このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
第32話、FF7サイドストーリー編(終)
戻る時はブラウザで”戻る”を指定してください。
場所はリサのアパート。
「それでどうなったのヒカル!?。」
「・・・セーファ=セフィロスを倒したクラウド達は星の体内から脱出しようとしたのよでも・・・。」
星の体内入口に戻ったクラウド達、龍崎達はティファとクラウドより先にハイウィンド号へと向かった。
その時クラウドは頭を抱えて突然苦しみだしたのである。
「奴が・・奴がまだいる。」
それはクラウドのマインドフィールドに宿るセフィロスの影であった。クラウドはセフィロスの影をみごとに倒し、真の自分を
取り戻すことになる。
我に帰ったと同時に空洞は崩壊を始めた。メテオ接近による影響であった。崩壊と同時にハイウィンド号が深部に落ちてきたのだ。
クラウド達はそれに乗り込む。
ハイウインド号には紺色の戦闘装束を着用したサリタの姿もあった。
「おいっ!!すぐにここを出るぞ!!。」
「はっ・・・はいっ!!。」
ハイウィンド号は上昇し、ミッドガルへと向かう。
「う・・・うわあ・・・コントロールが効かない!!。」
「なんとかしろ!!。」
「舵の下の部分に緊急用のレバーがあるそれを引け!!。」
ハイウンド号はものすごいぐらつきが生じ、ブリッジにいたものはそれに流されていった。シドはなんとかしがみつき、龍崎が指定して緊急用の
レバーを引いたのだ。すると、ハイウンド号は中型の飛行機に変形したのである。
そのころカームでは時計台の部屋に光とマリンがいた。
「おねえちゃん空が真っ黒になってるよ。」
「メテオが・・・近づいている・・・。」
そこへタークスのレノがやってきた。
「ヒカルちゃんここにいてはあぶない、はやく安全な所へ行くんだ。」
いつもの末尾の”と”をつけた会話ではなかった・・・。
「レノさん・・・。」
「速く行こう・・・。」
「どこへ逃げても同じよ・・、あとはホーリーが発動するのを祈るしかないわ。」
「マリンちゃんはどうする?。」
「私もおねえちゃんとここに残る・・。」
「・・・・わかった・・・・でも無理しないで本当にやばくなったらツォンさんのいる南ジュノンへいくんだ・・・。」
「・・・・わかったわ。」
そのころハイウィンド号はミッドガル上空に差し掛かった。
「ひどいな・・・・・リーブさん・・・。」
「上にいる人たちはみんなスラムへ避難させたからいいんやけど・・・・。このままでは・・・。」
「ホーリーはいつになったら発動するんだ!!。」
「・・・・まずいな・・・・このままでは・・・。」
メテオはついに大気圏内に入った。ミッドガルでは暴風域となり建物も崩壊しているのもあった。
龍崎はブリッジでその様子を見ている・・・・。
「・・・・もはや・・・・これまでか・・・・・。(ナツキ(※龍崎の恋人のちの妻になるひと)・ごめんオレもう帰れそうにないわ・・・。
光だけでも帰しておけばよかった・・・覚義兄さん(※光の実の兄)や勇美姉さんに顔向けできない(>_<)・・・。)」
その時であった。ミッドガルを中心に地表から緑色の光の渦が現れたのだ。
「あれは!?。」
「ライフストリームだ!!。」
そしてライフストリームは全体に広がってゆき、メテオへ向けて集まりだしたのである。
そしてまばゆい閃光が・・・・ハイウンド号もその閃光に包まれた。
「まっ・・・まぶしい(>_<)!!。」
そしてその閃光の中には一瞬だがエアリスの幻影があった。
閃光が消えるとそこにはメテオの姿はなかった。ハイウンドのブリッジでは全員がうつぶせになって倒れていた。龍崎は先に
起き上がってミッドガル上空を見た。
ミッドガル上空にはきれいな青空が浮かんでいたのである。
「助かったのか・・・・・。」
クラウド達も次々と起き上がった。
「どうやらライフストリームが後押しをしてホーリーを発動させたようだ・・・エアリスのおかげだ・・・。」
「・・・・おまえも見たのか・・・・。」
「そういうおまえもエアリスを・・・。」
「ああ・・・一瞬だったがな・・・・あれは幻だったかもしれない・・・・。」
ハイウンド号のブリッジでは歓喜にあふれ出していた。
ミッドガル
