このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

西川緑道公園

西川緑道公園周辺図
西川緑道公園は、岡山市街地を南北に流れる西川沿いの公園。街中にありながら、四季折々の花や、清らかな水の流れを感じることができる。


①〜②が西川緑道公園(約1.9Km)、②〜③が枝川緑道公園(約0.5Km)
 ■現代、日本中の多くの水路が道路の地下へと潜った高度経済成長期に、さまざまな反対を押し切って、水路をたどる公園に整備したのは、当時の市長でした。現在の2.4Kmに9年<1974(昭和49)〜83年>の歳月をかけ、緑道公園を完成し、緑の都市賞に選ばれるなど、全国から高い評価を受けました。
 
 ※緑の都市賞=財団法人 都市緑化基金が主催。緑の都市賞は、明日の緑豊かな都市づくり・街づくりをめざし、樹木や花などの「みどり」を用いた環境の改善、景観の向上、緑のリサイクル等に取組み、緑化や緑の保全の実績に良好な効果をあげている市民団体、企業、公共団体等の団体を顕彰し、都市の緑化推進、緑の保全による快適で地球に優しい生活環境の創出することを目的とする。
 

 ■その昔、田畑の灌漑用の水路であった西川。岡山の城下町が整った頃には、武家や寺社、職人街の連なる外堀の外側界隈と、30余万石の豊かな田園地帯を、縫って流れる水の道、人にも、農作物にも大切な、城下町の生活水であったそうです。西川という名も、城からの方角によって、その頃、自然に呼び習わされたのかも知れません。幾百年にもわたる岡山の星霜を、西川は、その川面に映してきたのです。


西川橋交番
JR岡山駅から路面電車に沿って東へ500mほど行くと、南北に流れる西川用水と両岸に整備された西川緑道公園に出会う。西川橋交番は、桃太郎大通りを挟む西川橋の南に位置し、ここから北と南へ緑道公園が展開する。


西川橋交番対面の西川橋北側
ここから北方向の南方に向かっても緑道公園が設けられており、その入口となる所。

西川橋北側の噴水と桜

噴水付近の桜


西川橋交番から南へと続く緑道公園

西川緑道公園
川岸には像やパーゴラなどが設置されている。


西川緑道公園
緑地帯には、ヤナギを中心に、約3万8000本の樹木や四季おりおりの草花が彩りを添えている。


西川緑道公園に設けられた水上テラス

田町橋
田町橋は、明治43年(1910年)はじめは木橋としてかけられ、昭和5年(1930年)に現在のコンクリート橋となりました。しかし、昭和20年(1945年)6月29日未明の岡山大空襲により田町橋周辺は特に大きな被害を受け、西川でも多数の人々が亡くなりました。ただ田町橋はかろうじて焼け残り、欄干に深い傷跡を残して、かつての大惨事の記憶を今に伝えています。
(現地説明板より)


西川緑道公園の草花

彫刻の森
岡山を代表する彫刻家の作品群が並べられている。

ほたるみち
板木の小道が、せせらぎの音とともに続く。「ほたるみち」から南へ直進すると2号線の瓦橋にでる。瓦橋を渡ると、西川の支流枝川用水にも緑道公園が整備されている。


枝川緑道公園
国道2号線「瓦橋」北側からの眺め。ここで西川用水は南東(左斜め)へ分岐する。


枝川緑道公園と「あずまや」

枝川緑道公園の「にわせぐちばし」周辺の桜

枝川緑道公園は、南へ大学病院通りの鹿田橋まで500m続く

おかやまに関する日本100選に戻る

新・日本街路樹100景
西川緑道(岡山市)・美観地区の柳並木(倉敷市)
 読売新聞社が1994年(平成6)に読売新聞の創刊120周年を記念して募集した全国の街路樹のある風景の百選

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください