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2008年1月の業務日誌





2008年1月29日「え〜っと、最後なんです(汗」
 あっという間に月日は流れw気がつけば車掌として乗務するのもあと1回になってしまいました(汗
そうなんです、2月からは運転士として再び乗務することになりました。
 そうですねぇ・・・7月から約半年間。約4年半ぶりに車掌として乗務したわけですが・・・
運転士を経験してから車掌として乗務した日々というのは、ものすごく当時(駅から車掌になった時)と比べて違った視線で
乗務することができましたね。
一番大きいのは、やっぱり運転士目線での運転状況がわかるということ。例えば駅の手前で停車したとしても、あとどれくらいで
運転再開可能かだったり、現在の駅の状況というのが予想出来たり。それをそのままお客様にご案内でき、より詳細な旅客案内が
出来たと思います。
そして車両に関する知識があるということ。車両故障という事態は運転士を通しても経験した事は無かったんですが、例えば
車両故障が起きたとしても、自分が現地に赴いて応急処置を出来てたと思いますし、乗務員室にある各機器についても、車掌の
頃は使わなかった機器というのはどんな機能があるかわからなかったわけですが、それがどういう機能があるかということを知って
いるということは、なんていうか・・・余裕?というか、安心感はありますよね。触っていいものか触っちゃダメなものかって。
 そして車掌として過ごした終わり1カ月で優等列車に乗務させてもらったこと。
普通は何年もかけて車掌の知識・技量を十分上げて乗務するんですが、兼務の思い出ということで特別に乗務させてもらった
わけですが、自分が思い描いていたものとはやっぱものすごくギャップがありましたね・・・こんなに大変なものなんだとは思いも
しませんでしたwやっぱり優等列車は、お金払って乗るのが一番ですよww
しかし、普通列車では経験できない車掌の仕事を経験したことで、列車長としてのあるべき姿っていうのを身を持って経験しましたし、
運転士が運転に従事している間、車内で車掌が大奮闘しているってことがよくわかりましたし。ものすごく貴重な経験でした。
 この半年間の兼務ってのは、たぶん鉄道人生の中で本当に忘れられない出来事になったと思います。

 さて、来月からは久しぶりにハンドルを握るということで・・・ちょっとまた運転士としての知識や技量を取り戻さないといけない
わけで、日記の更新が遅れるかもしれませんが(言い訳w)久しぶりに乗った感想などを書いていければと思います。


2008年1月10日「あたふたな日々」
 それでは優等車掌として乗務した日々を振り返ってみたいと思います。
まず優等乗務に当たり、11月の下旬に机上教育として2日間日勤をしました。
運転取扱いの基本的な事は普通列車と共通で、のりほの区間や乗降促進ベルがある場所などといった補足的な事項を中心に  
勉強しました。
問題は営業。普通列車では扱わない指定席についての事柄がほとんど。流星も営業を離れてかなりの期間が経ってはいたんですが、
営業はそれなりに自信があったので大丈夫とは思っていたんですが・・・
やっぱ普段使わないとかなり忘れるものですねw「あ!そうだそうだ!!」と思いだすことがほとんどでした。

 12月に入り、1徹と1日勤分優等列車に乗務しました。この時は車内改札専門の車掌として。昔でいうところの「専務車掌」ですね。
1月に入れば運転取扱いの車掌として乗務する予定でしたので、最後の1列車は放送やドア扱いなどもやらせてもらいました。

 え〜っと、専務車掌として乗務した時は・・・運よくというか、それほど繁忙期で無かったので結構余裕をもって改札をできました。
ただ、今までに見たことないきっぷや変更が実際にわんさか出てくるのでwそれなりに焦ってましたw
毎駅改札が終わるごとにデッキで汗をふくという感じ。

 1月に入り、いよいよ本務(つまりは列車長)として優等列車に乗務することになったわけですが・・・これが大変_|‾|○
まずは上りから乗務担当だったんですが、実は上りは一度も専務車掌として担当したことが無く、さらに担当始発駅が見習いの
時に行ったっきり約半年ぶりだったので、緊張w
駅を出て放送するも、放送文例を片手にあたふた(汗
結構放送は得意だと思ってたんですが、見事に撃沈されました_|‾|○
車内改札も・・・始発ならきちんとできるんですが、引き継ぎでお客も自由に席を移動したりでちんぷんかんぷんw
結局1度も車内改札ができないままに終点まで着いちゃいました(汗
 あとは上りが初めてだったので、初めて乗降促進ベルがあることに気がついたり、客扱い終了表示が必要だったりを知ったり(汗
流星ってこんなに仕事できない人だったんだ_|‾|○と、久々凹みました。たぶん運転士の見習いやった以来。

 次の日は数度専務車掌として乗務した下り。しかも運よく専務車掌が2人も乗ってきてくれたり、ちょうどお正月が終わってお客が
ものすごく少ない時だったので余裕をもって乗務完了。無事に他会社への引継もできました。

ん〜、まぁ確かに普通列車に比べれば大変だけれど、これなら大丈夫だな!と思ってはいたんですが・・・


 で、この間のお話。
この日は朝から霧の影響で電車のダイヤがめちゃくちゃでした。
最初に乗務した普通列車も途中の駅間で止められたりで終点に1時間20分遅れ。ここから便乗で担当の特急列車の始発駅まで
行くんですが、すでに終点についたころには特急列車が出る時間。乗務は無理だろうと思っていたら・・・
折り返し遅れで担当の特急列車も1時間遅れるとのこと。とりあえずその駅まで向かうと、なんとかギリギリ間に合いました。
ちょうど1時間遅れて特急は始発を出たわけですが・・・前が詰まって今後もかなり遅れそう_|‾|○
そんな中で特急券を所持していない旅客から特急料金をもらうのはめちゃくちゃ辛い(ノ∀`)w

 数駅進んだところで乗車中のお客から「この列車終点まで行かないんですか?駅でそう放送してたんですが」と聞かされる。
なんだって!?(汗
とりあえず確認を取りますってことで乗務員室に戻り、指令に問い合わせると・・・車両運用の都合で途中の駅止めと聞かされる。
おぃ、まずは乗務員に連絡してくれよ_|‾|○
 というわけでその後は途中駅止めの放送をしたり案内をしたりで車内改札どころじゃなくなりました_|‾|○
グリーン車に乗車してた人が「終点まで行かないのならこんな高い料金払って乗りたくない!自由席に移る!!」とか言い出して
もうそこらでパニック状態ww基本は旅客都合じゃなく鉄道会社側の都合で打ち切った場合は、券面に表示された区間の一部
を乗車できない時は全額払い戻しで、そう案内すればよかったんですが、これが窓口で買った券じゃなく、おそらく旅行会社の
ツアーとかにある契約乗車券で、こういった契約乗車券の場合は取り扱いが若干違ったりするので案内に自信がなく、問い合わせ
をしたいので少し時間をくださいと言い残して乗務員室から自分の区所へ連絡w
自分の区所でもダイヤ乱れでてんてこ舞いの上、実物の券を見てないし、流星の伝え方が悪かったのでとりあえず駅で深刻願う
ように言い渡される(自分的には払い戻しかどうかの確認だけど、区所は駅で払い戻せるかどうかの問い合わせと交差したらしい)。
 とりあえずそのお客様には駅で申告していただくように言い、場合によっては契約の種類により払い戻しができないって変に自分が
言っちゃったので(←とにかくこっちの都合で打ち切ってんだから契約云々にかかわらず全額払い戻しは確定しているにもかかわらず
営業知識に若干自信が無かった流星が100%悪い)もう怒られまくり。
そりゃそうだよね、1時間待って列車に乗ったのに、終点まで行きません、払った料金も払い戻しできるかわかりませんとか言われ
たら、怒るでしょ。もう土下座する1歩手前でした_|‾|○というか土下座したかった。

 車内改札もろくにできないままに他会社さんに引き継いで乗務終了。
営業に関しては駅・車掌時代にめっちゃくちゃ頭に叩き込み、会社からも一定以上の知識を持っているという認定書ももらったので
それなりに自信はあったんですが、営業から長く離れ、さらに普通列車では取り扱わない制度だったので、めちゃくちゃ忘れて
ました・・・なんか本当に自分大丈夫?って思うくらいの優等乗務でした_|‾|○
お客にも申し訳ない気持ちでいっぱいだし_|‾|○

「楽しく旅行をしたいって気持ちが台無しじゃないか!」って怒られたのにはさすがに泣きそうでした_|‾|○

自分、情けないって。「終点まで行かなくなったのは君のせいじゃない」ってフォローは入れてもらったんですが、そうじゃなく。
それならそうで、確かに終点まで行かなくなったのは申し訳ないけれど、特急料金は全額お返しいたしますとその時きちんと
伝えられてたら、少しはお客様も安心はしたんだと思うし、そういうのができなかった自分は、最低だと思うし。

 帰りの特急は同じように1時間40分遅れ。こちらはこちらで新幹線との接続でいろいろとあり・・・
いやぁ、特急の乗務というのも大変だなって改めて感じましたw
ん〜・・・単純に「なりたい!」ってだけでは、やっぱ難しいなとも思いましたし、自分を過信し過ぎてた部分もよくわかりましたし、
もっともっと勉強しないといけないなって。
もうすぐ電車区には帰ってしまうんですが・・・それまでに、完璧だと思えるまでになれるよう、頑張ります。





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