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第14話、FF7サイドストーリー編(8)ニブルヘイム(後)

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龍崎は銃を構えている。そこに現れたのは・・・ナント、セフィロスだった。
「何だ、イサムじゃないか。そこで何をしている?。」
銃を構えていた龍崎は、構えるのをやめ、懐にしまった。
「(何故セフィロスがここへ・・・)ここには面白い書物があると聞いてね、それを読んでいた。」
「何故私に銃を向けた!?。」
「てっきり魔物だとおもったんだよ。まさか”アンタ”だとは知らなかった。」
「・・・・そうか。実は私も数年前ここにきて、お前と同じようにここの書物を読んでいたよ。」
「それであの放火事件か・・・・・。それにここへ来るまでに何人も殺したそうだな。」
「私の行く手を阻むものは何人たりとも容赦はしない、だが行く手を妨げなければ、話は別だ。おまえはどっちだ?。」
「・・・別に、オレはアンタが何しようが知ったことじゃない。」
「そうか・・・、ところでイサム。」
「なんだ?。」
「お前は”黒マテリア”を知っているか?。」
「黒マテリア?、知らないね。それがどうかしたのか?」
「知らないならいい。ところで何故お前はあの数年前のことを知っているのだ?。」
「知ってるも何も、旅していて聞いた話しだよ。それより何故あんなことをしたんだ?。」
龍崎はセフィロスに尋ねた。そしてセフィロスはその経緯をすべて話すのだった。
「それはまことか!?、お前はセフィロスではなくその姿をかりたジェノバ。」
「そうだ、私の首は北の地に本物のセフィロスとともに眠っている。そこで私はセフィロスとひとつになるのだ。それがリュニオンであり、
私の目的でもある。だがその目的を果たしたとしてもお前は生かしてやる。おまえはどうやらこの世界の人間ではないからな。つまり
事実上私の”同士”というわけだ。それに見届ける人間も必要だしな。」
「それでオレかよ。」
「だが、この世界にいる限りは私の正体のことは他言無用に願いたい。」
「約束しよう。ここでネタバラシしても”客”がしらけてしまうからな。」
「それでいい。」
「黒マテリアはないがこれならある。ミディールの村で購入したマテリアだ。」
「なんのマテリアだ?。」
「”しょうめつ”というらしい。やるよ。」
「・・・・すまんな。」
このマテリアは後にクラウドが来たときに手渡されることになる。
「そういえば、黒マテリアを探しているといったな。たぶんここの書物なら何か手がかりがあるかもしれない。」
龍崎は書物を調べ初めた。そして古代種の神殿のことが書かれたところにページは進んだ。
「この書物によると。黒マテリアはこの古代種の神殿にあるのだが、ここへ入るにはキーストーンがないと入れないと書いてある。」
「キーストーン?。」
「残念ながらそこまでは書いていない。せっかく黒マテリアがわかってもまた振り出しだな。」
「それを見つけるにはどうすればいいのだ?教えてくれイサム!!。」
「もうすぐ”奴ら”がくるそいつらに探させてはどうだろうか?。」
「奴ら?。」
「アバランチとかいう連中だ。”お前”を探している。途中ジュノンでそいつらにあった。気をつけな。」
「イサム、お前はどっちの味方なのだ?。」
「どっちっでもない・・・オレは”ただの観客”だ。この物語のいわば狂言回しさ。楽しませてくれよ。」
「クククックッ、本当にお前は面白い奴だ気に入ったよ。」
「おれはもうおいとまさせてもらうよ。これからよるところがあるんでね。またあおう”セフィロス”。」
「オマエモナー。」
龍崎は神羅屋敷を後にした。相変わらず街には黒マントたちがウロウロしている。そして宿に戻ってきた。
「総長!!ご無事でしたか。心配しましたよ。さっきセフィロスが神羅屋敷の中に入って行くのをこの目でみたんです。もしかしてやられ
たかと・・・。」
「何行ってんだよ!!。セフィロス?オレはあってないぞ(ウソ)。行き違いだったのかもしれんな・・・。」
「さきほどルーファウス社長の使いから連絡がありまして明日、ウータイへいってタークスのレノ、ルードそしてイリーナの指揮をとれと
いってきています。」
「ウータイか・・・」
「明日迎えのスキッフをよこすそうです。」
「わかったよ。でもあいつらまだここにいるつもりかい。」
「こっちから手出ししなけりゃおそってはきませんよ多分・・・。」
そして深夜、龍崎はリーブと通信を交わしていた。
「あれからクラウドたちにもぐりこめたようだな。」
「ええネコ型ロボットのおかげで・・・、まいろいろありましてね。そのあとコレルプリズンへ落とされたりもう散々でしたよ(^^;)。」
「それで今はどこにいる?。」
「今はコスモキャニオンにいます。バギーがエンコしてしまいましてね。いま修理しています。」
「遠隔操作でそんなことができるのかよ!?。」
「まさか、私自ら修理してるんですよ。ジュノンからスキッフで飛んできました。」
「光はそこにいるのか?。」
「光ちゃんはジュノンですよ。」
「それよりもいいのか?リーブさん自らコスモキャニオンに来るなんて、あいつらにバレナイか?。」
「私はそんなドジはしません。それよりも龍崎君クラウドはかなりレベルを上げている他のメンバーもだ。現にゴンガガの村でレノとルードに
一線交えている。あなどらないほうがいい。」
「それで奴らの平均レベルはどのくらいかわかるか?。」
「レベル30ってとこかな。」
「・・・・そこまできたか・・・。」
「明日はウータイへ行くんですよね。迎えにいきますんで。」
「あんたが来るのかよ!?。」
「いろいろ積もる話もありますんでね。」
こうしてニブルヘイムの夜は更けていった。

続く
管理人:PN.らくがきねこ

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