このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
▼白石島(笠岡市笠岡諸島)
白石島
国名勝
SHIRAISHIJIMA
高速船から望む白石島
■島全体が国指定名勝の白石島(しらいしじま)には、白石踊(国指定重要無形民俗文化財)が伝えられ、島の中央鬼ヶ城(128m)の山頂には、鎧岩(国指定天然記念物)とよばれる岩脈が絶妙の岩肌をあらわしている。
■白石は昔から天然の良港であったため、江戸期には西国大名たちが海路を利用しての参勤交代時に潮待ち、風避けに白石港を利用した記録が残っています。また、あの伊能忠政も日本全国沿岸測量をする際、この島を訪れています。
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白石踊
この踊は元禄元年(1184年)、源平水島灘の合戦において討死し、この白石島に漂着した両軍の死者の霊を弔い、供養塔(現存)を建立し、回向踊として踊ったのが始まりと伝えられている。そして江戸中期にほゞ完成されたと思われる。以来、島民の回向、盆踊りとして定着し今日に継承されている。
白石踊の特徴は一つの音頭と太鼓に合わせ、振り付けの異なった男踊、女踊、笠踊、奴踊、月見踊、扇踊、ぶらぶら踊等13種の踊りが同時に展開され、全国的にも稀な民俗芸能であると評されている。昭和51年5月、国の重要無形民俗文化財としての指定を受ける。
(現地説明板より)
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鬼ヶ城頂上から眺めた白石港と集落
鬼ヶ城山頂から望む北木島
鬼ヶ城山頂
鎧(よろい)岩のある鬼ヶ城遠望
▲国指定天然記念物 白石島の鎧岩
基盤の目のような割れ目をもつ半花崗岩の岩脈。
▲白石港から奇岩・巨石の連なる鬼ヶ城、応神山を望む
左端の山が鎧岩のある鬼ヶ城(128m)、その右には応神山が連なる。ここには奇岩・巨石を巡るハイキングコースが設定されている。また、展望台も設けられており、瀬戸内の多島美を堪能できる。
奇岩・巨石が連なる眺め(写真左・右)
■笠岡港から約16キロメートル、花崗岩の地肌が遠くから白い雲をかぶったように見えることから、白石島と呼ばれるようになったといわれている。
周囲10キロメートルの島に約650名程の島民が暮らしている。
島の主な産業は漁業と観光です。
■アクセス
笠岡港から高速船22分(普通船35分)
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