このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

第21話、FF7サイドストーリー編(15)忘らるる都

戻る時はブラウザで”戻る”を指定してください。

光の操縦するヘリはジュノンを飛び立ち、ミッドガルへ立ち寄った。
「ルーファウスのところへ行ってくる。」
ミッドガルの本社ビルの屋上は社長室とつながっている。ヘリから降りた龍崎はルーファウスに呼び出されていたのだ。
「古代種の都へ行くそうだな龍崎君。」
「ああ・・。」
「ハイウィンド号も完成したのでぜひ君にも処女航海に参加してもらいたかったのだが・・・まあよい。宝条博士の件だが、
彼にも約束の地へ同行させようと思うのだ。黒マントの連中でくわしいのは宝条博士をおいて他にはいないからな。」
「しかしセフィロスも約束の地へ向かっていると聞く・・・。」
そこへ宝条が現れたが周りには神羅兵が2人ついている。
「ヒヒヒヒヒ・・・・セフィロスは既に約束の地におるわい・・・。」
「なんだと!?。」
ルーファウスはその言葉に同様した。龍崎はすでにセフィロスが実はジェノバであることをニブルヘイムで見抜いていたので
特に同様はしていなかった。
「どういうことだ?。古代種の神殿でツォンを再起不能にしたセフィロスをどう説明するのだ宝条博士!!。」
「ジェノバだ・・・ジェノバはセフィロスに姿を変えて北へと向かっておるわいクァッ!!クァッ!!クァッ!!。」
「ええい連れて行け!!。」
宝条は2人の兵士に取り押さえられ再び留置所へ送られていった。
「もし宝条博士の言っていることが本当ならなおさら忘らるる都へ行かなければならない。”奴”は必ずそこへ行くはずだ!!。」
「行って何をするのだね?。」
「クラウドたちを皆殺しにするだろう・・・いま死なれては困るからな・・・。」
「アバランチに肩をもつのかね?。」
「そうではない!!、クラウドたちがいま黒マテリアを所持しているのだ、”奴”の手にわたったら最後この世界は滅ぶ!!。」
「それを阻止するために忘らるる都とやらへ行くのだな。」
「そうだもう一刻の猶予もない。」
「わかった。何か変わったことがあったらまた私に報告をしてくれ龍崎君。」
「ああ・・。」
龍崎をのせたヘリはミッドガルを発ち、ボーンビレッジへ立ち寄った。そして龍崎は光を連れて迷いの森を突き抜けていく。
森を突き抜けるとそこは古代種の都こと忘らるる都が見えていた。
「クラウドたちはもう忘らるる都へ入ったかもしれない急がねば。」
龍崎と光は忘らるる都へ走って移動していた。
そのころクラウドはてはたん(ティファ)とシドを連れ、忘らるる都の祭壇へ向かっていた。
ようやく龍崎と光は忘らるる都の入口へ到着した。入口にはケットシーが待っていたのである。
「リーブさんエアリスは見つかったのか?。」
「忘らるる都の祭壇にいることがわかった、いまクラウドはシドとティファをひきつれて祭壇へ向かっている。」
「バレットたちは?。」
「いま民家で待機している。」
「すぐにオレたちも向かう!!。光コレを装備しろ。」
「これは陸奥守!?。」
「そうだ。リーブさんも一緒に来てくれ!!。」
「わかった。」
龍崎も光とケットシーのパーティーを組んで祭壇へ向かうことにした。
「道案内を頼む!!。」
ケットシーの案内で民家の隠し通路を通って祭壇へと龍崎と光は走る。
そのころクラウドたちは祭壇に到着していた、そしてクラウドがただ一人祭壇にいるエアリスのところへと足を運んでいる。
祭壇ではエアリスは祈りをささげていた。それをクラウドは前にたってじっとだまってエアリスを見つめている。
らせん状になっている階段を龍崎たちは駆け下りていた。そしてクラウドは剣を抜いていままさにエアリスを切りかからんとしていた姿を
目の当たりにしたのである!!。
「やめるんだ!!クラウド!!。」
龍崎はそう叫ぶとクラウドははっとワレに帰ったのである。
「お・・・・おれは一体何を!?。」
その時であった!!上からセフィロスがエアリスの背後に飛びかかってきたのである。
そしてセフィロスは背後からエアリスを串刺しにした。
「いやああああああっ!!。」
光はその光景を目撃してしまったのだ。セフィロスはエアリスから剣を抜き取りクラウドをにらみつけていた。
龍崎はエアリスのそばに駆け寄ったがすでにエアリスは絶命していた。
「エアリス・・・・う・・・ウソだろ・・・・?龍崎エアリスを生き返らせてくれよ!!。」
龍崎は目を閉じてだまって首を横に振った。
「いくらオレでも死んだものを生き返らせるのは無理だよ・・・。」
「・・・・・・・。」
「光・・・エアリスを頼む・・・・。」
「は・・・・はい・・・。」
光の両目からは涙があふれ出ている。
「気にすることはない、まもなくこの娘も星を巡るエネルギーとなる私の寄り道はもう終わった。後は北を目指すのみ雪原の向こうに待っている
