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第4話、ジリオン誕生(4)

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そしてマリー、ナギサ、チャリチャンミの3人がエレメンタル・フォースへの派遣が正式に決まったのであった。
ここはオネアミス、リマダ宇宙空港、オネアミス宇宙軍の将軍や指導官をはじめメンバーが全員せいぞろいしている。
ちょうど駐機場にはエレメンタル・フォースの異次元航行船エルザ3世号が停泊していた。
「あれがエレメンタル・フォースの船かラーダット号といい勝負だな。」
「アレハ宇宙船デハナク異次元航行船デスオパオパ。」
「異次元航行船だと?。」
「異世界と異世界を結ぶ乗り物と考えていいだろう。」
するとそこへマシール将軍がマリーの所へやってきた。
「マリー中佐いや大佐、あなたにこれを。」
マシール将軍が渡したものはルビーバレットのガンケースであった。
「これを私に将軍。」
「これはあなたが最初にみつけたもの、きっとエレメンタル・フォースの力になるとおもうの持っていって。」
「ありがとうございます将軍。」
「それとこれ。」
「これはジリオニウムの入れ物。」
「それがないとルビーバレットはつかえないでしょ。」
「はい。」
「さ、はやく整列して。」
マリーとナギサ、チャリチャンミは前にならんだ。
「朝霧真理、松田渚、チャリチャンミ・ロマノーヴァ、両3名エレメンタル・フォースへの派遣、しゅっぱーつ!!、礼!!。」
宇宙軍メンバーは一斉に礼剣を抜きL字にしてかかげたのである。
「なおれ!!。」
3人はオネアミス式敬礼をしたあと、エルザ3世号に乗船した、チャリチャンミは荷物袋にペットの猫を入れていたマリーも後ろからヘルプロイドの
オパオパがついてきている。そして3人はエルザ3世号のブリッジについた、そこには紺色のビジネススーツを着た獅堂光が待っていたのである。
「エレメンタル・フォースへようこそ3人とも。」
3人は敬礼をした。
「ここがエレメンタル・フォースの異次元航行船エルザ3世のブリッジよ船長は元タイクーン王国(FF5より)の鉄の翼の司令官だった・・・。」
するとキャプテンシートから黒い長い髪で紺色のベレー帽を被った女性がたった。
「セリーヌ・ガスフォード将軍です、エレメンタル・フォースでは治安維持部門航空部隊の統括をしています。」
「オペレータのアンですフルネームは島田餡といいます階級は中佐です。」
「おなじくオペレータのジュンです、フルネームは吉村ジュンといいます階級は少佐です。」
「けっこう女性が多いんだなこの船は・・・あ、申し遅れました自分、チャリチャンミ・ロマノーヴァ少佐いいます本日付で配属になりました。」
「ナギサ・L・マツダ中佐だ。」
「マリー・H・アサギリ大佐ですよろしくおねがいします。」
「自己紹介は終わったようね、あとはこれに着替えて。」
ヒカルが渡したのはエレメンタル・フォースの制服だった。3人はそれぞれ男性キャビン(船室)、女性キャビンで制服に着替える、マリーはブルーのライン
に飾り帯、ナギサはグリーンのラインで、チャリチャンミは赤ラインであった。そしてマリーは髪をUPにしてセリーヌと同じ紺色のベレー帽を着用した。
マリーとナギサ、チャリチャンミは上着のすそをつめて短ラン調にし3人とも袖をまくって動きやすい格好に制服をカスタマイズしたのである。
ナギサは髪を下ろしたままだった。
ヒカルはブリッジのサブキャップシートに座るそこへ薄紫色の短い髪をした少女があらわれた、3人は驚くそれもそのはずだったその少女は16歳位の外見
とはいえ宇宙軍のマシール将軍に瓜二つだったからである。
「私は代表秘書のキャラウェイといいます階級は中佐です。」
「そういえば私と同じ緑ラインや。」
