フラガールで復活 元、信南交通のBT51/キンサンコーチ(1967年製造) その2
映画フラガールの撮影の為に復活した、元、信南交通の日野BT51/キンサンコーチ。ブルーリボンと称されるこのバスは、床下中央部にエンジンを積み、1950〜60年代にかけて路線バス、貸切バス、特種車等、様々なバリエーションで製造され、1980年代中頃まで見る事が出来ました。この119号、現役時代は長野県の南部に有る、信南交通の和田営業所に配置され、BT71/キンサンコーチと共に、鉄道の駅から遠く離れた山奥で、黙々と活躍していました。廃車後、バス愛好家の手によって今日まで大切に保存されて来ましたが、昭和40年頃の常磐炭坑や常磐ハワイアンセンターを舞台にした映画フラガールへの出演が決定した事をきっかけに大修復工事が施工され、ナンバーを取得して公道を走れる様になりました。
現在、無料観光バス「フラガール周遊号」として2006年12月17日まで、土曜、日曜に限り運行されていますが、元、三重交通のボンネットバスとの1日単位での交替運行となりますので、乗車、撮影の際は注意が必要です。いわき市情報センターへ問い合わせれば、運行予定日について丁寧に教えてくれます。
静かな湯本駅付近。
長い急坂にエンジンを吹かして挑む。
ハワイアンズ入口ゲートを潜る。対向はハワイアンズの送迎バス。
長い下り坂を、エンジンブレーキを利かせてゆっくりと進む。
湯本温泉の外れにて。
国宝白水阿弥陀堂をバックに。
白水阿弥陀堂から、湯本三中に抜けるには、長い急坂を上らなければならない。
ハワイアンズの乗降場。
白水阿弥陀堂へ到着。赤い欄干の新川に架かる橋を渡る。
上2枚 湯本駅前を右折し、石炭化石館へ向う。
2006.10.29、11.4撮影