スラムの人たちがみなだきあって喜んでいる。ルードはサングラスを取り右腕で眼をこすって涙を拭っているので素顔は見えない。
カーム
時計台では光とマリンが青空をみている。
ジュノン
ミッドガルのスラム同様みなだきあって喜んでいる。
南ジュノン
青空を見ているツォンとイリーナ、病室からは車いすに座ったルーファウスが青空を見ている・・・・。
ここでひといき、今回も特別編です。そのためここでいったん切ります。それでは続きをどうぞ。
ハイウンド号は北コレルに到着した。出迎える人々はバレットを手厚く祝福し、クラウド、シド、そして龍崎を中心にバレットを胴上げした。
そして一行はゴールドソーサに到着、そこにはディオ園長と紺色の戦闘装束を着た光とジェミニーが出迎えていた。
「少年よ、よくやった!!君はこの星を救った英雄だ!!」
「・・・いや、龍崎こそ・・・。」
「何をいっている!!、オレはただ手助けしただけだ。お前らが真の英雄だよ。」
ここでクラウドの胴上げがはじまり、7回宙に舞った。
「サリタおねえちゃん!!。」
「ジェミニーっ!!。」
サリタとジェミニーはその場で抱き合い、お互い涙を流して再開を喜んだ。
「てっきり、古代種の神殿で黒マテリアに吸収されたおもっていたけど生きていたのねよかった(T◇T)!!。」
「ねこが私を外へ転送してくれたのよ、そしたら龍崎さんがここへ送ってくれたのよ。」
「そう龍崎君のたのみでね、ジェミニーくんをバトルスクエアで対戦相手役として彼女を雇ったのだよ。」
「妹を助けてくれて本当にありがとうございます。」
「私もおねえちゃんを助けてくれてありがとう。」
「サリタとジェミニーはホントに姉妹だったのね。」
「これですべてが終わったな・・・そうだろ龍崎・・・・。」
「いや・・・・まだだ・・・・まだ終わりではない・・・。」
「なんでだ!?、セフィロスとメテオは完全に消えたんだぞ。」
そして龍崎はクラウドに指を刺してこう答えたのだ。
「このオレとバトルスクウェアで勝負しろ!!。」
「龍崎さん!!。」
「一度お前とは真剣に手合わせをしたいと思っていた。」
「オレもだよ龍崎。」
「これは面白い!!あの少年と龍崎君がバトルスクウェアで直接対決。これは沢山客が来るぞ!!。いいだろうここは私が取り仕切ろう
勝負は明後日ここバトルスクエアで。」
そして明後日が過ぎた。バトルスクエアの控え室では真新しい紺色の戦闘装束を着た龍崎がいた。光とサリタ、ジェミニーもいた。
「龍崎さん本当にサリタさんとジェミニーさんを仲間にするのですか?。」
「ああ、でも俺達の”本国”へはつれていけない、彼女たちには龍崎コーポレーション(※エレメンタル・フォースの前身)に入って、シンキロウで
暮らしてもらう。」
「龍崎さん私のペットタッチミー(※かえるのモンスター)もつれていっていいの?」
「検疫検査に通ればな。」
「ありがとう(=^▽^=)。」
そしてここはクラウドの控え室。側にはティファとマリン、そしてバレットがいる。
「いよいよ、奴と戦うのかクラウドさんよ。」
「ああ・・・・。」
「龍崎のやつまさか銃を使うんじゃないだろうな・・・・。」
「仮に龍崎が銃をつかったとしてもオレは弾道を見極めることができる。」
「がんばってねクラウド。」
そしてバトルスクエアでは超満員になっていた。観客席にはタークスのルードやレノたちの姿もあった。そしてシドやユフィ、パルマー、リーブといった
お歴々も。
ディオ園長のアナウンスによって、いよいよクラウドと龍崎勇の時間制限なしでどちらか戦闘不能あるいは場外にでるまでのデスマッチ対決が始まった。
龍崎は腰のタークスロッドを長く伸ばしクラウドのアルテマウェポンを受け止める。
「ミッドガルハイウエーの時と同じだとおもったら大間違いだぞクラウド。」
「わかっている!!。」
両者互いに譲らずまったくの互角の戦いであった。
「すごいな、あの二人本当に強い、セフィロスを倒しただけのことはある。」
龍崎はロッドを高速回転さてクラウドへめがけて炎を飛ばした。
「ローリングファイヤー。」
それはモーターボールが出したものとは桁違いである。クラウドはバリアでソレを防いだ。間髪いれずクラウドへネオ・タークス光線が飛び交ってくる。