するとマリーはキャラウエイを見てこういった
「あなた人間じゃないわね。」
「なんやて、どないしたんやマリー。」
「瞬きをしていない、あなたアンドロイドでしょ?。」
「そうです、私達はエレメンタル・フォースのあるプロジェクトで製造されたヘルプロイドです。」
「あるプロジェクト?。」
「それに”私達”ってことは他に仲間がいるというわけね。」
「プロジェクトの名前はいまは言えませんが、私のほかに仲間が何体もいます。」
「何のために?。」
「それは私から説明するわ。」
「代表いいのですか?まだ入って間もない新参者たちに話すのは。」
「新参者でも仲間よ知る権利はある、だけどこのことは他言無用に願いたい。」
「企業機密ということですか?。」
「そういうこと、あるプロジェクトとは今日少子高齢化で人手が少なくなっているエレメンタル・フォースも例外ではないそれで人手不足を補うためにアンドロイドを
作る研究をしているのよ、キャラウエイはそのプロトタイプの一人というわけ。」
「アンドロイドが実用化されていたのは驚きです、オネアミスでもまだ実用化はされてません、でもそれがなぜ企業機密にしなければならないのでしょうか?。」
「それはまだいまの人間達では完璧なアンドロイドを作る技術がないからよ、それに悪用するものもでてくる。」
「たとえば戦争目的とか?。」
「そう、チャリチャンミくんのいってることは大いにあたっている、私もそれを懸念して最初は反対した、ところが勝仁博士はこれは人類を助けるためそして実験
中の事故で死亡した三原博士の意思を継ぐには不可欠だといって聞く耳ももたなかった、そこで私はある条件をだした。」
「ある条件?。」
「それは昨年宇宙から飛来したカプセルには数十億年にわたる歴史と科学の結晶がつまっていたそこにこのキャラウェイの設計図があったのよそれを見事復元できたら
この計画を認めよう但しあくまでも平和目的のためだと・・・そして勝仁博士は見事にこのキャラウェイを復元することに成功した。」
「そうなのです、勝仁博士は私達ヘルプロイドの生みの親なのです、私の仲間の一人でもスティングレイという名前で勝仁博士の秘書兼アシスタントをしています。」
「ヘルプロイドやったらここにもおるで。」
「オパオパモイッショオパオパモイッショキャラウェイヨロシクオパオパ。」
オパオパはキャラウェイの周りを飛んでいる。
「このオパオパというヘルプロイドは誰が作ったのですか?。」
「わたしだ。」
「マリーさんが、すごいです、オネアミスのひとでもロボットが作れるかたがいたなんて。」
「そうかな?」
「ところでマリーさんが右手に持っているものはなんですか?。」
「プレアデス星団にある惑星マリスの遺跡調査で発掘した古代銃ルビーバレットだよ。」
「ルビーバレット。」
「ためし打ちしたら、岩が一瞬のうちに消滅しルビー色の光弾がでたからルビーバレットと名づけたんだ。普段使うことはないからこうしてガンケースに入れているというわけ。」
ナギサは外をみたすると
「なんや、けったいな景色だ真っ暗なところに光の線が何本もあるで。」
「亜空間飛行に入ったのです、2〜3日はこのままです。」
「2〜3日もつまらんな。」
「遊びにいくわけじゃないんだぞナギサ、それに2〜3日すれば亜空間飛行を抜け目的地に到着する。」
「マリー大佐の言うとおりよナギサ中佐、目的地についたら仕事は山ほどあるからね、それまではこの2〜3日はリラックスしておいたほうがいい。」
「娯楽室にゲームとかあるぜ、それで楽しもうよ。」
チャリチャンミがたのしそうにいった。
「しゃあねえなああ、目的地につくまでゲームでもするか。」
マリーたちは娯楽室え移動していった。

続く
管理人:桜ヶ丘うーくん

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