元、山形交通 いすずTSD40/北村製作所 1967.11製造







  日本バス友の会様が20年以上動態保存しているのが、山形交通新庄営業所で活躍していた、全輪駆動のいすずTSD40/北村製作所です。現役時代の状態を敢えて維持したままなので、外板に多少の傷みはありますが、エンジンや足回りはしっかりとメンテナンスされており、全国各地のイベント等で活躍する姿を見る事が出来ます。
  2006年2月25日に、水戸の梅まつりの一環として、偕楽園、水戸芸術館、弘道館とを約30分をかけて回遊する、無料の「漫遊バス」として登場しました。行先表示幕には「梅まつり漫遊バス」の文字を掲出し、元、三重交通のBXD30/川崎航空機工業と交互に、偕楽園発9時30分〜15時迄、30分間隔での運行となっています。計6日間運行されますが、運行初日に早速、乗車、撮影してきましたので、その時の様子をご覧下さい。


元三重交通のBXD30/川崎と共に待機する。略同年に製造されたが、雰囲気は全く異なっている。

デュアルヘッドライトをフェンダー先端に組み込んだ、やや近代的なフロントスタイル。

偕楽園の駐車場で静かにお客を待つ。

15-96は山形交通時代に取得していた番号だが、希望No.による再登録で復活した。









上6枚 短い距離ではあるが、水戸市内を軽快に走り回る。

山形交通時代の愛称。

出発地点の案内板。

1967年、新庄営業所に87台目として導入された。





網棚、吊革、日除けもそのまま残る。

走行中の車内は、自然と温かい雰囲気に包まれる。

最後部の側窓。

ワンマン化改造の際に追加された、丸い降車ブザー。

懐かしい整理券発券機と料金箱。



赤地のシートモケット。

計器やスイッチ類も骨董品仕様。

メーカーズプレートや登録番号標もオリジナルを保つ。


画像は全て、2006.2.25に撮影


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