しかしクラウドはソレをはじきとばす。そしてそのはじきとんだものが観客へ向かうが、結界によって何とか防がれていた。
クラウドは龍崎へ超究武新覇斬を仕掛けてきた。龍崎は両腕でロッドをもちソレをガードする。そしてタークスロッドが壊れてしまったのだ。
後へバック転した龍崎は懐から2丁のデザートイーグルを取り出した。クラウドへ龍崎式デスペラードを仕掛け2丁で乱射したのだ。
アルテマウエポンで回避するクラウド、しかし威力は強くアルテマウエポンにヒビが生じていた。
龍崎は空になったマガジン落とし新しいのに交換しているときにスキが生じクラウドは龍崎へ切りかかったのだが、龍崎は回しゲリでクラウドを一蹴した。
だがそれと同時に剣の峰が龍崎の胸に当り、二人ともその勢いで場外へ同時に飛ばされてしまったのだ。
あたりは静かになった。ディオも様子を見る。
「・・・いったいどっちが勝ったんだ!?。」
ディオはビデオ判定にかけ二人が場外へ落ちるシーンを見た。なんとクラウドのツンツン頭と龍崎のクールバンダナの先が同時に落ちていたのである。
「この勝負は引きわ・・・。」
「ちょっとまった!!。」
「なにかね?龍崎くん。」
「この勝負はクラウドの勝ちだ。クラウドはオレのケリで場外へ放り出されたが、オレの場合はクラウドの剣の峰がオレにあたって場外へ飛ばされている。
もしこれが峰でなかったら・・・・オレは死んでいただろうだからこの勝負はクラウドの勝ちだ!!。」
「なるほど(とーしば(笑))!!たしかに剣の峰が龍崎くんの胸に当たっている。この勝負、クラウド・ストライフの勝ち!!。」
観客は一斉に歓声を上げた。
「龍崎お前、ワザとオレにスキを与えたな・・・・。」
「何のことだ?オレは弾切れになったからマガジンを交換しようとしただけだ・・・。」
「・・・・・そうか(ありがとうよオレを立ててくれて)。」
控え室では龍崎は紺色の上着を脱いでいたそのしたには剣を防ぐプロテクトアーマを着ていたのだ
「龍崎さん、プロテクトアーマを着ていることを告げていれば引き分けだったのに・・・・。」
「いいか光、よく聞け・・・ここでは俺たちはただのオブザーバーだ・・”裏方”がでしゃばっしゃいけないんだよ。あくまでもこの世界の英雄はあいつらだ。」
「でも龍崎さんだってセフィロスと直接戦ったんでしょ?。」
「エアリスが死んでしまったからな・・・その穴を埋めるために戦っただけに過ぎない・・・。」
「エアリスさんの武器も一部装備できますね、そういえば・・・・。」
「・・・・・偶然だよ。」
龍崎はそのまま控え室を去っていった。
数日後ジュノン・・・。
神羅はルーファウスが”再起不能状態”になったため事実上消滅した。生き残ったのはパルマーとリーブそしてタークスの面々だった。
そしてFF財団のバックアップで神羅は世界再生機構と名を変えて再活動することになる。そのリーダーに選ばれたのは元都市開発部門統括
リーブ・トゥエスティーであった。(注※FF財団はらくがきねこ小説のなかでの組織で実際のFF7やFF7AC、FF7ダークオブケロちゃんとは内容は
異なります)
ジュノン空港、FF財団の異次元航行船が停泊している。
「やはり君たちは”本国”へ戻るのか・・・・。」
「FF財団での任務もこれで完了しました、ひとまずこの二人(ジェミニーとサリタ)を私の領土(シンキロウ)へ連れて行き、そのあとで光と本国へもどります。」
「セフィロスもメテオも消えた、だがまだ終わっていない、私は生き残った神羅のメンバーやクラウドたちでこの世界の復興に力を注ごうと思う。」
「リーブさんがんばってくださいね。」
このあと世界再生機構はバックスポンサーがFF財団からエレメンタル・フォースに以降するので光とリーブの関係はまだまだ続くのである。
「元気でな龍崎。」
「クラウド、オマエモナー。」
二人はがっちり握手を交わした。そして船はジュノンを飛び立ち始め、下ではリーブ、タークスの面々、クラウド達が手をふって龍崎達を見送っていた。
ジェミニーとサリタはシンキロウへ行き龍崎コーポレーションで働くことになる。
FF:R 第1部 終
レイアース3、第76話へ続く
管理人:桜ヶ丘うーくん
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください