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第12話、FF7サイドストーリー編(6)J E N O V A
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ジュノンを出航した神羅の貨物船はコスタデルソルへ・・・。これは流通部門の船でもある。龍崎は船室内の貨物室で
輸送するアイテムをチェックしていた。
「98・・・99・・・・100と、予定通りだな。ん・・・。」
貨物室のすみで具合悪そうにしている船員がいた。ユフィである。
「大丈夫か?、具合悪いんだったら上の甲板で休んでいいぞ。許可する。」
「大丈夫・・・鎮静剤ある?。」
「ほら、これだ・・・無茶すんなよ。」
「ウップ・・・ありがと・・・。」
「(あんな船員いたかな・・・・まいいか。)」
この船員が実はクラウドの仲間のユフィであることは龍崎は気づいていなかった。それもそのはずユフィは途中で仲間に
なったからである。龍崎は甲板にあがり、ブリッジへ入った。中にはルーファウスとハイデッカーがいた。
「ご苦労だったな、龍崎君。」
「なあに、ハイウィンドやゲルニカが整備中なら船で物資を運ぶしかないからね・・・・。」
「ガハハハハ、龍崎殿は仕事熱心ですな。」
「流通部門の統括だからね・・・それにしてもいい船だ。」
「気に入っていただけたようだね。」
「どこへ行かれる?龍崎殿。」
「外で風にあたってくるよ。」
龍崎は甲板でこっけいな動きをする兵士を見つけた。
「そこ、ふらついてるけど大丈夫か具合悪いなら、休んでいいぞ。」
「・・・・心配ない・・。」
「あっそ、無茶すんなよ・・2本足で立つのはつらいだろ・・・(シッポがみえてんだよタコ!!)。」
「(・・・・!!。)」
どうやらレッド13と見抜いたようである。
「(やはり、乗り込んでいるなアバランチは・・・ルーファウスに知らせるのは簡単だが、ここはしばらく様子を見るか・・。)」
龍崎はブリッジの外へ移動していった。
「(何故だ・・・わざと見逃してくれたのか?)」
レッド13は心の中でそう思った。
甲板の外では水兵服を着たバレットがいた。
「そこで何をしている!?、あまり目立った行動はつつしんでもらいたいなバレットさんよ。」
「・・・・!?。」
龍崎は後ろを振り向いて去ろうとしている。そしてバレットの右腕の銃は龍崎に照準があっていた。
「ほう・・・後ろからオレを撃つつもりだったのか?。」
「う・・・いつの間にオレの後ろに!?(たしかにオレは奴の背後をとっていた・・・・。)」
龍崎はいつの間にかバレットの背後に立っていたのだ。そして銃口はバレット後頭部をさしていた。
「こっちへこい。」
龍崎は船首へ移動した。
「セフィロスを追っているのだな?。」
「ああ、まさかお前がこの船に乗っているとはな。」
「ここはオレの管轄だ・・・ま、あまり目立たんほうがいいな・・ここはオレに免じて見逃してやる。コスタ・デル・ソルに着
くまでおとなしくしていてもらいたい。」
「おまえはいったいどっちの味方なんだ!?。」
「どっちの味方でもない。ただお前達がこれからどう動くか興味深いんでね。たのしませてくれよ。。」
「ああっ!?。」
「
ゲーム
はもう始まっているのさ、アバランチか神羅のどちらが先にゴールへ着くかというゲームがね・・・
所詮オレはこのゲームの狂言回しにすぎないのさ。
ま、せいぜいこのオレを楽しませてくれよ。」
「・・・・(何をいってやがるこの男は)。」
「これで、2度目だな・・。だが3度目はない、その時はオレは容赦しない・・・じゃあな。」
龍崎はその場から去っていった。それからまもなく船内に警報が鳴り響きだした。龍崎はあわててブリッジへもどる。
「なにがあった!!。」
「セフィロスが潜んでいたようだ、兵士が何人か殺された・・・。」
「なんだと!?。」
「クラウドたちも来ているようだ・・・・失態だなハイデッカー。」
「まてここは奴等にセフィロスと戦わせよう・・。利用価値はある。」
「なにか考えがあるようだな。」
「ああ・・・。彼らの戦闘能力を分析するにはおあつらえ向きだ。」
龍崎は小型の虫型カメラを飛ばし、クラウドたちのいる所へ飛ばした。そして携帯の小型モニター(今でいうPSPみたいなもの、
オートザム製)でクラウドたちを監視を始めた。
「ルーファウスこれを見てくれ。」
ルーファウスも横から見ている。
「すごいものを持っているんだな。君は。」
「聞こえるか!?クラウド!!。」
ここは機関室手前
「なんだ?どこから声がする!?。」
「いま超小型の監視ロボットを飛ばしている。今からオレの指示通りに戦ってもらう。もちろん報酬もだす。」
「龍崎君!!いいのか?。」
「オレのポケットマネーからだすよ。だから心配するなルーファウス。」
「いくらだ?。」
「報酬は800ギルとホワイトケープ(※カエル・ミニマム状態を防ぐ)だ。」
「わかった。」
そしてクラウドたちは機関室に入り、機関室の前には中隊長がたっていた。そして中隊長はセフィロスに姿を変えさらに大型の
魔物へと姿を変えた。
「なんだこいつは!?。」
「セフィロスではないな・・・今、分析する。」
龍崎はその魔物を見破った。その魔物はジェノヴァ・BIRTHである。
「クラウドはマイティーガードを全員にかけろ!!エアリスはリジェネをかけたあと、回復中心による後方支援!!バレットはクラウド
を援護!!。」
「了解!!。」
クラウドたちは龍崎の的確な戦闘指示でジェノヴァと応戦している。
一方、ルーファウスは横からみて感心そうに龍崎の采配をみている。
「こいつは一種のスカウターみたいなものさ。オレの本国ではこんなのは作れない。これもある文明が進んだ異世界で作られたものだ。」
「それでも、使いこなせる君はすごいよ。」
「なんでも勉強さ・・・・。オレも光もそしてオレの部下たちもな。」
「エアリスが動かなくなった!!。」
「ストップの魔法だな・・・。クラウド!!ホワイトウインドは取得しているか!?。」
「あるけど・・・。」
「それをつかえ!!HPの回復と同時にステータス異常もある程度なら回復する!!。」
「OK!!。」
そしてクラウドは最後に新しいリミット技ブライバーでジェノヴァ・BIRTHにとどめをさしたのだ。
「クラウドたちのところへ行ってくる!!。」
龍崎はブリッジから機関室へ走っていった。そこにはジェノヴァの腕だけが残されていた。でもすぐに風化して消えてしまったのだ。
「・・・・・ジェノヴァの腕と戦っていたわけか・・・セフィロスはこんなものをもっていたのか。」
「高みの見物とはいい身分だな龍崎さんよ。」
「バレットか・・・本当はオレも一緒に戦ってもよかったんだが、立場上まずいのでね・・・。んなんだこれは。」
龍崎は赤いマテリア拾った。イーフリートのマテリアだ。
「とにかく協力してくれた約束だ報酬を受け取れ。このバトルのクライアントはこのオレだからな。
「ああ・・・。」
クラウドは龍崎から800ギルとイーフリートのマテリアそしてホワイトケープを受け取った。
「もうすぐコスタ・デルソルに到着する。それまで貨物室でおとなしくしていていろ。」
龍崎は機関室から去っていった。貨物船はゆっくりとコスタ・デルソルへ入港する。
続く
管理人:PN.らくがきねこ
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