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岩手開発鉄道
1985年のとある日、老朽化した愛車グロリア(1971年式、HA30型)をころがしてやって来たのが、ここ岩手開発鉄道の盛駅でした。現在は貨物輸送のみになっているこの鉄道会社ではまだ旅客扱いをしていましたが、全長が僅か12mのトロッコ車両の様な切妻型のキハ202型が、細々と1日3往復の運行をしているだけでした。しかし、ここの超目玉は、旧国鉄のキハ07と同一設計で新潟鐵工所が1952年に製造し、旧夕張鉄道に納入されたキハ301型が譲渡されて在籍している事でした。撮影当時は既に予備車扱いで盛駅構内に留置されていましたが、流線型の優美な姿をじっくりと観察する事が出来ました。旧鹿島鉄道では旧国鉄のキハ07型2両と、新潟鐵工所で1953年に製造された旧夕張鉄道のキハ714型が廃止されるまで現役で活躍していたので、こことの強いつながりを感じずにはいられません。
上7枚 全長が僅か12mしかない、キハ202型。クルマでいうと軽自動車の部類に入る。
上5枚 優美な外観を持つ、夕張鉄道からの譲渡車キハ301型。並結されているのは、DD43型ディーゼル機関車。
日産グロリアとDD56型ディーゼル機関車。
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