社の祭りとして毎年5月上旬に行われる走り神輿海上渡御のために飾り付けされた船です。神輿は八幡神社(岩坪)を走り、岩坪港から漁船に乗せられて本浦港に上陸する。

■笠岡市重要無形民俗文化財「走り神輿」
岩坪の宮ノ浦にある八幡神社の祭りとして、毎年5月上旬の3日間で行われ、中日がメインとなる。三体の神輿が島の路地や海岸沿いを文字通り走り抜ける勇壮な姿は迫力満点。平成11年に文化財指定を受ける。

「走り神輿」〜本番は見学できませんでしたので、船着場待合室に掲げられていた写真を掲載します。

「走り神輿」トライアル〜5月3日が走り神輿本宮で、訪問した5月4日は、走り神輿おかえりにあたり、残念ですが時間の関係で走り神輿の試行しか見れませんでした。

■ふれあいパーク〜本浦地区の小高い丘に位置し、多島美を誇る瀬戸内海を一望できるほか、花壇を彩る四季折々の花が楽しめる。花の広場とフィールドアスレチック6基を備えた運動の広場で構成された公園。

花の広場

天神鼻展望台〜ふれあいパーク北側にあり、北木島や瀬戸内海の多島美を一望できる。

■映画の島〜独特の景観を形成する真鍋島は、数々の映画のロケ地としても利用された。「瀬戸内少年野球団(1984)」「渋滞」「旅の贈りもの」・・・。スクリーンの中に映し出された路地や山の斜面、石積みの岸壁、今では珍しくなった木造の校舎は、現在もそのまま残っている。
真鍋島続編

真鍋中学校
真鍋中学校の校舎は懐かしい木造2階建てで、どっしりとした石組みの上に建てられているため非常に高さを感じさせる。

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