『約束の地』。私はそこで新たな存在として星と一体化する。その時はその娘も・・・。」
光はティファといっしょにエアリスの亡骸につきそい、対峙している、セフィロスと龍崎&クラウドを見ている。
「龍崎・・・・君は私とは一緒に約束の地へ行ってくれると思ったのだが残念だよ。ここで袂を分かつことになろうとはな・・・。」
「セフィロスおれは・・・・。」
龍崎が言いかけて言うところへクラウドが口を挟んできた。
「だまれ!!自然のサイクルもおまえの馬鹿げた計画も関係ない!!。エアリスが逝ってしまった・・・・・。俺たちはどうしたらいい・・・・。」
「何を言っているのだ?お前に感情があるとでもいうのか?。」
「当たり前だ!!オレが何だというのだ!!」
「クックックッ悲しむフリはよせ見え透いた芝居なぞ必要ない・・・。」
するとセフィロスは身長4メートルほどの異形に姿を変えたのである。
「来るぞ!!クラウド!!。」
龍崎はタークスロッドを抜いた。
「ライブラサーチ!!。・・・JENOVA DEATH・・・・HPは10000とちょっとか・・・。」
JENOVA DEATHはアクアブレスをはなってきたが、龍崎は素早く自分とクラウド、シドにピラミッドバリアをはり攻撃を防いだ。
「それは確かレノが使っていたのと同じ技・・・。」
「感心している場合ではない、マイティーガードを早くかけろ!!シドはリジェネを全体にかける。」
「わ・・・・わかった。」
「こいつは運搬船で出てきたのとはワケが違う速攻で倒すぞ。」
龍崎はロッドを高速回転させ周りの水を使って電気を起こし先端からは稲妻状の光線が現れそれをJENOVA DEATHに放った!!。
「ローリング・サンダー!!。」
JENOVA DEATHに4000近くのダメージを龍崎は与えた。
「やはり稲妻属性は効果があるようだ。。」
シドもリミットでブーストジャンプを使って、確実にダメージをJENOVA DEATHに与えている。
そしてJENOVA DEATHにある程度ダメージを与えると・・・・・JENOVA DEATHは自身の腕を切り離しふたたびセフィロスの姿に戻った。
「なぜなら・・・・・クラウド・・・・お前は人形なのだ。龍崎・・・・約束の地で待っているぞ。」
「オレが人形!?。」
そういうとセフィロスは空高く上昇し、その場を去っていった・・・・・。戦いを終えた龍崎とクラウドそしてシドはエアリスのところへ駆け寄った。
光はティファの腕の中で完全泣いており、それをティファが抱きしめ光の頭をやさしくなでている。
「何でこんなことに!!。」
「オレがもっと早く来ていれば・・・・・・。こんなことには・・・・・。」
「誰のせいでもないよ、遅かれ早かれこういうオチになっていたんだ・・・それより何故セフィロスが龍崎を知っていたんだ?。」
「セフィロスとは湿原で会い一緒にミドガルズオルムと戦っていたんだ・・・・。その時に誘いを受けていた・・・。」
「そうだったのか・・・・。」
クラウドはエアリスの亡骸を抱え祭壇から上へ上がりだした。龍崎たちもそれについていく。
外へでて、近くの泉に差し掛かったときクラウドはエアリスの亡骸を泉にそっと沈めたのであった。
忘らるる都の民家へ到着し、待機していたバレットたちにもエアリスの死は伝わった、それを聞いたユフィは大声を上げて泣き出してしまうのだ。
龍崎はバレットに殴られてしまうのだ。
「お前がエアリスを見殺しにしたんだ、この神羅のスパイが。」
「・・・・・返す言葉もない・・・・エアリスを死なせたのはオレの責任でもある・・・。気が済むまでオレを殴れ・・・。」
「望通りにしてやるぜ、死んでも俺を恨むなよ。」
バレットは龍崎を再び殴り始めた。それをケットシーが止めたのだ。
「やめてください!!そんなことして何になるんですかい!!、そないなことしてエアリスさんが喜ぶとでも思ってはるんですか!!。」
「死んだ人間はもう生き返りはしないのよ・・・・。」
ティファもそう答えるだけであった。その言葉にバレットは龍崎を殴るのをやめたのである。
アザだらけになった龍崎は光に回復魔法で治療をしてもらっている。
「セフィロスは約束の地へ行く・・・・オレが口利いて送ってやろうか?。」
バレットは龍崎の襟首をつかんでにらみつけてコウ答えた。
「だれが神羅のほどこしなぞ受けるものか!!、とっととルーファウスの元へ失せちまえ!!。」
「それがお前らの答え何だな・・・・。いいだろう・・・好きにするがいい。」
「龍崎さん・・・。」
「引き上げるぞ光!!。」
龍崎たちは忘らるる都でクラウドたちと別れ、ボーンビレッジでハイウィンド号と落ち合うのである。」

続く
管理人:PN.らくがきねこ

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください