桐生自動車博物館の展示車両
旧織物工場の特徴ある建物を利用
洋風のエントランス
ずらりと並んだ、トヨペットクラウン
群馬県桐生市にある桐生自動車博物館は、大谷石造りの旧織物工場の建屋を利用して、歴代のトヨペットクラウンを展示している家庭的な博物館です。館長様のご努力で地道に集められた旧車達が、真夏でもひんやりとした広大な空間で休んでいる姿は壮観です。殆どのクルマは車検付きで、いつでも乗り出せる状態を保っています。
1962年式クラウン(RS31)。旧字体の福5(福岡県)ナンバーが付いている。
コラム3速+電子制御式のOD付き。時速50キロを越えるとランプが点灯し、アクセルワークでODに入れるが、
その間暫くニュートラル状態になるそうだ。
1960年式マスターライン(RS26)。2ドアモデルが多かった中、これは大変貴重な4ドアモデルで、当に観音開きのバンである。
今日気が付いたのだが、後部ドアのプレスラインがセダンと若干異なる。センターピラーに有ったアポロは塞がれている。(残念)
また、縦長の尾灯はランクルFJ45(右上の画像)と同一のものである。
アメリカから里帰りした2台。2代目マスターラインの直線的デザインに魅了されてしまう。雨の日本に陸揚げした途端、
錆が急激に進行したそうだ。
直6ツインキャブエンジンを積んだ、クラウンS(MS41)。エンジンが長い為、フロントオーバーハングを若干伸ばして収められた。
トヨタ2000GTは、このモデルをベースとしているそうだ。トラックの様に長いシフトレバーや、ダッシュボードに固定された時計が
クラシックである。
3代目で初登場したハードトップ。フロントマスクは一度フェイスリフトされたが、これはそのモデル。
白いクラウンのキャッチコピーが記憶に残る3代目。
3代目のステーションワゴン。
ピックアップモデルは、この3代目で終了となった。
クジラの愛称で親しまれた4代目。これはバンパーのメッキ部分が大きく太くなった後期モデル。
フロントマスクの変遷。個人的には「007は二度死ぬ」に登場した、MS41の顔が気に入っている。
館長様はランドクルーザーにも愛情を注がれており、国内残存数が極めて少ないFJ45も所有しておられます。今日、初めて
その姿を目に焼き付けてきました。
2007.8.26撮影