このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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<まちかど郷土館の案内>

■所在地
 総社市総社二丁目17番33号
■開館時間〜午前9時から午後5時まで
■休館日〜毎月曜日(月曜日が祝日の場合、その翌日) 年末年始(12月29日から翌1月3日まで)
■入館料〜無料
■交通〜JR吉備線東総社駅から南東へ徒歩5分
備中売薬の展示コーナー
 総社市を中心とする備中売薬の起源は、元禄年間(1695年)といわれ、初めはその土地の庄屋や有力者の家に配置する「大庄屋廻し」の方法で販売していた。その後、次第に一般の各家庭に置くようになっていった。配置人(張主・売子)は、主として農閑期に懸場(かけば)(得意先、販売先)を回り、預けていた売薬のうち消費した分を集金し、再び一定量を預けて回った。
表機(おもてばた)
 中継表を織る編み機。機の中央に腰かけて、やや短いい草を中央でつなぐ。一日に織れるのは2畳だったといわれる。
【館内2F】
明治の雰囲気を漂わせる多角形の建物内
【館内1F】
                     総社まちかど郷土館内部
1階には、市内の歴史が一目でわかる「歴史コーナー」や「物産展示コーナー」、「ビデオコーナー」。
2階には、備中売薬や阿曽の鋳物、い草関係など、明治を中心とした伝統産業の資料を展示している。
 徳川幕府の倒壊により成立した明治新政府は、鎖国政策を改め積極的に西洋文化の導入に努めました。建築の面においては、旧来の和風様式に西洋建築を加味したものが、明治年間において官公署や学校を中心に盛んに建築されました。これが明治洋風建築といわれるものです。
 この建物の建築年代は、総社警察署資料によれば明治42年6月7日起工。明治43年3月20日落成とあり、明治末年頃になって洋風建築が総社でも採り入れられたことがうかがえます。
 現建築面積192.63平方メートル。花崗岩製の布基礎の上にレンガ積みとした木造2階建ての寄棟造、桟瓦葺きで多角形の楼閣風入り口が特徴です。市内に現存する唯一の明治洋風建築です。(現地説明板より)

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