このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

国登国登録有形文化財(建造物)
■JR津山線(旧中国鉄道)建部駅駅舎
■岡山禁酒会館
■おかやま旧日銀ホール(旧日本銀行岡山支店本館)
 JR津山線(旧中国鉄道)
建部駅 駅舎
   [所在地]岡山市北区建部町中田
[構 造]木造平屋建・瓦葺 [建築年]明治33(1900)年 [登録年月日]平成18年3月2日
 
沿革
 中国鉄道株式会社の岡山駅、津山駅(現津山口駅)間が開通したのは明治31(1898)年である。今日まで県南と県北を結ぶ58.7営業キロメートルの鉄路として大きな役割を果たしてきた。当駅舎は、開通の2年後の明治33(1900)年に地元からの請願駅として設置された。その後、昭和19(1944)年に、国に移管された。
駅舎
 梁間3間桁行6間、基礎は花崗岩の切石を廻らしており、沓石は幾星霜を経て足下で光っている。切妻屋根はセメント瓦葺(改変)で乗降場の上屋まで一体で茅降ろす構造になっている。外部の腰壁は竪羽目板貼、壁は白漆喰塗、開口部は木製建具が装っており、一部の増築や屋根茅材が改変されているものの、全体構造は当初の姿をよく留めている。     
内部
 内部もほぼ旧状が保たれ、一文字型の小荷物扱口や出札口の窓口カウンターは当初の姿で残されており、往時の姿を偲ぶことができる。津山線の当初の姿を留めている駅舎として貴重である。

※沿革、駅舎、内部の文は、現地説明板より引用
岡山禁酒会館
[所在地]岡山市北区丸の内  [登録年月日]平成14年6月25日
 
 大正12年竣工の木造3階建、スレート葺。禁酒運動の拠点として建てられ、昭和20年の岡山空襲による焼失を免れた数少ない建物。窓枠や内装の一部が改修されているが、外観や構造等はほとんど手を加えられておらず、建築時の状況をよく残している。ドイツ壁風と白タイル張を組み合わせた垂直性を強調した正面のデザインが市街地に歴史的景観を伝えている。現在、キリスト教関係の書店、喫茶店、NPOが入っている。※文は(社)県観光連盟H・Pより引用
 おかやま旧日銀ホール
(旧日本銀行岡山支店本館)

[所在地]岡山市北区内山下  [登録年月日]平成17年12月26日
 
          旧日本銀行岡山支店本館
 大正11年(1922年)、ここかつての岡山城二之丸に日本銀行岡山支店として歴史の幕を開きました。
 設計者の長野宇平治は、日本銀行技師長や日本建築士会初代会長を務め、当時の銀行建築の権威であり古典主義様式の第1人者でした。建物は煉瓦組積造を主体とする一部鉄骨及び鉄筋コンクリート造併用の混構造で、正面入口に4本のエンタシス柱を並べ、華麗なコリント様式の柱頭飾りにはアカンサスの葉が精巧に彫り出されており、格調高い美しさを見せています。外壁には御影石を全面に張り込み、鉄製の正面扉は1枚板を加工したもの。室内の壁や天井は漆喰仕上げで、張り出した回廊下部の特徴的な漆喰による造形など、細部にわたり建築当時の施工技術の高さがうかがえます。
 平成17年(2005年)9月2日、この大正期の優れた洋風建築物を県民の貴重な財産として後世に残していくため、岡山の新たな文化芸術の創造拠点「ルネスホール」として再生しました。※文は現地説明板より


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