鞆鉄道のボンネットバス いすずBX341/新日国工業(1958年製造)
上3枚 「ひな飾りボンネットバス」として、2/26〜3/13の土日に福山駅⇔鞆港を一日ニ往復運行された時の姿
2005.3.6 福山駅前にて撮影
このボンネットバスは、1958年に琴平参宮電鉄が導入したいすずBX341/新日国工業が前身で、その廃車体を福山自動車時計博物館がフルレストアし、地元の鞆鉄道に譲渡したものです。2003年9月に一般公開された後、様々な催しに合わせて一般路線バスとして運行されてきました。新日国工業製のバスの動態保存例は極めて少なく貴重な存在です。
ところで、新日国工業が製造したボディは、スタンディングウィンドウの形状に特徴が有ります。写真では判り難いのですが、上窄まりの台形となっており、角部のRも上二辺の方が大きくなっています。鉄板とリベットで構成された外観は大変綺麗で、約50年前の新製時と変わらぬ姿で今日も走り続けています。
福山駅前のバス発着所で、午後便の出発まで待機する。 |
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鉄板に歪みが目立つが、骨と皮の状態からよくぞ蘇ったものだ。いすずエンブレムも背面で輝く。 |
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左右でフェンダーの幅が少し違う様に見えるが・・・ |
旧規格のリアコンビネーションランプが似合う。 |
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バスターミナルをゆっくりと逆旋回して、バス発着場まで向かう。 |
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鞆港線の乗り場に横着けされると、早速乗客達が乗り込んできた。13時の発車まで暫しの休息をとる。 |
2005.3.6 福山駅前にて撮影