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出雲街道新庄宿
岡山県真庭郡新庄宿
【出雲街道】
■陰陽を結ぶ道〜古代はヤマトとイズモを結ぶ道でした。奈良時代は運脚の道であり、出雲国造の神賀詞奏上の道でした。慶長9年(1604年)には、出雲街道に一里塚がつくられ、慶安元年(1646年)には、播州境いの万能乢まで整備されて、この道を通る人々は増えていったのです。
松江藩主の参勤交代や、公儀諸役人や公家息女の輿入れの道でした。また、東参り(伊勢神宮)西参り(出雲大社)への旅人も通り、江戸と松江を結ぶ「七里飛脚」の通る回数も多かったのです。
■出雲街道二十一次〜出雲街道は、姫路より松江まで約220キロ、岡山県内は作東町の万能乢より新庄村の四十曲峠までが、約90キロです。その間は、播磨ー六次 美作ー八次 伯耆ー四次 出雲ー三次 でした。
■国境い山地の宿場〜ここは出雲街道一の難所である四十曲峠をひかえた宿場町でした。江戸時代より家が建ち始め、元禄2年(1689年)には47軒江戸末期には100軒ばかりの町並みとなった。
■桜と水と鯉の町〜現在の町並みは、日露戦勝記念に植えた「がいせん桜」並木であり、春は花、夏は青葉に、秋は紅葉、冬は雪の花となります。両側を流れるきれいな水には、せせらぎの音(「日本の音風景百選」に選定)があり、鯉もおよいでいます。これらと一体になった宿場町の景観は、全国どこにでもはみられないものです。
※日本の音風景百選=1996年に当時の環境庁(現・環境省)が「全国各地で人々が地域のシンボルとして大切にし、将来に残していきたいと願っている音の聞こえる環境(音風景)」を公募。これらのうちから音環境を保全する上で特に意義があると認められる100件を選出したもの。
▲宝田橋
▲新庄川と土手沿いのしだれ桜通り
(現地案内板より)
出雲街道 新庄宿町並み
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