このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

つきやまあと

築山跡

大内氏遺跡

国指定史跡

  【所在地】山口県山口市上竪小路

 ◆築山館跡◆

大内氏別邸築山館を囲っていた土塁(築地)が一部残存

【築山跡】
   昭和34年11月27日国指定
 ここは大内氏28代教弘(のりひろ)が15世紀中頃に築いたといわれる築山館跡です。築山館は教弘以後歴代当主の居館となったところです。中世の連歌師宗祇は「池はうみこずゑは夏の深山かな」と詠んでおり、この句からかって豪華であった庭の様子が忍ばれます。

 築山館は大内氏滅亡後朽廃しましたが、園地の跡は残っていたといわれています。しかし、この池も江戸時代中頃周囲の築地の土をもって埋めてしまい、現在のようになったといわれています。

 江戸時代末の絵図によると、築地の外面は自然石の石垣であったことが伝えられています。

 現在指定地内の北西隅に、かぎの手に土塁(築地)が残っていますが往時の館の規模を示す遺構として重要です。

 また、指定地内には八坂神社(本殿が国指定重要文化財)と築山神社があります(現地説明板より)。

<写真>萩往還から見る築山館跡
[訪問日 2017年12月再訪問]

 
(現地説明板の築山跡平面図に追記し引用)
大内弘世の孫・教弘が、大内氏館の北側に造営した別館。そこには立派な築山があったので「築山館(つきやまやかた)」という。


「築山跡平面図」現在地の様子
 説明板と石碑が立つ。右端の築山神社北西隅に土塁(築地)が残る。


築山神社(左端)
 築山神社の左側と後方に土塁(築地)が残る。築山神社の右側には八坂神社が位置する。


八坂神社本殿(国指定重要文化財)


築山神社北西隅に残る土塁(築地)

別角度から見た土塁(築地)

【築山跡周辺図(現地案内板に追記)
 
 JR山口線「山口駅」から徒歩約20〜25分、「上山口駅」から徒歩で10分程の距離にある。

 訪問した時は、周辺を巡るので山口駅前のレンタサイクル店を利用。


地域別訪問城に戻る

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください