このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

野崎家別邸迨暇堂 / 野崎武左衛門翁旌徳碑


 国登録有形文化財 野崎家別邸迨暇堂(たいかどう)
棟数:10棟2基
所在地:倉敷市児島味野
登録年月日:平成12年4月28日


 
 児島の塩田王・野崎武左衛門の孫、野崎武吉郎は明治23年から3期16年にわたって貴族院議員をつとめ、中央知名人としばしば交友を深めていました。この頃、味野には児島郡役所があり、人々が多く行き交っていました。中央知名人の迎賓館的施設として、また、往来する人々の接待や宿泊、集会の場として建造されたのが、この建物です。
(倉敷市H・Pより)



小田川に架かる八千代橋から望む野崎家別邸迨暇堂

野崎家別邸迨暇堂前
 この道の突き当りが旧野崎家住宅(国重文)。


 国登録有形文化財 野崎武左衛門翁旌徳碑ほか
棟数:2基(旌徳碑・石橋)1対(門柱)1所(石垣)
所在地:倉敷市児島味野
登録年月日:平成16年6月9日


 
野崎武左衛門翁旌徳碑
 旧野崎家住宅から南西約400mの地にある、緑に囲まれた約1000坪の庭園は、野崎武左衛門の功徳を偲ぶ多くの人びとにより造られたもので、その中央に見事な石造大尖塔(旌徳碑)が1基と、青空に向かってそびえる1本のビロー樹があり、地域の人びとから「野崎の記念碑」とよばれています。碑の前には心字池を築き、大小の奇岩を配し、背後に築山を設けた池泉回遊式の庭園です。

 

旌徳碑と石橋(国登録・写真下)


横から仰ぎ見る旌徳碑

蒲葵樹(びろうじゅ)
 ビロウ樹はヤシ科の常緑高木で、広くアジア亜熱帯地域に生息しています。この樹は大正10年(1921年)、野崎武吉郎(武左衛門の孫)が知人よりハワイ島土産として贈られたものを、ここに植えたものです。樹高約15m、根回りは約1.9mあります。当地は露地に植えたビロウ樹の育ちうる日本での北限と思われます。


門柱(国登録)

石垣(国登録)と堀
 堀には、昭和の初めまでは、瀬戸内の海水が入ってきていた。

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