銀河鉄道999  2005.1.23改訂


  昭和54年7月、2日間に渡り上野⇔烏山を銀河鉄道999号が運転されました。終着駅を最後まで明かさない、ミステリー列車の元祖となった999号の運転は日本中が大フィーバーとなり、マスコミの取材ヘリが何機も烏山まで追いかけて来ました。一方、肝心の列車ですが、上野⇔宇都宮は999のロゴを貼りつけたHM付きのEF651007(宇)、烏山⇔宇都宮はHMのみを取り付けたDE10100(宇)が12系客車9両を牽引しました。烏山駅は駅標全てを「アンドロメダステーション」に取り替え、映画館行きの国鉄のシャトルバスにも、999のステッカーが貼られていました。

燦然と輝くヘッドマーク。

上野を目指す999号。宇都宮-雀宮 1979.7.23


滝-小塙の大カーブを下る。1979.7.22



上2枚 : 宇都宮運転所ではちょっとした撮影会となった。ゴハチもまだ多数が現役だった。1979.7.23



上2枚 : 烏山駅で折り返しを待つ。1979.7.22、23


駅標は全てアンドロメダステーションに変更された。
木造瓦ぶきのアンドロメダ駅??


大勢のギャラリーでごった返す、烏山駅前。


その数ヶ月後、宇都宮運転所が公開され、999号のHM付きDE10102が展示された。



少し詳細な記録をご紹介します。モノクロは1979.7.22、カラーは1979.7.23に撮影。

滝駅西側のカーブで待つ事数時間、取材ヘリが上空で舞う中、トンネルを抜け出して来た。大カーブをゆっくりと曲がってくる。


翌日はフィルムをカラーに変更し、同じ場所で同列車を狙った。


最後尾の車両が隠れる直前のショット。


狭いDEのキャビンに大勢の乗務員の姿が見える。


間も無くアンドロメダに到着。乗客の心も踊リ出す。
(滝−小塙)

2日間だけアンドロメダステーションとなった烏山駅。


大勢のギャラリーでごった返す、烏山駅前。


一般路線バスに貼られたポスター。


映画館行きのシャトルバスには、ツーメンバスも充当された。


まだ貨物ホームの有った烏山駅で待機。


烏山方のスハフ12 109。


宇都宮方に付け替えられた機関車。


DEと12系との連結面。(宇都宮方)


定期列車が隣で頻繁に発着する。車両はクロスシート、トイレ付きのキハ40 2000番代だった。


DE10 100(宇)


駅名等を隠す様に、青い看板で埋め尽された烏山駅のホーム。


宇都宮運転所では、EF65 1007(宇)がパンタを上げた状態で待機していた。


日が傾いてきた頃、東北本線を上野を目指して快走して行った。
(宇都宮−雀宮)

烏山町内で見つけた映画試写会のポスター。入場料は999円。


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